宝石図鑑~宝石の種類・名前・特徴・石言葉一覧~
『ア』から始まる宝石
◆アイオライト

誕生石:3月 石言葉:「自己同一性」など
アイオライトは、ブルー~バイオレットを呈する宝石です。
角度によって色が変わって見える多色性が強いことでも知られており、一石の中でバイオレット、グレー、イエローなどの三色が見えるものもあります。
ギリシャ語の「Ios(青紫色)」と「lithos(石)」から「Iolite」と名付けられたといわれています。
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◆アイスブルーダイヤモンド

誕生石:4月 石言葉:-
天然ダイヤモンドに照射処理を施して、優しいブルーの色合いに変えたものです。
ダイヤモンドならではの強い煌めきと淡いブルーが氷(アイス)のような印象を与えるのが、名前の由来といわれます。
「アイス」を「愛す」と捉え、婚約指輪などに選ばれる方も多いようです。
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◆アイドクレース

誕生石:- 石言葉:「2人の愛」「契り」など
鉱物ベスビアナイトの宝石名であるアイドクレース。ベスビアナイトとして流通していることもあります。
グリーンや褐色の他、イエローやレッドなど色の種類が豊富です。
宝石品質のものが少ないことから、カットされたルースやジュエリーとして出回ることは少ないかもしれません。
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◆アウイナイト

誕生石:- 石言葉:-
アウイナイトはその印象的なコバルトブルーの色合いからコレクターを中心に人気の高い宝石です。
多くは小粒で産出され、産地も限られていることから希少価値高く扱われます。
ブラックライトを当てるとオレンジ系の蛍光を見せるものもあります。
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◆アキシナイト

誕生石:- 石言葉:-
褐色系やイエローの色合いをもつものが多いとされますが、薄いレッドやピンクなど他の色が産出されることもあります。
強い多色性をもち、中には一石の中にブラウン、ピンク、オレンジなどが見えるものもあります。
原石が斧の蛤刃のような形をしていることから、「Axe stone(斧石)」を経てアキシナイトと名付けられたといわれます。
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◆アクアマリン

誕生石:3月 石言葉:「聡明」「沈着」「幸福」など
鉱物ベリルの変種の一つでブルー~ブルーグリーンのものを指します。
同じベリルの仲間にグリーンのエメラルド、ピンクのモルガナイト、レッドのレッドベリル、イエローのイエローベリルなどがあります。
日常使いのジュエリーとしても楽しめる宝石です。
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◆アゲート

誕生石:- 石言葉:「成功」「長寿」など
アゲートは、多結晶のクォーツであるカルセドニーの一種で、縞模様のあるカルセドニーのことを主に指します。
和名は「瑪瑙(メノウ)」といい、こちらで呼ばれることも多いです。
モスアゲート、ピクチャーメノウ、デンドリティックアゲートなどが特に人気があります。
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◆アズライト

誕生石:- 石言葉:-
アズールブルーと呼ばれる独特の色を呈する銅鉱物で、中世の時代には絵画を描く顔料として使用されていたこともあったそうです。
アズライトという名は、ペルシャ語の「ラジュワルド(青)」が由来とされます。和名は「藍銅鉱(らんどうこう)」です。
水と化学反応を起こすとマラカイトに変化する性質をもちます。
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◆アナテース

誕生石:- 石言葉:-
チタンの酸化鉱物の一種で、ルチルと化学組成が同じで結晶形は異なる、同質異像の関係にあります。
色は褐色、藍色、淡いイエロー、ブラックなど様々です。
結晶の形が特有で、八面体の先端が鋭く尖っていることから、ギリシャ語の「anatasis(引き延ばす)」に由来し名付けられたといわれています。和名は「鋭錐石(えいすいせき)」です。
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◆アパタイト

誕生石:- 石言葉:「やさしい誘惑」など
アパタイトは、カラーバリエーション豊富な宝石で、ブルー、イエロー、ピンク、パープル、グリーンなど様々な色を呈します。
最も人気が高いとされるのは、パライバトルマリンとよく似たネオンブルーの色合いをもつものです。
光を当てると猫の目のような一筋の光を示すキャッツアイ効果や光源によって色が変わって見えるカラーチェンジ効果を示すものもあります。
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◆アフガナイト

誕生石:- 石言葉:-
アフガナイトはカラーレス~ブルーを呈する宝石で、紫外線によって蛍光する性質をもちます。
アフガニスタンで発見されたことから名付けられたといわれています。
産出量が少ない上、もろい性質上カットが困難なため、宝石品質のカット石は希少価値高く扱われます。
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◆アベンチュリンクォーツ

誕生石:- 石言葉:「円満」「洞察力」「恋のチャンス」など
微粒子状の内包物を含み、光を当てるとキラキラと輝く「アベンチュレッセンス効果」を見せるクォーツの一種です。
色はグリーン、ブルー、イエロー、ピンク、ブラウン、金褐色など様々です。
実は産出量が少なく、一般的に出回っているものはグリーンクォーツァイトであることが多いようです。
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◆アポフィライト

誕生石:- 石言葉:-
カラーレスからライトイエロー、グリーン、ホワイト、グレーなどパステル調の色合いが魅力的な宝石です。
特にグリーンは産出量が少なく高品質なことから、人気が高い色です。
表面の輝きが魚の目に似ていることから「フィッシュアイストーン」との異名をもち、和名を「魚眼石(ぎょがんせき)」といいます。
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◆アマゾナイト

誕生石:- 石言葉:「聖なる愛」「気晴らし」「潮時」など
フェルスパー(長石)に属する鉱物マイクロクリンの中で、ブルーグリーンを呈するものの宝石名です。
南米のアマゾン川で発見されたという説からアマゾナイトと名付けられたそうですが、実際アマゾン川周辺で産出されることはないそうです。
ビーズやカボションカットに施されることが多いです。
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◆アメジスト

誕生石:2月 石言葉:「誠実」「心の平和」など
アメジストは紫色のクォーツを指します。和名は「紫水晶(むらさきすいしょう)」です。
ギリシア語で酔わないという意味の「amethystos」から由来して名付けられたといわれ、古くから愛され続けている宝石の一つです。
比較的取り扱いがしやすく、日常使いのジュエリーとしても適しています。
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◆アメトリン

誕生石:- 石言葉:-
アメシストとシトリンが一つの結晶内に見られる宝石です。
パープルとイエローの2色を示す、バイカラーがとても魅力的です。
2色を美しく表現するために、長方形のステップカットが施されることも多いです。
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◆アラゴナイト

誕生石:- 石言葉:-
炭酸カルシウムで出来た鉱物であるアラゴナイトは、非常にもろく壊れやすい性質をもちます。
カラーレス、オレンジ、ブルー、イエロー、ホワイトなどを呈します。
様々な形状で産出され、原石が個性的な見た目をしていることでも知られています。
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◆アルナイト

誕生石:- 石言葉:-
食品添加物などに使われることも多い明礬(みょうばん)が採れる鉱石アルナイト。名前の由来もラテン語の「alnit(明礬)」からで、和名も「明礬石(みょうばんせき)」です。
色はホワイト、イエロー、レッド、ブラック、グレー、グリーンなど種類が豊富です。
古来から薬品や化学工業の材料などに使われ、私たちの生活の中で欠かせない鉱石の一つです。
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◆アルマンディンガーネット

誕生石:1月 石言葉:「真実」「貞節」など
ガーネットの一種であるアルマンディンガーネットは、濃いレッドを呈する宝石です。
ガーネットの中で最も古くから産出されていたといわれます。
流通量も多いため、ガーネットと聞いて多くの方が思い浮かべる赤い石はアルマンディンガーネットのことかもしれません。
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◆アレキサンドライト

誕生石:6月 石言葉:「安らぎ」「情熱」など
鉱物クリソベリルの変種の一つで、光源によって色が変わる変色効果を示すものをアレキサンドライトと呼びます。
ロシア皇帝アレクサンドルⅡ世の誕生日に発見されたことが、名前の由来と伝わります。
モース硬度が8.5と高く、日常使いのジュエリーとしても楽しめる宝石です。
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◆アンダリュサイト

誕生石:- 石言葉:-
見る角度によって色が変わって見える多色性が強いことで有名な宝石です。
色はブラウン、グリーン、イエロー、グレー、オレンジ、レッドなど豊富です。角度によってブラウン、グリーン、オレンジ系の色合いが見えるものもあります。
名前の由来は発見地であるスペインのアンダルシア地方から。和名は「紅柱石(こうちゅうせき」)です。
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◆アンドラダイトガーネット

誕生石:1月 石言葉:-
ガーネットの一種で、ダイヤモンドにも劣らない程の強い煌めきが特徴的な宝石です。
色によって異なる名前で呼ばれ、グリーンのデマントイドが最も価値高く扱われ人気もあります。
光を当てると虹色の輝きを見せるレインボーガーネットと呼ばれる種類もあり、日本の奈良県で産出されることでも知られています。
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◆アンハイドライト

誕生石:- 石言葉:-
和名を硬石膏(こうせっこう)と呼ぶアンハイドライトですが、一般的に石膏と呼ばれるジプサムとは鉱物種としては異なります。
パワーストーンとして見かけることの多いエンジェライトはストロンチウムが含まれるアンハイドライトのことを指します。
カラーレス、ブルー、ホワイト、ピンク、レッド、ライトパープルなど多くの色を呈しますが、カットされたルースやジュエリーとして出回ることは少ない印象です。
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◆アンブリゴナイト

誕生石:- 石言葉:-
アンブリゴナイトは宝石品質のものが少ない上に脆い性質からあまり市場に出回らないレアストーンの一つです。
通常はホワイトやクリーム色をしていますが、宝石品質のものはイエローやグリーン系の色合いが多いといわれています。
リチウムとリンの資源鉱物として重要な役割を担い、医療用や工業用に用いられるほか、花火の材料として使われることもあるそうです。
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◆アンモライト

誕生石:- 石言葉:-
絶滅した生物アンモナイトの化石の表面に、虹色の遊色効果を見せるものです。
オパールの遊色効果ともまた異なり、何とも言えない美しさをもった宝石です。
2013年にカナダのバンクーバーで国宝級品質のアンモライトが盗まれ、話題になりました。
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『イ』から始まる宝石
◆イエローサファイア

誕生石:9月 石言葉:-
ブルーの印象が強いサファイアですが、実は多くの色合いをもち、イエローを呈するものもあります。
ゴールドに近いものからイエローグリーンのものまで色幅があります。
サファイアは硬度も耐久性も高いため、日常使いのジュエリーとしても楽しめます。
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◆イエローダイヤモンド

誕生石:4月 石言葉:-
色を呈するファンシーカラーダイヤモンドの中で比較的産出量が多いといわれるイエローダイヤモンド。
オレンジ味のあるものからグリーン味のあるものまで色幅があり、濃淡により価値が異なります。
ティファニー社が所有する128.54カラットのイエローダイヤモンドはかつてオードリーヘップバーンが身につけたことでも有名です。
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◆イエローベリル

