宝石好きな人に超オススメの漫画はコレ!野間美由紀「ジュエリーコレクション」

以前、『ちびまる子ちゃんも宝石が大好きだった!宝石好きな人にお勧めしたい漫画3選』という記事を書いたところ、

「こちらのコミックも面白いですよ!」

と教えて頂いたのが、今回ご紹介する野間美由紀の「ジュエリーコネクション」シリーズの漫画です。(有難うございます♪)

この漫画を描かれたのは野間美由紀さん。野間さんといえば『パズルゲーム⭐はいすくーる』。いやぁ懐かしいです〜。

しかしこちらの「ジュエリーコネクション」シリーズも、読んでみたら、面白い!面白い!めちゃくちゃ宝石の勉強にもなって一石二鳥。どんな内容か、さらっとご紹介しましょう♪

※2018/07/13追記:な・・・なんと、ブログ公開後、著者の野間先生ご本人にコメントいただきました。緊張で手が震えます・・・。


上でも触れられているイーブックジャパンのリンクはこちらです。

気を取り直して、

それでは始めます!

※ネタバレ少し含みますのでご注意ください

ミステリー漫画家が描く「宝石への情熱」がすごい!

皆さん、覚えていますか?あの名作漫画『パズルゲーム⭐はいすくーる』。高校生4人組が数々の難事件を解決していくミステリー学園コメディ。34巻まで続いたロングセラーです!毎月「花とゆめ」を楽しみに読んでいた人もいたのでは?

野間美由紀さんが漫画家デビューしたのは1979年。18歳の時です。早い!1983年から描き始めた『パズルゲーム⭐はいすくーる』が大ヒット、野間美由紀さんは少女漫画の中でもミステリー漫画の地位を確立した人物。

今回ご紹介する「ジュエリーコネクション」シリーズは12巻完結ですが、今回私が手に入れられたのは『ピンキーリング』『香港翡翠幻想』『君はルビーの嘘をつく』そして新ジュエリーコネクション『アダマンドの砦』の4巻のみ。(今から20年位前の作品なので、全巻手に入れるのは難しいのかも……。)

しかしこの4冊の漫画を読んだだけでも、宝石店の店員さんになれるのでは?というほど宝石の知識が身につきます。野間さん、詳しすぎる。そして宝石への愛情がすごすぎる。全作品、宝石が鍵となるミステリーです。

あらすじとオススメ

主人公は札幌出身で将来はジュエリー・デザイナーを目指している高岡美鳥、22歳。有名な宝石会社、オカモト貴金属が経営するジュエリー・ブティック「ロゼ」で働いていましたが、いきなり本社の調査部部長、梶野史郎に引き抜かれ、調査部員として宝石がらみの事件を次々と解決していくというストーリーです。

こちらの漫画、全てのシリーズで毎回毎回違う宝石をテーマにして、その宝石を中心に物語が展開していきます。

主人公、高岡美鳥のセリフはこんな感じ。

“ウォーターサファイアって呼ばれるのはアイオライトよね。角度を変えてみると青味が消えて透明な石にも見える二色性があるのがアイオライトの特性でしょう?”

“例えば「イブニング・エメラルド」っていうのはペリドットのことだし、「シトリン・トパーズ」は黄水晶のことなの。”

(ともに『君はルビーの嘘をつく「アイオライトの雨」』より)

“パヴェってねフランス語で「石畳」って意味よ。石畳みたいにメレダイヤをびっしりセットするからそう呼ぶのね。”

(『香港翡翠幻想 「ヒールの下の石畳」』より」)

というセリフがバンバン出てきて盗まれた宝石を取り戻したり、殺人事件を解決したり。時々上司である梶野史郎とのベットシーン(セクハラじゃないの?)も出てきますが、あくまでも主人公は宝石

私が一番オススメなのは6巻の『香港翡翠幻想』。ここでは、「ザ・キングフィッシャー」という名前の700万円の翡翠のルースが登場します。かなりリアルな設定なので、もしかして本当にそんな名前の翡翠があるのかとググってしまいました。

宝石の詳しい説明とともに、えっ、この人が犯人だったの?というどんでん返しも楽しめる漫画、これはかなりレア。なかなかありません!

最後に

あ〜、面白かった、野間美由紀さんの漫画『ジュエリーコネクション』シリーズ。野間美由紀さんもやはり宝石が大好きだそうです。

以前ミキモトで、非常に珍しいコンクパールのペンダントとリングを購入したこともあるとか。他にもたくさん宝石をお持ちの様子。ぜひ拝見してみたいですね!

カラッツ編集部 監修