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アメリカの美術館・博物館で見られる有名な宝石とジュエリー

Photo by : Kit Leong

アメリカには多くの美術館や博物館があります。

コレクター大富豪、そしてその子孫などから寄贈された、貴重なコレクションの中には、他ではなかなか見られないような世界的に有名な宝石ジュエリーもあります。

しかし広いアメリカ、どこに行けば、それらを見ることができるのでしょうか。

そこで、アメリカに行ったらぜひ訪れて頂きたい、オススメの美術館・博物館とそれぞれの代表的な展示品をご紹介したいと思います!!

スミソニアン国立自然史博物館(The Smithsonian National Museum of Natural History)

Photo by : Sergii Figurnyi

スミソニアン協会が運営するスミソニアン博物館は、ワシントンD.Cとその周辺にある複数の博物館教育研究センター国立動物園複合施設です。

科学、技術、産業、芸術、自然史など、1億4000点以上にも及ぶコレクションが所蔵されています。

その中にある、「国立自然史博物館」に宝石、鉱物などが多く展示されています。

スミソニアン博物館って、実は一つの博物館だけを指す名前ではなかったのですね。

国立自然史博物館には地質学、宝石、鉱物に関する莫大なコレクションがあり、歴史ある宝石やジュエリーなども数多く所蔵しています。

スミソニアン博物館は世界最大の宝石コレクションを持つことでも知られ、誰もが知る世界的に有名な宝石やジュエリーなども見ることができます。

ホープ・ダイヤモンド(Hope Diamond)

スミソニアン博物館のハイライトともいえる、行ったら絶対に見ておきたい宝石の一つです。

世界で最も有名なブルーダイヤモンドとも言える「ホープ」は、45.52ctのブルーダイヤモンドです。

所有者達が次々と不幸に見舞われたことから「呪われたダイヤモンド」としても知られています。

銀行家ヘンリー・ホープ氏が所有したことから「ホープ」と名付けられ、最後の所有者であったハリー・ウィンストンによって1958年にスミソニアン博物館に寄贈されました。

一節では、映画『タイタニック』(1997年)の劇中に登場するハートシェイプのブルーダイヤモンド、“碧洋のハート”のモデルになったともいわれています。

ホープダイヤモンドについて詳しく書いた記事もありますので、良かったら読んでみて下さいね。

ホープダイヤモンド

ホープダイヤモンドの呪われた伝説とは?碧洋のハートのモデルって本当?

ボストン美術館(Museum of Fine Arts, Boston)

Photo by : Jay Yuan

アメリカのマサチューセッツ州ボストンにある美術館です。

1876年の開館以来、古代エジプトから現代におよぶ50万点以上の世界の美術品を所蔵しています。

ジュエリーのコレクションも充実しており、ビザンチンエトラスカンローマギリシャインドなど、あらゆる文化の中で作られた、貴重な作品を多く展示しています。

カステラーニティファニーなどが制作した、有名なジュエリーの数々も見ることができるようですよ。

ジュエリーの歴史に興味がある方や、アンティークジュエリーが好きな方には、ぜひオススメしたい美術館です。

マージョリー・メリウェザー・ポストのブローチ(Marjorie Merriweather Post brooch)

アメリカの実業家であったマージョリー・メリウェザーが所有した、60ctのエメラルドを配したブローチです。

エメラルドには17世紀のインドで彫られたとされる彫刻が見られ、表面にはアイリス裏面にはカーネーションが描かれています。

元々は、インドの伝統的な装飾品に嵌められていたと考えられていますが、1920年代にアメリカのマーカス&カンパニー社が購入。

のちに2個のテーブルカット13個のペアシェイプエメラルドとパヴェダイヤモンドを配したブローチのセンターにセッティングされました。

メリウェザーは熱心な宝石収集家で、特にエメラルドがお気に入りだったのだそうです。

ロサンゼルス自然史博物館 (Natural History Museum of Los Angeles County)

Photo by : Hayk_Shalunts

アメリカ西海岸で最大規模を誇る、自然史博物館です。

宝石・鉱物のコレクションも豊富で、アメリカではスミソニアン博物館に次いで、莫大な数を所蔵しているといわれています。

地元のカリフォルニア州をはじめ、世界中から標本が集まり、同館が所蔵する鉱物は143,000点以上、宝石は3,000点以上にもおよびます。

一般客が見学できる宝石・鉱物ホールには、約2,000点以上ものコレクションが展示されています。

ザ・ヒクソン・ルビー(The Hixon Ruby)

“The Hixon ruby”, crystal, corundum ruby. From Mogok, Sagaing, Myanmar. Los Angeles Country Museum of Natural History catalog # 20331. (Hixon collection).