誕生石:ー 石言葉:-
エメラルドやアクアマリンが属する鉱物ベリルの中で、イエローを呈するものです。
イエロー系のベリルは色味の違いによってイエローベリル(イエロー)、ヘリオドール(イエローグリーン)、ゴールデンベリル(オレンジ系イエロー)と呼び分けられることも多いです。
比較的取り扱いやすいことから、ジュエリーとしても十分楽しめます。
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◆インカローズ

誕生石:- 石言葉:-
鉱物ロードクロサイトの中で、不透明で縞模様が見えるものをインカローズと呼びます。
バラの花のようなピンク色がとても魅力的です。
インカ帝国が栄えた南米アルゼンチンで発見されたことから、「インカのバラ」を意味する「インカローズ」と名付けられたといわれています。
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◆インディゴライトトルマリン

誕生石:10月 石言葉:-
深いグリーンがかったブルーの色合い(インディゴカラー)を呈するトルマリンを指します。
希少な色合いで、特に宝石品質のものは少ないといわれています。
トルマリンの中では、パライバトルマリンに次いで価値高く扱われ人気も高い種類です。
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◆インペリアルトパーズ

誕生石:11月 石言葉:-
トパーズにはフッ素を含むFタイプと水酸基を含むOHタイプと大きく2種類あるといわれています。OHタイプのトパーズを一般的にインペリアルトパーズと呼びます。
インペリアルとは皇帝を意味し、かつてブラジルやロシアの皇帝に愛されたという言い伝えもあります。
人気カラーはシェリーカラーやピンクなどです。
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『ウ』から始まる宝石
◆ウォーターオパール

誕生石:10月 石言葉:-
カラーレスやミルキーな地色の上に、遊色効果を示すオパールです。
遊色が水の上に浮いたように見えることから、ウォーターオパールと呼ばれています。
下に置いた文字が読める程の透明感があり、爽やかな印象が特徴的です。
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◆ウバロバイトガーネット

誕生石:1月 石言葉:-
ガーネットの一種であり、主にグリーンを呈します。
1832年に発見され、ロシアの政治家で鉱物収集家だったウバロフ伯爵(Uvarov)にちなんで名付けられたといわれます。
殆どが1㎜~3㎜程度の小粒で産出されるといわれ、宝石としてカットされ市場に出回ることはとても珍しい種類です。
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◆ウレキサイト

誕生石:- 石言葉:ー
カラーレス、ホワイト、グレーをしており、絹やサテンのような光沢を放ちます。
新聞紙などの上に置くと文字が石の上に浮かぶように見えることから、「テレビ石」と呼ばれています。
表面に一筋のラインを描く、キャッツアイ効果を示すものもあります。
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『エ』から始まる宝石
◆エピドート

誕生石:- 石言葉:-
イエロー、グリーン、濃褐色の他、グレー、ブラウン、ブラックに近い色などを呈するエピドート。
中でもグリーンのエピドートは、見る方向によって色が変わる強い多色性を示すという特徴があります。
脆い性質からカットされたルースが市場に出回ることは少ない宝石です。
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◆エメラルド

誕生石:5月 石言葉:「幸運」「夫婦愛」「幸福」など
鉱物ベリルの一種で、グリーンを呈する宝石です。和名は「翠玉(すいぎょく)、緑玉(りょくぎょく)」です。
クレオパトラが愛した石としても知られ、鉱山に自分の名前を付けたり、アイシャドウとして使用していたという逸話も残っています。
キズや内包物が多く脆い性質をもつとされ、エメラルドを美しく見せるべくエメラルドカットが考案されたといわれています。
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◆エンスタタイト

誕生石:- 石言葉:-
融点温度が約1400度と高温に強く、高温炉の耐火材に使用される鉱石です。
火に対抗できることから、ギリシャ語の「enstates(対抗する)」を名前の由来とします。和名は「頑火輝石(がんかきせき)」です。
色はグレー、グレーグリーン、黄褐色が多く、鉄が増加すると色が濃くなると考えられています。クロムを含みエメラルドグリーンを呈するものもあり、コレクターに人気です。
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『オ』から始まる宝石
◆オーソクレース

誕生石:- 石言葉:-
フェルスパーグループ(長石族)に属する鉱物で、カラーレスやイエローの他、ホワイト、グレー、レッド、オレンジ、褐色などを呈します。
二平面が直交するように割れる特性を持つため、ギリシャ語の「Orthos(真っ直ぐ)」と「Klassis(割れ)」が名前の由来です。
月光の輝きのようなシラー効果を見せるオーソクレースは「ムーンストーン」と呼ばれています。
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◆オイルインクォーツ

誕生石:- 石言葉:-
クォーツの内部にオイル(石油)が入り込んだ宝石です。
オイルの色はネオンイエローが多いですが、カラーレスのものなどもあります。
ブラックライトを当てるとネオンブルーに蛍光し、とても神秘的な姿を見せます。
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◆オニキス

誕生石:- 石言葉:「自然との対話」「手中にある成功」など
多結晶のクォーツであるカルセドニーの中で、白と黒の縞模様があるものを指します。
ギリシャ語の「onux(縞)」が名前の由来で、和名は「黒瑪瑙(くろめのう)」です。
メンズジュエリーなどに使われていることも多く、人気の宝石です。
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◆オパール

誕生石:10月 石言葉:「希望」「無邪気」「克己」など
オパールは、遊色効果を示す「プレシャスオパール」と示さない「コモンオパール」に大きく分けられます。
名前の由来は諸説あり、ギリシャ語の「Opalios(色が変化する)」や、古代ローマ時代の「Opalus(貴重な石)」などの説があります。和名は「蛋白石(たんぱくせき)」です。
種類によって個性が異なるだけでなく、遊色の出方やパターンも一つ一つ違うため、色々集めたくなる宝石です。
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◆オブシディアン

誕生石:- 石言葉:「忍耐」「不思議」など
火山岩の一種として生成した天然ガラスで、和名を「黒曜石(こくようせき)」といいます。
色はブラックが一般的ですが、グレー、ブラウン、グリーン、ブルー、レッドなどを産することもあります。
石器時代からナイフや矢尻を作る素材など、道具に用いられることも多かったといわれています。
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◆オリゴクレース

誕生石:- 石言葉:-
フェルスパーグループ(長石族)に属する鉱物です。
カラーレス、ライトグリーン、ライトイエロー、グレー、レッド、褐色などを呈します。
フェルスパーの中で地色がオレンジ~レッドで光を当てるとキラキラ光る性質をもつものは、サンストーンと呼ばれますが、サンストーンの中で最も多いといわれているのがオリゴクレース種です。
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◆オレゴンサンストーン

誕生石:- 石言葉:-
ラブラドライトの一種で、アメリカ・オレゴン州で産出されます。
光を当てるとキラキラと輝くアベンチュレッセンスをもつものともたないものがあります。
オレゴンサンストーンのアベンチュレッセンスは、メタリックな輝きが特徴的で個性も強いため、コレクター心がくすぐられる宝石です。
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◆オレンジダイヤモンド

誕生石:4月 石言葉:-
ファンシーカラーダイヤモンドの一つで、オレンジを呈するものです。
燃え上がる炎のようなオレンジカラーが、とても華やかな印象です。
世界的に有名なのは、ハリーウインストン社が所有する「パンプキンダイヤモンド」です。
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『カ』から始まる宝石
◆ガーネット

誕生石:1月 石言葉:「真実」「友愛」「貞節」など
ガーネットというと赤い宝石を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は色も種類も豊富な宝石です。
レッド、オレンジ、ピンク、イエロー、グリーン、褐色など様々な色が存在し、カラーチェンジ効果をもつものもあります。
原石が果物の柘榴に似ていることから、ラテン語の「granatus(ざくろ)」に由来して名付けられたといわれ、和名も「柘榴石(ざくろいし)」といいます。
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◆カーネリアン

誕生石:- 石言葉:「思いやり」「頭脳明晰」「剛毅」など
多結晶のクォーツであるカルセドニーの一種で、レッド、オレンジ、褐色などをしています。
ラテン語の「carnis(肉)」や「carneolus(新鮮)」が名前の由来とされます。和名は「紅玉髄(べにぎょくずい)」です。
紀元前から多くの民族の間で宝飾品として用いられてきた宝石で、ナポレオンが愛したことでも知られています。
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◆カイヤナイト

誕生石:- 石言葉:「安らかな時間」など
サファイアに似た美しいブルーを呈する宝石として知られ、昔はサファイアと間違われることもあったといわれています。
ブルーの他、オレンジ、グレー、グリーン、カラーレス、ピンク、イエローなども産出されます。
結晶面によって2種類の異なる硬度をもつことから「二硬石」とも呼ばれます。
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◆カナリートルマリン

誕生石:10月 石言葉:-
トルマリンの中で鮮やかなイエローをしているものを指します。
蛍光色のような鮮やかな輝きが、とてもゴージャスな印象です。
モース硬度が7.5と高い方ですので、日常的なジュエリーとして楽しむこともできます。
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◆カメレオンダイヤモンド

誕生石:4月 石言葉:-
光源や熱の影響により、色が変化するダイヤモンドです。
色が変化する理由は科学的には未解明であり、謎に包まれたままです。
オリーブグリーン系やグリーン系のダイヤモンドが多いといわれています。
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◆カラーチェンジガーネット

誕生石:1月 石言葉:-
光源によって色が変わる、カラーチェンジ効果を示すガーネットです。
自然光の下ではブルーグリーン~グリーン、白熱灯の下ではレッドやパープルと、アレキサンドライトに似た変化を見せるものもあります。
大粒のものも採れることから、リングなどにセッティングして手元でその変化を見るのも楽しいと思います。
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◆カルカンサイト

誕生石:- 石言葉:-
鮮やかなブルーが特徴的な鉱物で、原石の多くがつらら状で生成しています。
ギリシャ語の「khalkos(銅)」と「anthos(花)」を由来とする「chalcanthite」と名付けられました。和名は「胆礬(たんばん)」です。
取り扱いが難しく、主に観賞用として用いられることが多いようです。
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◆カルサイト

誕生石:- 石言葉:「希望」「成功」など
カルシウムを豊富に含む鉱物で、カラーレスやホワイト、イエロー、ピンク、オレンジ、ブルー、グリーンなどが存在します。
文字の上に置くと、文字が二重に見える「ダブリング」(複屈折)が強いことでも有名です。
かつてバイキングはカルサイトを太陽の位置を確かめる羅針盤として利用していたという言い伝えもあります。
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◆カルセドニー

誕生石:- 石言葉:「博愛」など
主に半透明~不透明の多結晶のクォーツで、豊富な種類が存在します。
大まかにはアゲートとジャスパー、それ以外の3種類に分類されます。
それぞれが個性的な色や模様をもつため、色々集めても楽しい宝石です。
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◆カンテラオパール

