ハーキマーダイヤモンドってどんな宝石?ダイヤモンドではないって本当?

ハーキマーダイヤモンド

最近人気が高騰している、ハーキマーダイヤモンド。ニューヨーク州のハーキマー地区で発見された宝石です。

ダイヤモンドと名がつくものの、実はダイヤモンドの一種ではないといいます。

ハーキマーダイヤモンドってどんな石?名前の由来は?採掘場所は?見分け方は?

こちらでは、本場アメリカでも人気急上昇中のハーキマーダイヤモンドについての知識をお伝えしていきます。

ハーキマーダイヤモンドとは

ハーキマーダイヤモンド

ハーキマーダイヤモンドの性質

結晶系六方晶系または三方晶系
化学組成二酸化珪素
硬度7
比重2.65
屈折率1.54-1.55
複屈折率0.009
光沢ガラス状

ハーキマーダイヤモンドの特徴

ハーキマーダイヤモンドとは、石英で無色の「水晶」(ロッククリスタル、クオーツ)です。

では、なぜこれをハーキマーダイヤモンドと呼ぶのでしょうか?

名前の由来

ハーキマーダイヤモンドと呼ばれる水晶は、結晶の形がほかのものとは異なります

両先端が尖った「ダブルターミネート」という形状で、ダイヤモンドの結晶にとても良く似ています

この結晶はアメリカのニューヨーク州にあるハーキマー地区で発見されたことから、「ハーキマーダイヤモンド」と呼ばれるようになりました。

他にも「ミドルヴィル・ダイヤモンド」「リトル・フォールズ・ダイヤモンド」とも呼ばれています。

一般の人も採掘できる!

ハーキマーダイヤモンド3

現在、ニューヨークではいくつかの鉱山会社が採掘を行っています。一般の人も採掘可能で、キャンプ場や採掘道具の貸し出しからガイド付きの採掘や土産店などと内容も充実。ファミリーで訪れても楽しめるレジャー施設になっています。

詳しくはコチラ↓

Herkimer Diamond Mines

Crystal Grove Diamond Mine and Campground

Ace of Diamond Mine

ハーキマーダイヤモンドの見分け方

ハーキマーダイヤモンド4

ハーキマーダイヤモンドの歴史

ニューヨークのハーキマー地区で発見された「ハーキマーダイヤモンド」。
実は歴史は古く、モホーク族(北アメリカの先住民でインディアン部族)がすでに発見しており、お守りや道具として使用していました。

しかし15世紀初頭にヨーロッパからクリスタルが輸入され、この水晶への興味は次第に薄れていきました。

それが、18世紀に入って、ニューヨーク州のモホーク谷にある岩石を掘っていた鉱員が、両先端の尖った水晶を発見。その後本格的に採掘が始まり、「ハーキマーダイヤモンド」として有名になります

両先端が尖った水晶は、アフガニスタン、ノルウエー、ウクライナ、中国、チベット、メキシコ、米国アリゾナ州など世界各国で発見されています。

現在はこのような水晶が市場に多く出回っていますが、「ハーキマーダイヤモンド」と呼ばれるのは、ニューヨークのハーキマー地区で産出されたものだけです。

見分け方

ハーキマーダイヤモンドは無色透明ですが、太陽光の下では薄い青色が石の端側に現れます

またメキシコ産などは結晶全体に白味がかっており、中国やチベット産は灰色味が濃くなります。

光沢

煌めきが強いガラス光沢を放ち、表面はスムースで艶があります。

透明度

他の水晶よりも高い透明度を持ちます。虹色の内包物や気泡、黒いカーボンなどが内部に見られることがあります。

ニューヨーク以外で採られたものは光沢や硬度が落ちるものが多く、チベット産などは内部に濁りが生じているものがあります。

全体的に小さくて両方の先端が尖っています。長細いものはほとんどありません。

条線

水晶の結晶表面には、横に走る線状のラインが多く見られますが、ハーキマーにはほとんど見当たりません。ただし、大きい結晶には条線が見られることがあります。

まとめ

ハーキマーダイヤモンド5

コロンとしてとても可愛いハーキマーダイヤモンドのクリスタル。

地元アメリカでも人気があり、普通のロッククリスタル(水晶)より価値高く取り扱われることも多いとか。

原石を部屋に飾ったり、ネックレスやお守りにしたり、いろんな形で楽しめそうですね☆

カラッツ編集部 監修