出典元:https://www.gia.edu/

196.10ctという大きさをした、有名なルビーの原石です。

原石は、所有していたフレデリック・ヒクソン大佐により、1978年に同博物館に寄贈されました。

ヒクソン・ルビーは世界で最も大きく、かつ、最も価値の高いルビーの結晶といわれています。

これまでに発見された大粒のルビー原石の中で最も完璧な結晶の形をしているそうですよ!どんなに美しいか、実際見てみたいですね!

アメリカ自然史博物館 (American Museum of Natural History)

Photo by : DW labs Incorporated

ニューヨークマンハッタンにあり、映画『ナイトミュージアム』の舞台となったことでも知られる博物館です。

創立150周年を迎えた2019年には宝石・鉱物ホールが改装され、より明るくて開放感のあるスペースに生まれ変わりました。

新たな展示室は「Allison and Roberto Mignone Halls of Gems and Minerals」と呼ばれ、世界98か国から集めた5,000点以上のコレクションを展示しています。

ここでは、「スター・オブ・インディア」、「デロング・スター・ルビー」といった、世界的に有名な宝石も見ることが出来ます。

「スター・オブ・インディア」「デロング・スター・ルビー」についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

ダイヤモンドからオパールまで!世界の有名宝石8選

パトリシア・エメラルド(The Patricia Emerald)

出典元:https://www.amnh.org/

コロンビアのチボール鉱山で採掘された、632ctのエメラルド結晶です。

1920年代地元の鉱山で働いていた男性によって発見され、同鉱山で見つかった宝石品質のエメラルドとしては、最大のものといわれています。

この巨大なエメラルドは、鮮やかな発色と結晶が完璧であることから、カットせずにオリジナルの状態で保存されています。

鉱山のオーナーの娘の名前にちなみ、パトリシア・エメラルドと名付けられました。

ヒューストン自然科学博物館(Houston museum of natural science)

Photo by : Fotos593

テキサス州ヒューストンにある、大規模な自然史博物館の一つです。

1909年に設立された同博物館は、恐竜や化石などのレプリカのほか、宝石や鉱物の展示物も充実しています。

Cullen Hall of Gems and Minerals」には、世界中から集めた450点以上の結晶標本が展示されています。

ジュエリー好きの方には、カットされた宝石やジュエリーを展示する「Lester & Sue Smith Gem Vault」や、ファベルジェの作品の展示室「Everyday Fabergé」などもオススメです。

ザ・マクフェリン・ファベルジェ・コレクション(The McFerrin Fabergé Collection)

出典元:https://www.hmns.org/

上記でご紹介したギャラリー「Cullen Hall of Gems and Minerals」に展示されている、ファベルジェのコレクションです。

ロシアの宝飾家・金細工師カール・ファベルジェが制作した600点を超える作品を所蔵するなど、プライベート・コレクションとしては世界最大規模となっています。

代表的なイースターエッグも数多くそろえており、ロシア皇帝アレキサンダー3世のために制作した「インペリアル・ダイヤモンド・トレリス・エッグ(Imperial Diamond Trellis Egg)」、実業家アレキサンダー・ケルヒの依頼による「ケルヒ・ロカイユ・エッグ(Kelch Rocaille Egg)」などを含む、70点以上の作品が展示されています。

最後に

Photo by : Milton Ekman

アメリカの美術館・博物館には、本当に素晴らしいコレクションが数多く展示されており、歴史的にも一見の価値ある展示品が多いことと思います。

世界的に有名な宝石やジュエリーたちが直接見られるのはとても嬉しいことですよね。

それぞれが別の州にあるので、全部を一度に訪れることは難しいかもしれませんが、もし機会があれば、近くの観光スポットと合わせてぜひ立ち寄ってみて下さいね!

カラッツ編集部 監修