誕生石:10月 石言葉:-
主にメキシコで産する母岩付きのオパールで、まるで卵の中で遊色効果が浮かんだように見えます。
母岩がスペイン語の「カンテラ(石切場、採石場)」と呼ばれていることが、名前の由来です。
研磨したルースは、コロンとしたフォルムが可愛くて魅力的です。
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『キ』から始まる宝石
◆キャシテライト

誕生石:- 石言葉:-
錫(すず)の酸化鉱物で、ブラウン、ブラック、ダークブラウン、グレー、レッド、カラーレスなどが存在します
錫を含むことからギリシャ語の「kassiteros(錫)」が名前の由来とされ、和名は「錫石(すずいし)」といいます。
宝石品質のものが産出されにくく、宝石としてより錫鉱石として利用されることの方が多いようです。
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◆キュープライト

誕生石:- 石言葉:-
銅を多く含む酸化鉱物で、銅の主要鉱石として古くから利用されてきました。
銅による独特のレッドと強い光沢が大変魅力的です。
ラテン語の「Cuprum(銅)」が名前の由来で、和名は「赤銅鉱(せきどうこう)」です。
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『ク』から始まる宝石
◆クォーツ

誕生石:- 石言葉:-
クォーツ(水晶、石英)は種類も流通量も多く、一般的に見かけることの多い宝石ではないかと思います。
主に透明~半透明の単結晶と半透明~不透明の多結晶の2種類に分類され、単結晶のものにはアメジストやシトリン、ローズクォーツなどがあります。
全般的に取り扱いがしやすく、日常使いのジュエリーに向いています。
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◆グランディディエライト

誕生石:- 石言葉:-
宝石品質のものが2014年に発見されたことで注目度が上昇している独特のブルーグリーンを呈する宝石です。
見る角度によって色が変わって見える、多色性が強いことも特徴の一つです。
モース硬度が7.5と高めで、ジュエリーとして日常的に楽しむこともできます。
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◆クリソコーラ

誕生石:- 石言葉:「癒やし」「繁栄」「調和」など
ターコイズに似た優しいブルーグリーンに、縞模様を呈する宝石です。
ギリシャ語の「chrysos(金)」と「kolla(繋ぐ)」を合わせ「Chrysocolla」と名付けられたといわれています。和名は「珪孔雀石(けいくじゃくせき)」です。
紀元前から人々に愛されてきたといわれる長い歴史をもつ宝石です。
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◆クリソプレーズ

誕生石:- 石言葉:「豊かな実り」など
多結晶のクォーツであるカルセドニーの一種で、明るいグリーンが特徴的な宝石です。
ギリシャ語の「chrysos(金色)」と「prason(西洋ネギ)」に由来して「Chrysoprase」と名付けられたといわれています。和名は「緑玉髄(みどりぎょくずい)」です。
淡く優しい色合いが魅力的で古くはお城や教会の装飾にも使われていたという歴史もあります。
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◆クリソベリル

誕生石:- 石言葉:「光輝」「豊穣」など
グリーン、イエロー、イエローグリーン、褐色、金褐色などを呈す宝石です。
カラーチェンジ効果を見せるものは「アレキサンドライト」、キャッツアイ効果を見せるものは「クリソベリルキャッツアイ」または「キャッツアイ」と呼ばれます。
ギリシャ語の「chrysos(金)」と、科学成分である「beryllos(ベリル)」から「chrysoberyl」と名付けられたといわれています。和名は「金緑石(きんりょくせき)」です。
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◆クリソベリルキャッツアイ

誕生石:2月 石言葉:「気まま」「静かに見守る」など
鉱物クリソベリルの変種で、光を当てると表面に一筋のラインを見せるキャッツアイ効果を示すものです。
色はイエロー、イエローグリーン、褐色などがありますが、特に「ハニーカラー」や「アップルグリーン」が高く評価されています。
半分がハチミツ色、半分が乳白色に分かれているものは、「ハニーアンドミルク」と呼ばれ、最も価値高く扱われます。
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◆クリノクロア

誕生石:- 石言葉:-
クローライト(緑泥石)グループに属し、その代表格ともいえる鉱物です。
インクルージョンとして他の鉱物に含まれることも多く、最も一般的なのはモスアゲートです。
また、上の画像のように、天使の羽のような白い模様をもつものはセラフィナイトと呼ばれます。
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◆クリノゾイサイト

誕生石:- 石言葉:-
エピドートグループに属する鉱物で、グリーンやブラウンの他、グレー、ピンク、カラーレスなどが存在します。
鉱物ゾイサイトとは科学成分は同じですが、結晶構造が異なる「同質異像」にあたります。
単斜晶系であることから、「clino(単斜)」のゾイサイトという意味の「clinozoisite」と名付けられたといわれています。
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◆クリノヒューマイト

誕生石:- 石言葉:-
宝石品質のものが発見されたのは1980年代後半と、比較的新しい宝石です。
イエロー、オレンジ、レッドなどを呈し、特に人気が高いのはゴールデンオレンジのものです。
宝石品質のものの産出量は少ないとされ、市場であまり多く見かけないレアストーンの一つです。
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◆グロッシュラーガーネット

誕生石:1月 石言葉:-
ガーネット一種で、カラーレス、グレー、イエロー、グリーン、ブラウン、オレンジ、ブラックなど多くの色を呈します。
色によって異なる名前で呼ばれ、最も人気、価値共に高いのはグリーンの「ツァボライト」です。
中には紫外線で蛍光するものやバイカラーのものなど個性豊かで、色々集めても楽しい宝石です。
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◆クンツァイト

誕生石:9月 石言葉:「恋人到来」など
ピンク~パープリッシュピンクの色合いが美しく人気のある宝石です。
ジュエリーとしても楽しめますが、特定方向からの衝撃に弱いなど、取扱いに注意が必要です。
見る角度によって異なる色合いに見える多色性が強いという特徴もあります。
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『ケ』から始まる宝石
◆ゲーサイト

誕生石:- 石言葉:-
ゲーサイトは自然に生成したいわゆる鉄サビで、トパーズやクォーツの中にインクルージョンとして入ることでも知られています。
通常はブラックですが、イエロー、濃褐色、赤褐色、黄褐色なども存在します。
ドイツの文豪、ゲーテ(Goethe)にちなみ、「ゲーサイト(Goethite)」と名付けられたといわれています。和名は「針鉄鉱(しんてっこう)」です。
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『コ』から始まる宝石
◆ゴーシェナイト

誕生石:- 石言葉:-
エメラルドやアクアマリンが属する鉱物ベリルの一種で、カラーレスの宝石です。
発見地であるアメリカ・マサチューセッツ州ゴッシェンが名前の由来です。
何かしらの色が入ることが多いため、ベリルの中では希少性が高い種類の一つです。
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◆コーネルピン

誕生石:- 石言葉:-
ブルーやグリーンが人気のレアストーンです。他にもブラウン、イエロー、オレンジ、ブラックなど様々な色合いをもちます。
見る角度によって色が変わる「多色性」が強いものや紫外線によって蛍光する「蛍光性」をもつものもあります。
グリーンの結晶の中には、「キャッツアイ効果」を示すものも存在します。
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◆コーパル

誕生石:- 石言葉:-
樹脂が半化石化したもので、アンバー(琥珀)よりも若い化石です。
スパイシーな香りがするため、南米では古くから香料やお香に使用されていたといいます。
レモンイエロー~オレンジ色をしており、琥珀同様、内部に虫や動植物を閉じ込めたものなどもあります。
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◆ゴールデンベリル

誕生石:- 石言葉:-
イエロー系ベリルの中で、オレンジ系イエロー~ゴールデンカラーを呈するものです。
比較的透明度が高く、インクルージョンが少ないのも特徴です。
ゴージャスな輝きが印象的で、ジュエリーとして華やかな魅力を放ちます。
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◆琥珀<アンバー>

誕生石:- 言葉:「家族の繁栄」「長寿」「抱擁」など
太古の樹木から出た樹液が固まり、化石化したものだと考えられている琥珀。英名が「アンバー」、和名が「琥珀(こはく)」です。
中に虫や生物、植物などが閉じ込められたものもあります。虫や生物が入ったものは価値高く扱われます。
耐久性が低く熱や化学薬品に弱い宝石のため、取り扱いに注意が必要です。
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◆コバルトガーナイト

誕生石:- 石言葉:-
コバルトガーナイトは、コバルト発色の美しいブルーを呈するガーナイトです。
ガーナイトはスピネルグループに属する鉱物で、亜鉛を含むことから和名は「亜鉛尖晶石」「亜鉛スピネル」と呼ばれます。
近年宝石品質のコバルトガーナイトが発見されたことで、注目を浴びている宝石です。
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◆コバルトスピネル

誕生石:8月 石言葉:-
コバルトの成分を多く含むことで鮮やかなブルーを呈するスピネルです。
ブルーの濃淡は、コバルトの含有量によって変化します。
一般的なブルースピネルよりも価値高く扱われ、人気もあります。
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◆コンクパール

誕生石:6月 石言葉:-
カリブ海に生息する、ピンク貝を母貝とするパールです。
養殖産業化が難しいとされ、現在市場に出回っている多くは天然のものです。
炎が燃えたような「火焔模様」をハッキリと見せるもの程価値高く扱われます。
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◆コンドロダイト

誕生石:- 石言葉:-
クリノヒューマイトと同じヒューム石グループに属する鉱物です。
イエロー、オレンジ、レッドやグリーン系の褐色を呈し、紫外線で蛍光するものもあります。
結晶が粒状で産するため、ギリシャ語の「chondros(粒状)」から名付けられたといわれます。
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『サ』から始まる宝石
◆サードオニキス

誕生石:8月 石言葉:「夫婦の幸福」「結婚運」など
多結晶のクォーツであるカルセドニーの一種で、褐色に白い縞模様を見せるものを指します。
ギリシャ語の「sard(茶色)」と「onux(縞)」という言葉が名前の由来とされます。
古代よりヨーロッパを中心に広く愛され、カメオやインタリオの素材に使用されるなど長い歴史をもつ宝石です。
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◆サーペンティン

誕生石:- 石言葉:-
ひとつの鉱物名ではなく、16種類以上の鉱物が属する「サーペンティングループ」のことを指す場合が多いです。
蛇のような模様をもつため、ラテン語の「serpentinus(蛇のような)」を名前の由来とし、和名を「蛇紋石(じゃもんせき)、蛇紋岩(じゃもんがん)」といいます。
日本でも見つかり、サーペンティンの中に翡翠など輝石グループの鉱物が生成されるといわれています。
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◆サファイア

誕生石:9月 石言葉:「誠実」「徳望」「愛情」など
ブルー宝石の代表格ともいえる宝石ですが、実際は多くの色が存在します。
光源によって色が変わって見える「カラーチェンジサファイア」や、光を当てると6条の線を見せる「スターサファイア」もあります。
青という意味をもつラテン語の「Sapphirus」やギリシャ語の「Sappheiros」が名前の由来といわれ、和名は「青玉(せいぎょく)」です。
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◆サファリン

