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私怒ってます!上野で購入した宝石、4個中2個が偽物だった件について

キーッ! クヤシイ! 

ええ、もう、ワタシ、怒ってます!

スタバのテーブルをひっくり返してやりたいくらい。

そう、ここは上野のスタバの外のテラス。

画像はイメージです

目の前には鑑定してもらった宝石が4点。

画像は実物です。
  • ブルートパーズ
  • グリーンアメシスト
  • ガーネット
  • ペリドット

といった色とりどりの宝石たちです。

・・・いや。

宝石たちでした

3ヶ月前に上野の宝石店で石を購入しました

 

左:ガーネット 右:グリーンアメシスト
ペリドット
ブルートパーズ

テーブルに並べられているのは、私が目をキラキラさせながら購入した宝石たち。

あれは今年の夏。

上野に古くからある宝石の卸会社で、4つのかわいい宝石を購入しました。

会社は日本でもわりと名前の知られた会社。

ワタクシ、今回以外も結構ここの会社から宝石を購入してるんですよ、皆さん。

とはいえちょっと最近買いすぎかも・・・と思ってきたので、家の整理も兼ねてメルカリにでも売ろうかなと思っていたんです。

ちょうど上野に行く機会があったので、カラッツ本社を訪ね、念のため出品にあたって事前鑑定をお願いしようとしていた所でした。

そして鑑定が終わり、スタバで結果を聞き、ええそうです。「スタバのテーブルをひっくり返して」やりたくなった冒頭に戻るというわけです。

宝石の鑑定結果(泣)

「まず、このブルートパーズは半分偽物ですね。」

鑑定士が、私が特に気に入っていた「ブルートパーズ」を「偽物」と指さします。

ブルートパーズと「言われて」買った宝石

2ctはあるであろうカットされたペアシェイプ型の石が2つと、5ctはある大粒のペアシェイプ。

半分偽物」というその分かりにくい日本語は、「小さい方の2つは本物のブルートパーズだけれど、大きい方の石は合成スピネルということらしいです。

な・・・なんだその、そんな、モヤモヤする売り方しやがってーーー(泣)!!!

グリーンアメシストと「言われて」買った宝石

「こっちは人工処理石ですね。」

今度はグリーンアメジストが「偽物」と指さされます。

「ホワイトトパーズにコーティング(ペインティング)したもの」

という鑑定結果が目の前に出されました。

ああ、あのお店、あの上野の宝石卸会社。。。はっきり、『グリーンアメジスト』って書いてあったのに・・・!

正真正銘のガーネット
しっかり本物のペリドット

こちらのガーネットと、ペリドットは本物でした。

鑑定士がニコリと微笑みます。が、もう私の心はここにあらず。

冷たい風が、スタバのテラスに吹きすさびます。

というわけで、私のかわいい4つの宝石たちは、4個中2個が本物2個が偽物でした

なんで・・・なんで偽物なのよ!?

日本の宝石店で、あんなに堂々と偽物の石が売っているということがショックだった私。

ちょっと調べてみました。

まず、私が購入したブルートパーズ、アメシスト、ガーネット、ペリドットは、「半貴石」と呼ばれる宝石に当たるそうです。

一方、5大宝石と言われるダイヤモンド、ルビー、サファイヤ、エメラルド、アレキサンドライトは「貴石」と呼ばれています。

半貴石は貴石と比較すると値段も安く、価値も低いと考えられる宝石で、

  • ザラザラとまとまった量をグラム単位で輸入している
  • 貴石のように1個1個ルーペで見て慎重に仕入れない
  • なのでニセモノが混じっていても分からない

らしいです。

えええ・・・。

実際、業者の方でも知らず知らずの内に、悪意なく偽物を仕入れてしまうこともあるし、宝石業界には「半貴石は宝石ではなくアクセサリー」という人すらいます。

例えば宝石を買う時にもらう、ハードカバーがついた鑑別書。ありますよね。

あれも宝石1つを鑑別するのに安くとも数千円はかかるので、「はっきり言って、1万円以下の半貴石を売るときに、鑑別書をつけるのは気が進まない」という業者もいるとか。

いや、でも・・・でもね、だからといって偽物を売って良いことにはならないと思うんですけど。。。

最後に

よく、

「安物買いの銭失い」

という言葉がありますが、まるで買った人が悪いみたいで、ちょっと納得できませんよね。

少なくともワタクシは納得できません!

「半貴石は安い」と言っても一応宝石ですからそれなりの値段がします。

買ったときのトキメキだってあります。

宝石を買うということは、大事なことなんです。

だからこそ、まずは宝石を買う時は、できるだけ鑑別書がついている商品を買いましょう。

しかしその鑑別書にも偽物がありますから、きちんとした鑑別機関が発行したものか確認することも大切です。

そしてやはり信用できるお店で買うこと。

私のような目に遭う人が、少しでも減ることを祈っています。

カラッツ編集部 監修