誕生石:- 石言葉:-
見た目がサファイアに似ていることから、「サファリン」と命名されたといわれる宝石です。
代表的な色は、サファイアに似たブルーですが、他にグリーン、ピンク、イエロー、カラーレスなども見つかっています。
0.5カラット以上で品質の高いものは滅多に見つからないといわれ、市場に出回る数も少ないレアストーンの一つです。
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◆珊瑚

誕生石:3月 石言葉:「幸福」「長寿」「知恵」など
海中に生息する珊瑚虫が樹状の骨格を作ったものです。
種類によって、赤、ピンク、オレンジ、ホワイトなど色が様々です。
赤珊瑚は日本近海でも採れ、特に高知県産のものが有名です。
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◆サンストーン

誕生石:- 石言葉:「煌めき」「生命力の強化」など
長石(フェルスパー)グループに属し、地色がオレンジ~レッドで、光を当てるとキラキラ光るアベンチュレッセンス効果をもつものを指す宝石名です。
ムーンストーン(月長石)の対照的存在として、サンストーン(日長石)と呼ばれるようになったといわれています。
まさに太陽のような煌めきをもった宝石です。
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◆サンドストーン<砂岩>

誕生石:- 石言葉:-
鉱物や岩石、有機物などが粒状になり固まったものです。
ブラウン、グレー、ピンク、ホワイト、レッド、イエローなど、色の種類が豊富です。
古くから建造物などにも多く用いられ、世界遺産に登録されているものも多くあります。
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『シ』から始まる宝石
◆シーライト

誕生石:- 石言葉:-
重金属のタングステンを主成分とする鉱石としても知られ、かつて日本でも多く産出されたといわれています。
分散率が高く、カットするとダイヤモンドに似た強いファイアを放ちます。
宝石品質のものは小粒で産出されることが多い上、脆い性質からカットされたルースやジュエリーとして見かけることは少ないです。
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◆ジェット

誕生石:- 石言葉:「忘れ去る」「心の解放」など
ジェットは樹木が長い歳月を経て固まり、化石化や炭化したものです。
色はブラックやダークブラウンで、研磨すると美しい光沢を放ちます。
ヴィクトリア女王が夫の喪に服すために着用したことで、当時の英国で大流行したといわれています。
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◆ジェレメジェバイト

誕生石:- 石言葉:-
シベリアで最初に見つかったとされる宝石で、カラーレス、ホワイト、イエロー、ブルーなどを呈します。
エレメジェバイトやエレメーエファイト、イェレメイェフィットなどと呼ばれる場合もあります。
小粒で産出されることが殆どで、多くは1ct以下か大きくても2ct位までが一般的といわれています。
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◆シデライト

誕生石:- 石言葉:-
シデライトは古くから鉄鉱石として広く利用されてきたといわれています。
色はグレー、グリーンイエロー、グリーニッシュグレー、褐色、黄褐色などです。
ファセットカットが施された宝石としてよりも原石のまま出回る方が多いとされます。
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◆シトリン

誕生石:11月 石言葉:「友愛」「希望」「繁栄」「富」など
クォーツの中で、イエロー~オレンジを呈する宝石です。
果実のような色合いからフランス語の「Citrus」に由来し名付けられたといわれています。※諸説あり
深いオレンジ色をしたものは、「マデイラシトリン」と呼ばれ価値高く扱われます。
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◆ジプサム

誕生石:- 石言葉:-
和名を「石膏(せっこう)」と言い、古くから建築や彫刻、近代ではギプスの材料などに広く利用されている鉱石です。
産出する結晶の形が様々で、一見同じ鉱物とは思えない程見た目が異なるものもあります。
その一つが「砂漠のバラ」でまさに砂漠に咲くバラのようなユニークな見た目をしています。
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◆ジャスパー

誕生石:- 石言葉:「自己制御」など
多結晶のクォーツであるカルセドニーの一種で、不透明で塊状や細粒質の鉱物を指します。
レッド、イエロー、グリーンなど様々な色合いをもち、縞や目玉などの模様を見せるものもあります。
紀元前から道具や装飾品に使われてきた、長い歴史をもつ宝石です。
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◆シリマナイト

誕生石:- 石言葉:-
アメリカの地質学者ベンジャミン・シリマン氏を名前の由来とする鉱物です。和名は「珪線石(けいせんせき)」です。
繊維状をした結晶は「ファイブロライト」と呼ばれることもあります。
カラーレス、ブルー、ブラウン、イエロー、グリーンなどを呈し、キャッツアイ効果を見せるものもあります。
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◆ジルコン

誕生石:12月 石言葉:「愛の勝利」「克服」「平穏」など
地球最古の鉱物といわれ、地質学の研究に使われることもあるといいます。
カラーレス、イエロー、ブルー、ブラウン、グリーン、オレンジ、レッドなどカラーバリエーションが豊富です。
ダイヤモンドに似た強い煌めきを放つことも魅力の一つです。
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◆シャッタカイト

誕生石:- 石言葉:-
鮮やかなブルーの発色が特徴的な、銅鉱物です。
最初の発見地であるアメリカ・アリゾナ州のシャッタク鉱山にちなんで名付けられました。
モース硬度が3.5 – 4と軟らかく、ビーズなどに研磨されることも多いようです。
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◆ジンカイト

誕生石:- 石言葉:-
亜鉛を含む酸化鉱物であることから、英語の「Zinc(亜鉛)」に由来し名付けられたといわれるジンカイト。和名は「紅亜鉛鉱(こうあえんこう)」です。
天然のジンカイトは希少性が高く、主に流通しているのは合成ジンカイトです。
しかし合成ジンカイトも事故により偶発的に生まれたといわれ、ユニークな歴史をもちます。
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◆辰砂

誕生石:- 石言葉:-
「賢者の石」と信じられ、かつてインドや中国などでは不老長寿の薬として服用されていたといわれる辰砂(しんしゃ)。
鮮やかなレッドが特徴的ですが、グレー、ブラック、褐色なども見つかっています。
硫化水銀から生成した強い毒性をもちます。
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◆真珠<パール>

誕生石:6月 石言葉:「富」「健康」「長寿」など
貝の体内で生成する有機物の宝石、真珠。日本を中心に養殖も盛んに行われています。
母貝の種類によって、色や特徴などが異なります。
熱、酸、水に弱いため、取り扱いには注意が必要です。
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◆シンハライト

誕生石:- 石言葉:-
かつてブラウンペリドットと思われていた宝石です。
タンザナイト、ブラジリアナイトと並ぶ、20世紀に発見された3大宝石のひとつです。
色はブラウン、グリーン褐色、イエロー、オレンジなどを呈します。
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『ス』から始まる宝石
◆スキャポライト

誕生石:- 石言葉:-
クォーツと屈折率が近いことからかつてシトリンやアメジストと間違われることも多かったとされる宝石です。
カラーレス、イエロー、ピンク、グレー、パープルなどが見つかっています。
キャッツアイ効果やレインボーカラーを示すもの、畜光性を持つものなど見た目や性質が異なる種類もあり、集めて楽しい宝石です。
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◆スギライト

誕生石:- 石言葉:「心地よい癒やし」「普遍の愛」など
愛媛県の岩城島で1944年に発見された鉱物です。
発見者の杉健一教授に敬意を表して名付けられ、和名は「杉石」といいます。
パープル系の色合いをもつ不透明な結晶が多いですが、稀に産出される透明度の高いものは「インペリアルスギライト」として高く評価されます。
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◆スターサファイア

誕生石:9月 石言葉:-
ドーム型のカボションカットを施されたサファイアに光を当てると、6条の線を現すものです。
地色はブルー、ピンク、グレー、パープル、グリーン、オレンジなど豊富です。
中には12条のスター効果を見せるものもあります。
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◆スタウロライト

誕生石:- 石言葉:-
結晶が交差して生成した結果、十字模様を見せる鉱物です。
ギリシャ語の「Stauros(十字)」と「lithos(石)」が名前の由来で、和名は「十字石」です。
十字架をお守りとするキリスト教国で大切にされ、「妖精の十字架」の愛称で親しまれきたという歴史もあります。
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◆スピネル

誕生石:8月 石言葉:「内面の充実と安全」「豊かな愛」など
レッド、ブルー、ピンク、グリーン、パープル、ブラック、グレー、カラーレスなど色の種類が豊富な宝石スピネル。
かつてルビーやサファイアと混同され、世界の王室ジュエリーの中にもルビーの名のついたレッドスピネルがある程です。
ダイヤモンドと同じ八面体結晶で産出されることも多く、コレクターの間で人気があります。
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◆スファレライト

誕生石:- 石言葉:ー
ダイヤモンドの約4倍の分散率をもち、強く華やかなファイアが魅力的な宝石です。
宝石品質のものは、イエローやオレンジ、ハニーブラウン、レッド、グリーンが多いといわれます。
柔らかくてもろい性質のためカットには困難を極め、コレクター用のルースとして出回るものが多いです。
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◆スフェーン

誕生石:7月 石言葉:-
ダイヤモンドより高い分散率をもち、強いファイアを放つ宝石です。チタナイトと呼ばれることもあります。
イエロー、グリーン、レッド、グレー、褐色などの色合いをもちます。
結晶がクサビ形をしているため、ギリシャ語の「sphenos(くさび)」が名前の由来といわれています。和名は「くさび石」「チタン石」です。
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◆スペサルティンガーネット

誕生石:1月 石言葉:-
ガーネットの一種で、オレンジ色の色合いをもちます。
果実のマンダリンに似た鮮やかな色合いのものは「マンダリンガーネット」と呼ばれ価値高く扱われます。
発見地であるドイツ・バイエルン州のシュペッサルト郡にちなんで名付けられたといわれています。
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◆スミソナイト

誕生石:- 石言葉:-
淡いピンクの他、ホワイト、カラーレス、グレー、イエロー、オレンジ、ブルーグリーンなどを呈する宝石です。
イギリスの鉱物学者ジェームズ・スミソン氏にちなんで名付けられたといわれ、和名は「菱亜鉛鉱(りょうあえんこう)」です。
結晶で採れるものが少ない上にモース硬度が4 – 4.5と低く加工が難しいことから、観賞用のルースとして出回るものが多い印象です。
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◆スモーキークォーツ

誕生石:- 石言葉:「責任感」「くじけない心」など
クォーツの中で、褐色からブラウンを呈する宝石です。
スモーキー(煙)な見た目をしていることが名前の由来で、和名は「煙水晶」です。
スコットランドでは民族衣装に合わせる装飾品として、古代ローマではカメオやインタリオとして、古来より世界中で愛されてきた歴史をもちます。
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◆ズルタナイト

誕生石:- 石言葉:-
ダイアスポアの中でトルコで産出され、高品質でカラーチェンジ効果のあるものに付けられた商標名です。
太陽光の下ではグリーン系、白熱灯下ではピンク系に変わるものが多いとされます。
最近ではダイアスポアとして流通するものも多くなった印象です。
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『セ』から始まる宝石
◆セレスタイト

誕生石:- 石言葉:-
美しいブルーを呈することから、ラテン語の「Caelestis(天空)」や「coelestis(天、素晴らしい)」などが名前の由来と伝わります。和名は「天青石(てんせいせき)」です。
ブルーの他、カラーレス、ホワイト、イエロー、オレンジ、グリーンなどの色合いも見つかっています。
柔らかく脆いため、カットされず原石で流通することも多いようです。
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◆セレナイト

誕生石:- 石言葉:-
ジプサム(石膏)の中でカラーレスからホワイトのものを指します。
名前の由来は諸説あり、月の輝きを思わせることから、ギリシャ語の「Selene(月)」から名付けられたという一説があります。
透明な美しさを生かした、セレナイトタワーやランプなどもインテリアとして魅力的です。
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『ソ』から始まる宝石
◆ソーダライト

誕生石:- 石言葉:「潜在」「顕在」など
ブルーの地色に白い脈模様が特徴的な鉱物です。
歴史が長く、紀元前からラピスラズリと共に青い宝石として親しまれてきたといいます。
不透明なものが一般的ですが、中には透明度の高い宝石品質のものもあります。
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◆ゾイサイト

誕生石:- 石言葉:-
美しいブルーを呈するものは、タンザナイトとして知られ人気があります。
ブルーの他、グリーン、イエロー、ピンク、オレンジ、グレー、パープルなど色の種類が豊富です。
見る方向によって異なる色に見える、多色性が強いことも特徴の一つです。
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『タ』から始まる宝石
◆ターコイズ

誕生石:12月 石言葉:「成功」「繁栄」「健康」など
ターコイズブルーと呼ばれる独特なブルーを呈する、半透明~不透明な宝石です。和名は「トルコ石」です。
古代より世界各地で神聖な石と崇められ、ジュエリーや装飾品などに用いられてきました。
名前の由来は諸説ありますが、貿易の経由地であったトルコにちなみ、フランス語の「pierre turquoise (トルコの石)」から名付けられたとの説が一般的です。
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◆ターフェアイト

誕生石:- 石言葉:-
1945年にターフェ(Taaffe)伯爵によって新種と鑑定された、比較的新しい宝石です。
淡いパープルの他、カラーレス、ブルー、レッド、バイオレット、グリーンなどを産します。
原石は小粒で産出量が少ないこともあり、世界の希少石トップ10に数えられたこともあります。
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◆ダイアスポア

誕生石:- 石言葉:-
高温加熱によりパチパチと弾け散る性質をもち、その性質からギリシャ語で「diaspora(砕け散る)」という言葉から名付けられたといわれます。
光源によって色が変わる変色性をもつものもあり、ズルタナイトという商標名で出回ることもあります。
色はカラーレス、ホワイト、ピンク、グレー、イエロー、淡いパープルや褐色などです。
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◆ダイオプサイド

誕生石:- 石言葉:-
深いグリーンが印象的な宝石ですが、ブルー、ホワイト、カラーレス、グレー、パープル、ブラウンなど様々な色が存在します。
キャッツアイ効果や4条のスター効果を見せるものもあります。
クロムを含み、鮮やかなグリーンを呈するものは「クロムダイオプサイド」と呼ばれています。
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◆ダイオプテーズ

誕生石:- 石言葉:-
鮮やかなエメラルドグリーンが特徴的な宝石です。
発見当時はエメラルドと間違えられましたが、硬度がより低いために新種であることが判明しました。
原石として出回ることはありますが、カットされたルースを市場で見かけることは少ないレアストーンです。
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◆タイガーアイ

誕生石:- 石言葉:「好奇心」「洞察力」「知識」など
多結晶のクォーツであるカルセドニーの一種で、キャッツアイ効果を見せる宝石です。
イエローや金褐色の縞模様が虎の目を思わせるため、「タイガーアイ」と呼ばれています。
ブルー、グレー、レッド、2色のゼブラなどもあり、それらは別の名前で呼ばれます。
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◆ダイヤモンド

誕生石:4月 石言葉:「永遠の絆」「清浄無垢」「不滅」など
古来から宝石の王として称えられてきた、地球上で最も硬い宝石です。
その特別な美しさから憧れている女性も多いかもしれません。
イエロー、ピンク、ブルー、オレンジ、グリーンなど様々な色合いが存在しますが、カラーレスのものが最も一般的です。
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◆タンザナイト

誕生石:12月 石言葉:-
鉱物ゾイサイトの中で、ブルーからバイオレットを呈するものです。
産地であるタンザニアにちなみ、ティファニー社のヘンリ・B・プラット元社長が命名したといわれています。
見る角度によって色が変わる、強い多色性が魅力的で人気の高い宝石です。
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◆淡水真珠

誕生石:6月 石言葉:-
淡水域で生息する貝を母貝として作られる真珠です。
ほとんどが芯のない無核真珠のため、ライスパールやドロップなど自由なフォルムをしています。
その中で最高品質といわれる湖水真珠は、三角貝(ヒレイケチョウガイ)から作られ、真円でアコヤ真珠などに劣らない品質のものもあるそうです
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◆タンタライト

誕生石:- 石言葉:-
レアメタルのタンタルを含み、資源鉱物としても広く利用されているタンタライト。
ギリシャ神話のタンタロスにちなんで名付けられたといわれています。※諸説あり
含有する鉄とマンガンの比率から大きく2種類に分けられ、マンガンを多く含むマンガノタンタライトは透明度の高いレッドを発色するものもあります。
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◆ダンビュライト

誕生石:- 石言葉:-
透明度が高いカラーレスのダンビュライトはかつてダイヤモンドの代用品とされたこともあるといいます。
発見地であるアメリカ・コネチカット州のダンベリー(Danbrye)が名前の由来で、和名は「ダンブリ石」といいます。
カラーレスの他、ホワイト、ピンク、イエロー、グレー、ゴールドなども産出されています。
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『チ』から始まる宝石
◆血赤珊瑚

誕生石:3月 石言葉:-
深海で生成する赤珊瑚の中で、特に色の濃いものを指します。
血のように真っ赤な色が特徴的なことが名前の由来です。
日本近海で産するといわれ、最も価値高く扱われます。
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◆チャルコパイライト

誕生石:- 石言葉:-
銅を多く含む鉱物で、主に工業用に利用されています。
ギリシア語の「khalkos(銅)」と鉱物「Pyrite(パイライト)」が名前の由来です。和名は「黄銅鉱(おうどうこう)」です。
イエローからゴールドをしており、金属光沢を示します。
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◆チャロアイト

誕生石:- 石言葉:-
パープルにホワイトやブラックが混ざり合い、マーブル模様を見せる宝石です。
発見地であるロシアのチャロ川が名前の由来とされますが、一説では、「チャロ(Charo)=魅惑する」という意味も含んでいると考えられているそうです。
中にはキャッツアイ効果をもつ珍しい種類もあるそうです。
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『ツ』から始まる宝石
◆ツァボライト

誕生石:1月 石言葉:-
グロッシュラーガーネットの中で、深いグリーンの色合いをもつものを指します。
ティファニー社が「ツァボライト」と名付けて売り出したことで世界的に知られるようになったといわれています。
高品質のものはエメラルドに似た鮮やかな色合いをもち人気が高いです。
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『テ』から始まる宝石
◆デマントイドガーネット

誕生石:1月 石言葉:-
アンドラダイトガーネットの中でグリーンを呈するものです。
ロシア産で「ホーステールインクルージョン」と呼ばれる特徴的な内包物を含むものが最高品質といわれます。
ダイヤモンドに似た輝きを見せることから、オランダ語でダイヤモンドを意味する「Demant」から名付けられたといわれています。
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◆デュモルチェライトインクォーツ

誕生石:- 石言葉:-
透明なクォーツにブルーのデュモルチェライトを内包する宝石です。
クォーツの中に青い花が咲いているような印象を与えるものもあり、独特の美しさが何とも言えない魅力を放ちます。
「デザートラピス」との愛称でも知られています。
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◆デンドリティッククォーツ

誕生石:- 石言葉:-
樹木の枝のようなインクルージョンが入った鉱物をデンドライトと呼び、クォーツの中に見せるものをデンドリティッククォーツと呼びます。
とても自然に出来上がったとは思えない程美しい形状のものもあり、どれもとても個性的です。
一つとして同じ模様はないため、色々見比べてみたくなる宝石です。
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『ト』から始まる宝石
◆トパーズ

誕生石:11月 石言葉:「希望」「友情」など
和名を「黄玉(おうぎょく)」と呼ぶことからイエローの宝石という印象がありますが、実はカラーバリエーション豊富です。
古代ギリシャなどでは、太陽や黄金の象徴として崇められていたと言い伝えられています。
ギリシア語の「topazios(探し求める)」やサンスクリット語の「tapaz(火)」が名前の由来と伝わります。
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◆トラピッチェエメラルド

誕生石:5月 石言葉:-
表面に黒い6条の線を見せる、個性的な見た目をもつエメラルドです。
1960年代にコロンビアで発見された後、世界的に有名になりました。
サトウキビを搾る機械の歯車の形と似ているため、スペイン語の「トラピッチェ(歯車)」が名前の由来とされます。
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◆トリプライト

誕生石:- 石言葉:-
3方向に割れやすい性質をもつことから、「三つの道を切り開き、三つの願いを叶える」といわれる宝石です。
ギリシア語で3重を意味する「triplos」が名前の由来で、和名を「トリプル石」といいます。
色はレッド、オレンジ、サーモンピンク、赤褐色などがあります。
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◆トルマリン

誕生石:10月 石言葉:「パワーの充実」「以心伝心」など
色の種類が大変豊富な宝石で、存在しない色はないといわれる程です。
加熱によって静電気が生じるため、和名は「電気石」と呼ばれます。
色によって名前が異なるものもあり、中でも人気、価値ともに高いのはネオンブルー~グリーンの色合いが魅力的なパライバトルマリンです。
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◆トルマリンインクォーツ

誕生石:- 石言葉:-
クォーツの内部にトルマリンのインクルージョンを含んだ宝石です。
カラーレスや淡いブラウンのクォーツに、ブラックや褐色などのトルマリンを内包するものが多く見られます。
比較的取り扱いしやすく、日常使いのジュエリーに向いています。
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『ネ』から始まる宝石
◆ネフライト

誕生石:- 石言葉:「成熟した美しさ」「成功」「繁栄」など
翡翠(ジェダイト)に似たグリーンを呈する宝石で、かつては同じ翡翠として扱われていました。
グリーンの他、ホワイト、イエロー、ブラック、ブラウンなどあり、最も価値高いのは羊脂玉と呼ばれるホワイトのものです。
光をあてると猫の目のような一筋の光を示すネフライトキャッツアイもあります。
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『ハ』から始まる宝石
◆ハーキマーダイヤモンド

誕生石:- 石言葉:-
ダイヤモンドの名が付いていますが、アメリカ・ニューヨーク州のハーキマー地区で発見された、ロッククリスタル(クォーツ、水晶)を指します。
カラーレスで原石の形がダイヤモンドと似ていることからそう名付けられたといわれています。
他の場所でも産出されるそうですが、「ハーキマーダイヤモンド」と呼べるのはハーキマー産のみといわれています。
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◆ハイアライトオパール

誕生石:10月 石言葉:-
オパールの中では希少性が高いといわれる種類です。
遊色効果を見せず、地色は淡いブルー、イエロー、グリーンなどを呈します。
ブラックライトを当てると、明るく蛍光するものが多く、その姿はとても神秘的です。
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◆バイカラートルマリン

誕生石:10月 石言葉:-
一つの結晶内に2色を呈するトルマリンです。
ピンクとグリーンの組み合わせが多いように思いますが、他にも様々な組み合わせが見られます。
レッドをグリーンで取り囲むものはスイカのような見た目から「ウォーターメロントルマリン」と呼ばれています。
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◆ハイドログロッシュラーガーネット

誕生石:1月 石言葉:-
蛇紋岩体に産するグロッシュラーガーネットの一種で、主に塊状で見つかることが多いといわれています。
外見が翡翠に似ていることから「アフリカ翡翠」や「トランスバール翡翠」と呼ばれることもあるといいますが、翡翠とは全く関係がありません。
グリーンのものが一般的に多いそうですが、ピンク色のものが見つかることもあります。
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◆ハイドロフェーンオパール

誕生石:10月 石言葉:-
水分を吸収しやすい性質をもち、水に浸すと変色するオパールです。水分を吸収しやすい反面、乾燥には弱いので、保管場所などには注意が必要です。
ギリシャ語の「hydro(水)」と「phane(現象の理由)」を名前の由来とします。
マジックオパール、カメレオンオパールなどと呼ばれることもあるそうです。
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◆パイライト

誕生石:- 石言葉:-
ゴールドや真鍮色を呈し、メタリックな光沢を見せる鉱物です。
原石の形がユニークで、人工的に研磨したようにも見えるキュービック型や六面体、八面体などで産出され、コレクターを中心に人気があります。
ハンマーで叩くと火花を出して飛び散り、火打石として利用されることもあったことから、ラテン語の「pyrites(火打石)」に由来し名付けられたといわれています。
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◆パイロープガーネット

誕生石:1月 石言葉:「恋情」など
ガーネットの一種で、濃い鮮やかなレッドが印象的な宝石です。
チェコのボヘミア地方で産することから、「ボヘミアンガーネット」と呼ばれることもあるそうです。
多くは2ct以下の小粒で産出されるといわれ、流通量もあまり多い方ではありません。
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◆ハウライト

誕生石:- 石言葉:「純血」など
ホワイトや薄いグレーの地色に、黒いラインがクモの巣のように入った宝石です。
発見者でカナダの科学者ヘンリ・ハウ氏(Henley How)が名前の由来で、和名を「ハウ石」といいます。
ブルーに染色したものが「ハウライトターコイズ」という名で出回ることも多いようです。
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◆バストネサイト

誕生石:- 石言葉:-
グリーンを帯びたイエロー、オレンジ、暗褐色などを呈する宝石です。
発見地であるスウェーデンのバストネス鉱山にちなんで命名されました。
モース硬度が4-4.5と軟らかい上に脆い性質をもち、カットを施されて市場に出回る量は少ないとされるレアストーンの一つです。
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◆ハックマナイト

誕生石:- 石言葉:-
ソーダライトの変種で、紫外線を当てると色が変わり、暫く元に戻らないという性質をもちます。
カラーレス、ホワイト、グレー、ブルー、パープル、レッドパープルなどがあります。
発見者であるフィンランドの岩石学者ビクトル・ハックマン氏にちなんで名付けられたといわれています。
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◆ハニカムオパール

誕生石:10月 石言葉:-
ハチの巣(honeycomb=ハニカム)に似た模様を見せるオパールです。
ハチの巣模様があればハニカムオパールとなるため、ウォーターオパールもあれば、ファイアオパールなどもあります。
レッドの斑点が出やすく、亀甲模様の上に美しい遊色を表現し人気があるオパールです。
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◆パパラチアサファイア

誕生石:9月 石言葉:-
サファイアの中で蓮の花の色に似た発色をするものを指します。
オレンジとピンクの中間のような絶妙な色合いが魅力的で、色を呈するファンシーカラーサファイアの中では最も価値高く扱われます。
パパラチアとは、シンハラ語で「蓮の花」という意味をもちます。
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◆バライト

誕生石:- 石言葉:-
バリウムの鉱石として医療用や工業用、化粧品やガラスなど幅広く使用されています。宝石として出回るものは少ない印象です。
様々な形で産出されることも大きな特徴で、板状結晶や鶏のトサカのような結晶、柱状などがあります。
比重が4.5と高いことから、ギリシャ語の「barys(重い)」を名前の由来とします。
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◆パライバトルマリン

誕生石:10月 石言葉:-
ブルーからグリーンのネオンカラーが特徴的なトルマリンの一種です。
1987年にブラジルのパライバ州で発見された、比較的新しい宝石です。
現在はアフリカのモザンビークなどでも産出されますが、産地も産出量も限られ、トルマリンの中では最も価値高く扱われる種類です。
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◆パラサイティックペリドット

誕生石:8月 石言葉:-
パラサイト隕石の中から見つかるペリドットです。
金属光沢のインクルージョンを含むものもあるとされます。
小粒であることが多い上に性質上カットを施すことが困難とされ、希少性が高い宝石です。
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◆バリサイト

誕生石:- 石言葉:-
様々な色合いのグリーンを呈する宝石で、ホワイトなども存在します。
多くがグリーンにホワイトが混ざったマーブル模様を示し、グリーンのターコイズと混同されることもあるようです。
皮脂や汗を吸い込むと色が薄くなる性質などから、樹脂含浸などの処理が施されているものも多いようです。
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◆パロットクリソベリル

誕生石:- 石言葉:-
鉱物クリソベリルの変種で、蛍光感のあるイエローからグリーンを呈するものです。
発色がオウム(Parrot=パロット)の羽根に似ていることから、パロットクリソベリルと呼ばれています。
主にインドのチンタバリ鉱山で産出されるといわれています。
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『ヒ』から始まる宝石
◆翡翠<ジェダイト>

誕生石:5月 石言葉:「健康」「繁栄」など
グリーンの印象が深い翡翠(ひすい)ですが、他にもピンク、ラベンダー、ホワイト、ブラック、イエロー、オレンジなど実はカラーバリエーション豊富です。
日本で産出されることも有名で、国石にも指定されています。
半透明で色鮮やかなグリーンを呈するものは最高品質と評され、「琅玕(ろうかん)」と呼ばれます。
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◆ヒデナイト

誕生石:- 石言葉:-
鉱物スポジュメンの中でクロムを含みグリーン系の色合いをもつ宝石です。※鑑別機関によって見解が異なる場合があります。
見る角度によって色が変わる多色性が強いものもあります。
小粒で産出されることが多くカットも困難なことから、ファセットカットが施されたルースなどを見かけることは少ないです。
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◆ピンクインペリアルトパーズ

誕生石:11月 石言葉:-
インペリアルトパーズの中でピンク色のものを指します。
イエローや褐色のインペリアルトパーズに加熱処理を施したものが多いとされます。
インペリルトパーズの中では価値高く扱われ、レッド味が強い程価値も上がるといわれています。
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◆ピンクオパール

誕生石:10月 石言葉:-
遊色効果を見せないコモンオパールの一種で、ミルキーなピンク色を発色するものです。
主に半透明~不透明で、淡いピンクから濃いピンクまで色幅があります。
優しく愛らしい色合いが見る者の心を癒やしてくれる、そんな魅力ある宝石です。
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◆ピンクサファイア

誕生石:9月 石言葉:-
ピンク色のサファイアを指し、淡いピンク~レディッシュピンクまで色幅があります。
色味の違いでルビーやパパラチアサファイアと分けられます。
モース硬度や靭性に優れ、ジュエリーとしても日常的に楽しめる宝石です。
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◆ピンクゾイサイト

誕生石:- 石言葉:-
ピンク色のゾイサイトのことです。
強い多色性をもつことも特徴の一つです。
産出量が少ない上に、小粒であることが多いため希少価値高く扱われます。
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◆ピンクダイヤモンド

誕生石:4月 石言葉:-
ファンシーカラーダイヤモンドの中で、ピンク色を呈するものです。
オーストラリアのアーガイル鉱山が主要産地として知られていますが、近年鉱山が閉山されたことで今後価値が上昇するのではないかといわれています。
色の濃淡で価値が変わり、最も価値が高いのはファンシービビッドです。
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『フ』から始まる宝石
◆ファイアオパール

誕生石:10月 石言葉:-
オレンジやレッドなど、燃える炎のような発色が特徴的なオパールです。
遊色効果を示すものと、示さないものの両方が存在します。
メキシコ産が有名であるため、「メキシコオパール」「メキシカンファイアオパール」と呼ばれることもあります。
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◆ファンシーカラーサファイア

誕生石:9月 石言葉:-
ブルー以外の色合いをもつサファイアの総称です。
ピンク、イエロー、グリーン、パープル、パパラチア、バイカラーなど様々な色合いがあります。
最も価値高く扱われるのは、オレンジとピンクが混ざったような独特の色合いをもつパパラチアサファイアです。
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◆ファンシーカラーダイヤモンド

誕生石:4月 石言葉:-
カラーレス以外で、濃い色を呈するダイヤモンドの総称です。
イエロー、ブラウン、ピンク、レッド、ブルー、ブラック、グリーンなどが代表的です。
色や大きさによっては、世界の有名オークションで数十億円以上で取引されるものも多いです。
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◆ファントムクォーツ

誕生石:- 石言葉:-
クォーツの成長過程で自然にできた、結晶内に山のような形状が見えるものを指します。
その形が山の幻影のように見えることから「ファントム(幻影)クォーツ」と名付けられたといいます。
ファントムはホワイトが一般的ですが、虹色に輝くものや、グリーンやレッドなどのものも見つかっています。
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◆フェナカイト

誕生石:- 石言葉:-
クォーツと見間違えられることが多かったことから、ギリシャ語の「phenax(詐欺師、欺く者)」に由来し名付けられたといわれる宝石です。
カラーレスでファセットカットが施されたものはダイヤモンドに似た輝きを放つものもあるそうです。
宝石品質のものが採れにくいため、透明度の高いものは希少性が高まっているようです。
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◆フェルスパー

誕生石:- 石言葉:-
フェルスパー(長石)とは、多くの鉱物が属するグループの名前です。
大きくアルカリ長石グループと斜長石グループに分類され、カリウムとナトリウムとカルシウムの成分比率によって、さらに細かく種類分けされます。
ムーンストーンやサンストーン、ラブラドライトなどが代表的です。
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◆フォスフォフィライト

誕生石:- 石言葉:-
カラーレスから淡いブルーやブルーグリーンを呈する宝石です。
産出量が少ない上、脆くてカットが困難なことから、美しくカットされたルースは高い評価を得ます。
リンを含有し、葉のように薄く劈開することから、ギリシャ語の「phosphorus(リン)」と「phyllon(葉)」が名前の由来です。
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◆ブラジリアナイト

誕生石:- 石言葉:-
淡いイエローからグリーニッシュイエローを呈する宝石です。
20世紀に入ってからブラジルで発見されたといわれる比較的新しい宝石です。
宝石品質のものが少なく脆くてカットが困難なため、ファセットカットが施されたものを市場で見かけることは少ないかもしれません。
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◆ブラックオパール

誕生石:10月 石言葉:-
ブラックや濃いブルー、グレーなどの地色に遊色効果を示すオパールです。
オーストラリアのライトニングリッジが主な産地です。
オパールの中で最も価値高く扱われる種類で、ハーレクインと呼ばれる遊色パターンを示すものはクォリティによっては数億円の値が付くこともあるそうです。
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◆ブラックスターサファイア

誕生石:9月 石言葉:-
ブラックの地色にゴールドのスター効果が表れるサファイアです。
ヘマタイトのインクルージョンによりスター効果をあらわすといわれ、そのメタリックな輝きが幻想的な雰囲気を醸し出します。
稀に12条のスターを現すものもあります。
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◆ブラッドストーン

誕生石:3月 石言葉:「勇気」「献身」「勇敢」など
多結晶のクォーツであるカルセドニーの一種で、グリーンの地色に赤い斑点を見せる宝石です。
かつては止血効果があると信じられたことから、「ブラッドストーン(血の石」)と名付けられたと伝わります。和名は「血石(けっせき)」です。
古くから神聖な石として崇められ、世界各地に色々な逸話が残っています。
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◆ブルーサイト

誕生石:- 石言葉:-
イエローの他、ホワイト、グレー、淡いグリーンやブルーなどを呈します。
熱電性があり酸に溶けやすいという性質をもちます。マグネシウムの鉱石として医用に用いられることもあります。
アメリカの鉱物学者アーチボルド・ブルース氏にちなんで名付けられたといわれています。
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◆ブルージルコン

誕生石:12月 石言葉:-
色の種類が豊富なジルコンの中でブルーを呈するものです。ジルコンの中で最も人気が高い種類です。
淡いブルー~ブルーグリーンまで色幅があります。
褐色のジルコンを加熱すると美しいブルーを発色するといわれ、一般的に加熱処理が行われています。
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◆ブルーダイヤモンド
誕生石:4月 石言葉:-
ファンシーカラーダイヤモンドの中で、希少価値が高いといわれる色の一つです。
天然ブルーで色の濃いものは極めて少なく、市場に出回っている多くは照射処理を施してブルーに発色したものです。
世界的に有名な「ホープダイヤモンド」は、45.52ctのブルーダイヤモンドです。 |
◆ブルートパーズ

誕生石:11月 石言葉:-
色の種類が豊富なトパーズの中でブルーを呈するものです。
天然で色の濃いブルートパーズは希少で、主に照射処理によって発色させています。
ブルーの濃淡により、スカイブルー、スイスブルー、ロンドンブルーに分類されています。
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◆ブルーハイアライトオパール

誕生石:10月 石言葉:-
紫外線を当てると蛍光するハイアライトオパールの中で、ブルーの地色をしたものです。
希少なハイアライトオパールの中でも、さらに産出量が少なく珍しい種類です。
アメリカ・オレゴン州の「オパールビュート(Opal Butte)」が有名な産地として知られています。
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◆ブルームーンストーン

誕生石:6月 石言葉:-
ムーンストーンの中で、青白いシラー効果を放つものです。
シルキーな地色に、青みがかった月光のような幻想的な輝きが特徴的です。
現在は殆ど採掘されておらず、同じフェルスパーグループに属し似たような光学効果を見せるラブラドライトやペリステライトなどがブルームーンストーンとして流通することが多いです。
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◆プレーナイト

誕生石:- 石言葉:「健康的な美しさ」「根気強さ」「強固な意思」など
明るくてオイリーなイエローやグリーンを呈する宝石です。
この石の存在を最初にヨーロッパに知らせたプレーン大佐にちなんで名付けられたといわれています。
塊状の結晶がぶどうの房に似ており、和名では「ぶどう石」と呼ばれています。
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◆フローライト

誕生石:- 石言葉:「控えめな愛」「傷心」「少しの希望」など
多くの色合いをもつだけでなく、一石の中に複数色が入ることもある彩り豊かな宝石です。
鉱物が紫外線によって蛍光反応を示すことが初めて発見されたのはフローライトだったといいます。
原石の多くは正六面体で発見されるといいますが、稀に正八面体を成すものもあり人気があります。
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『ヘ』から始まる宝石
◆ベキリーブルーガーネット

誕生石:1月 石言葉:-
マダガスカルのベキリー鉱山で発見された、変色効果を示すガーネットです。
太陽光や蛍光灯下ではブルー系の色合い、ろうそくや白熱灯の下では赤味を帯びたパープルに変化します。
かつて青いガーネットは存在しないといわれていたこともあり、コレクターを中心に人気の高い種類です。
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◆ヘソナイトガーネット

誕生石:1月 石言葉:-
グロッシュラーガーネットの中で、レッドやオレンジの色合いをもつものです。
明るいゴールド系のオレンジを発色するものが高品質とされています。
他のガーネットより硬度や屈折率が低いことから、ギリシャ語の「hesson(劣る)」に由来し名付けられたといわれています。
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◆ペタライト

誕生石:- 石言葉:-
リチウムが発見された鉱物としても知られ、工業製品などに使われることも多い宝石です。
薄く剥がれる性質をもち、剥がれた結晶が葉のように見えることからギリシャ語の「petalon(葉)」 と「lithos(石)」から名付けられたといわれています。
割れやすくもろいため、コレクター向けにカットされることが多いようです。
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◆ペツォッタイト

誕生石:- 石言葉:-
2002年にマダガスカルで発見された、比較的新しい宝石です。
ピンクやラズベリーレッドを呈し、カットによってはキャンディのような可愛らしい印象を与えます。
発見当初ベリルの一種だと考えられていたり、外観が似ていることから「ラズベリル」や「ラズベリーベリル」と呼ばれることもあります。
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◆ペトリファイドウッド

誕生石:- 石言葉:-
太古の時代の樹木が化石化してできた宝石です。
和名は「化石木(かせきぼく)」や「珪化木(けいかぼく)」です。
日本国内でも発見されており、「根反の大珪化木」(岩手県)は特別天然記念物に、「夜宮の大珪化木」(福岡県)は天然記念物にそれぞれ指定されています。
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◆ベニトアイト

誕生石:- 石言葉:-
レッドベリル 、ロードクロサイトと並び「アメリカの三大希少石」と呼ばれるベニトアイト。
美しいブルーとダイヤモンドのような強いファイアが特徴的な宝石です。
主な産地はアメリカのサンベニト郡で、宝石品質のものがサンベニト郡以外から見つかることは非常に稀だといわれています。
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◆ヘミモルファイト

誕生石:- 石言葉:-
結晶が剣のようなフォルムで、両先端の形が異なる「異極像」を示す宝石です。
その形から、ギリシャ語の「Hemi(半分)」と「Morphe(形)」が名前の由来で、和名は「異極鉱(いきょくこう)」といいます。
カラーレス、ホワイト、ライトブルー、ライトイエロー、ブラウン、グリーンなどを呈します。
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◆ヘリオドール

誕生石:- 石言葉:「希望」「忍耐」など
エメラルドやアクアマリンと同じベリルの一種で、イエローグリーンのものを指します。
かつてイエロー系のベリルは全てヘリオドールと呼ばれていたそうですが、今は色の違いで3つに呼び分けられることが多いといいます。
ギリシャ語の「ヘリオス(太陽)」と「ドロン(贈り物)」が名前の由来と伝わります。
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◆ペリステライト

誕生石:- 石言葉:-
フェルスパー(長石)グループに属する鉱物の一つで、「ぺリステリズム」と呼ばれる光学効果をもちます。
ムーンストーンに似た青白い閃光を放つものもあり、それらが「ブルームーンストーン」として流通することもあります。
ぺリステリズムが鳩の首周りを連想させることから、ギリシャ語の「Peristera(鳩)」に由来し名付けられたといわれています。
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◆ペリドット

誕生石:8月 石言葉:「夫婦愛」「豊穣」「幸せ」など
爽やかな若草色が印象的な宝石です。
透明度が高く鮮やかなグリーンのものほど価値高く扱われます。
比較的流通量の多い宝石ですが、5ctを超えると極端に数が減り、価格も大きく上がるといわれています。
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◆ベリル

誕生石:- 石言葉:-
エメラルドやアクアマリンなどが属する鉱物で、主要な色は8色で、色によって名前が異なります。
ギリシャ語で緑色の石を意味する「Beryllos」が名前の由来で、和名を「緑柱石(りょくちゅうせき)」といいます。
ベリルの中で最も価値高く扱われるのはレッドベリルです。
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『ホ』から始まる宝石
◆ポードレッタイト

誕生石:- 石言葉:-
1965年にカナダのケベック州で発見されたといわれる、優しいピンクカラーが印象的な宝石です。
見る角度によって色が変わる、多色性が強いものもあります。
宝石品質で大粒のものが採れにくく、多くは0.1ct程度といわれる珍しい宝石です。
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◆ポルサイト

誕生石:- 石言葉:-
カラーレスやホワイトをした宝石で、ピンクやブルー、パープルなども見つかっています。
ギリシャ神話に登場する有名な双子の兄弟の一人「ポルクス」が名前の由来です。
現在ペタライトと呼ばれる鉱物が昔はカストライトと呼ばれ、2つの鉱物は双子のように思われていたようです。
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◆ボルダーオパール

誕生石:10月 石言葉:-
砂岩や鉄鉱石が母岩として付いたオパールです。
オーストラリアのクイーンズランド州が主要産地として知られています。
母岩ごとカットされるため、形が独特で個性的な外観をもつものも多く、集めて楽しい宝石です。
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『マ』から始まる宝石
◆マスグラバイト

誕生石:- 石言葉:-
希少石として有名なターフェアイト数十個の中から一つ見つかるか否かといわれる程、希少性の高い宝石です。
カラーレスやライトピンク、ライトバイオレットなどが見つかっています。
モース硬度が8と高く、ジュエリーにも向いていますが、希少性の高さから市場で見かけることは少ないレアストーンの一つです。
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◆マラカイト

誕生石:- 石言葉:「成就」「成長」など
濃淡のグリーンによる、独特の渦巻き模様が特徴的な宝石です。
古来から染料や顔料として利用されたり、銅の資源や花火の発色剤としても使用されてきました。
モース硬度が3.5 – 4.5と柔らかく割れやすい宝石です。
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◆マラヤガーネット

誕生石:1月 石言葉:-
2種類以上のガーネットが混ざり合った固溶体で、ピンク系の色合いが特徴的です。
さまざまな濃淡のピンクのほか、ブラウン、ゴールドなども見つかっています。
中にはカラーチェンジ効果をもつものもあり、光源によって違う色合いを楽しめます。
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『ム』から始まる宝石
◆ムーンストーン

誕生石:6月 石言葉:「愛の予感」「健康」「幸運」など
ポワンと光が浮かび上がる「シラー効果」を示す宝石です。
ホワイトの他、ブルーやオレンジ、グリーン、ブラックなども存在します。
月の光が固まってできたものや月の神と関連しているなど世界各地で月にまつわる逸話をもつ宝石です。
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『メ』から始まる宝石
◆メロパール

誕生石:6月 石言葉:-
淡いオレンジ色をした、大変希少なパールの一種です。
真珠層がないためオリエント効果は見られませんが、火炎模様を示すものはあります。
巻貝のハルカゼヤシガイから採取しますが、養殖が難しいため天然産に限られています。
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『モ』から始まる宝石
◆モアッサナイト

誕生石:- 石言葉:-
ダイヤモンドと見た目が似ており、強いファイアを放つ宝石です。
天然のものは非常に希少なため、流通しているのは人工的に作られた合成石です。
カラーレスの他、ブルーやグリーン、レッド、グレー、ブラウンなど多くの色合いが存在します。
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◆モスアゲート

誕生石:- 石言葉:-
アゲート(めのう)の中に植物が生えたような模様を見せるものです。
グリーンの内包物が苔(モス)のように見えることが名前の由来で、和名は「苔瑪瑙(こけめのう)」「草入りめのう」です。
ヨーロッパでは古来から、植物の精を宿した石だと信じられていたそうです。
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◆モリオン

誕生石:- 石言葉:-
黒水晶と呼ばれる、不透明でブラックを呈するクォーツです。
スモーキークォーツが長い歳月を経て成長した結果、黒くなったものです。
スモーキークォーツに比べ産出量が少なく、希少性の高い宝石です。
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◆モルガナイト

誕生石:4月 石言葉:「可愛らしさ」「性格の良さ」など
エメラルドやアクアマリンと同じ鉱物ベリルの一種で、ピンク色の宝石です。
宝石収集家でモルガン財閥の創始者であるJ.P.モルガン氏にちなみ、ティファニー社によって命名されたといわれています。
結晶は大粒が多く、さまざまなカットが施されるのも魅力です。
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◆モルダバイト

誕生石:- 石言葉:-
天然ガラス「テクタイト」の一種で、落下した隕石によって生成すると考えられています。
結晶は透明で、落ち着いたグリーンを呈します。
発見地である旧チェコスロバキアのモルダウ川にちなんで名付けられたといわれています。
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◆モンテブラサイト

誕生石:- 石言葉:-
フランスのクルーズにあるモンテブラ採石場で発見されたことから名付けられたといわれるレアストーンです。
ミントグリーンの他、カラーレス、グレー、グリーン、ライトピンクやライトイエローなどが見つかっています。
原石が小粒な上に宝石品質のものが少なく、主にコレクター向けにカットされることが多いようです。
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『ユ』から始まる宝石
◆ユークレース

誕生石:- 石言葉:-
産出量が少なくカットが困難なレアストーンの一つです。
人気の色はブルーで、他にもカラーレス、イエロー、グリーンなどが存在します。
もろく割れやすい性質から、ギリシャ語の「eu(容易に)」「klasis(割れる)」が名前の由来です。
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◆ユーディアライト

誕生石:- 石言葉:-
発見当初はガーネットと混同されていたといわれる、ピンクやレッドなどの色合いが印象的な宝石です。
酸に溶けやすいため、ギリシャ語の「eu(容易に)」「dialuein(溶ける)」が名前の由来といわれています。
宝石品質のものが少なくカットも困難なため、宝石として市場に出回ることは少ないかもしれません。
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◆ユーパーライト

誕生石:- 石言葉:-
2017年にアメリカ・ミシガン州アッパー半島のスペリオル湖で発見された、新種の宝石です。
ソーダライトを含み、ブラックライトを当てると明るいオレンジ色に発光します。
アッパー半島住民の愛称「Yooperes(ユーパーズ)」にちなんで命名されたといわれます。
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『ラ』から始まる宝石
◆ラズーライト

誕生石:- 石言葉:-
青い海のような美しいブルーが印象的な宝石です。ホワイトと混ざり合う斑状模様を見せるのも特徴の一つです。
名前の由来は諸説ありますが、一つにドイツ語の「Lazurstein(青い石)」からというものがあります。和名は天藍石です。
名前は似ていますが、ラピスラズリの主要鉱物であるラズライト(Lazurite)とは異なる鉱物です。
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◆ラピスラズリ

誕生石:12月 石言葉:「健康」「愛和」「清浄」など
ラズライト(Lazurite)を主鉱物とし、ソーダライトやカルサイトなど、複数の鉱物によって生成したブルーの宝石です。
パイライトをバランス良く含むものは、夜空の星の煌めきのような輝きを見せ、コレクターに人気です。
古代エジプトで装飾品に使用されたほか、顔料として絵画などにも使われてきました。
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◆ラブラドライト

誕生石:- 石言葉:「内なる魅力」「潜在能力」など
表面に「ラブラドレッセンス」と呼ばれる、幻想的な光学効果を示す宝石です。
カラーレスやブラック、グレーなどの地色に、多彩な色の光が現れます。
アメリカのオレゴン州で採れるラブラドライトは銅を含み、個性豊かな外観をもつことからコレクターを中心に人気上昇中です。
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◆ラリマー

誕生石:- 石言葉:「平和」「愛」など
鉱物ペクトライトの一種で、ホワイトが混ざるブルーやグリーンをした宝石です。
発見者が娘の名前「Larissa」と、スペイン語の「mar(海)」を合わせて「Larimar」と名付けたといわれています。
球体や卵のような丸みを帯びたフォルムにカットされることも多く、人気が高い宝石です。
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『リ』から始まる宝石
◆リヒテライト

誕生石:- 石言葉:-
リヒテライトはネフライトと同じ角閃石グループに属する鉱物の一種です。
ブルー、グリーン、グレー、レッド、イエロー、褐色など様々な色合いを呈します。
ブルーのリヒテライトの中にはスギライトと混ざり合ってできたブルースギライトと呼ばれるものもあるそうです。
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『ル』から始まる宝石
◆ルチルクォーツ

誕生石:- 石言葉:「家庭円満」など
透明なクォーツの結晶内部にルチルの針状インクルージョンを含んだものです。
ルチルはゴールドの他、シルバーなどが存在します。
ゴールドのルチルがバランス良く入ったものはまさに黄金の輝きをもち、人気が高いです。
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◆ルビー

誕生石:7月 石言葉:「情熱」「仁愛」「威厳」など
サファイアと同じ鉱物コランダムの一種で、レッドを呈する宝石です。
宝石としての歴史が長く、古来から多くの民族で崇められ、大切にされてきた宝石です。
硬度が9とダイヤモンドの次に硬く、靭性も高いため、日常的なジュエリーとしても楽しめる宝石です。
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◆ルベライト

誕生石:10月 石言葉:-
濃いピンクからレッドを呈するトルマリンの一種です。
ラテン語で赤い色という意味の「rubellus」が名前の由来といわれています。
トルマリンの中で、パライバトルマリン、インディゴライトトルマリンに続いて価値が高い種類です。
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『レ』から始まる宝石
◆レインボームーンストーン

誕生石:6月 石言葉:-
フェルスパー(長石)グループの中で、虹色の輝きを示す鉱物を指します。
アンデシンラブラドライトとホワイトラブラドライトが、一般的にこのような効果を見せます。
表面に七色の虹が煌く、とても華やかな印象をもつ宝石です。
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◆レッドアンバー

誕生石:- 石言葉:-
アンバー(琥珀)の中で、レッドを呈するものです。
ブラックライトを当てると、蛍光するという性質をもちます。
産出量が少なく、アンバーの中で最も価値高く扱われます。
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◆レッドダイヤモンド

誕生石:4月 石言葉:-
ファンシーカラーダイヤモンドの中で、最も希少価値が高いとされる種類です。
天然のレッドが産出されることは極稀で、一般に流通しているものの殆どは照射処理により発色したものです。
色合いの美しい天然のレッドダイヤモンドは、有名オークションで億単位で取引されることも多いです。
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◆レッドベリル

誕生石:- 石言葉:-
エメラルドやアクアマリンと同じ鉱物ベリルの一種で、レッドを呈する宝石です。
宝石品質のものはアメリカのユタ州周辺でしか産出されないといわれ、ベリルの中で最も高い価値が付けられています。
多くはキズやインクルージョンを含み脆い性質をもつため、一般的に透明剤の含浸処理が施されています。
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『ロ』から始まる宝石
◆ローズクォーツ

誕生石:- 石言葉:「恋愛成就」「美しさ」など
クォーツの中で、淡いピンクから濃いローズピンクなどを呈する宝石です。
歴史が長く、紀元前の時代からジュエリーとして使用されてきました。
ギリシャ神話の愛と美の女神アフロディーテに捧げられた石という伝説もあります。
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◆ロードクロサイト

誕生石:- 石言葉:「新しい愛とロマンの到来」など
ピンク~レッドを呈する宝石で、透明のものから不透明のものまで存在します。
ギリシャ語の「rhodes(バラ)」と「chros(色)」という言葉から由来して名付けられたといわれています。
半透明~不透明で白い縞模様があるものは、「インカローズ」と呼ばれ、人気があります。
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◆ロードナイト

誕生石:- 石言葉:「内に秘めた熱い思い」など
バラの花を思わせるピンク~レッドをした宝石で、多くが黒い樹脂状模様を含んでいます。
ギリシャ語の「rhodon(バラ)」が名前の由来といわれており、和名は「薔薇輝石(ばらきせき)」といいます。
透明度の高いものは「インペリアルロードナイト」と呼ばれ、高く評価されています。
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◆ロードライトガーネット

誕生石:1月 石言葉:「友愛」など
レッドパープル~パープルの色合いをもつガーネットの一種です。
パイロープガーネットとアルマンディンガーネットが溶け合ってできた種類です。
パープル味が強いものは「グレープガーネット」と呼ばれ価値高く扱われます。
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◆琅玕(ろうかん)

誕生石:5月 石言葉:-
翡翠の中で最高品質といわれるものに与えられる名前です。
透明感が高く独特のテリを放ち、とろりとした質感が魅力的な宝石です。
海外では「インペリアルジェード」と呼ばれています。
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◆ロッククリスタル

誕生石:- 石言葉:「会心」「予感」「清浄」など
カラーレスのクォーツのことを指します。
古代ギリシャでは氷が石になったと信じられていたと伝わり、ギリシャ語の「krustallos(氷)」という言葉が名前の由来といわれています。
かつて日本で産出されたことも有名で、山梨県では現在も水晶彫刻が伝統産業として引き継がれています。
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※この記事における、石言葉は、「天然石・ジュエリー事典」(監修:中央宝石研究所/発行:池田書店)および「宝石ことば」(著者:山中茉莉/発行:八坂書房)の情報を元に作成しております。
▽参考書籍・参考サイト一覧▽