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鑑別書・鑑定書の料金と特徴は?プロ厳選”5つの宝石鑑別機関”

宝石鑑別書

お客様から、ご家族から受け継いだジュエリーや宝石が確かなものなのか、どのくらいの品質なのかを知りたいというご相談を受けることがあります。

そんな時は、宝石のプロが利用する宝石鑑別機関に依頼すれば、宝石店を通して依頼するより、スピーディーで料金も抑えられます

しかし、鑑別機関は日本国内だけでも数多くあり、一般向けに情報が開示されていないところもあるため、どの機関を選んで良いのか、鑑定書や鑑別書の料金は幾ら位なのか、業者でなくても利用可能なのかなど、様々な疑問があると思います。

ここでは、私が鑑定書や鑑別書を依頼する場合によく利用する鑑別機関とそれぞれの特色、そして各鑑別機関の基本料金についてご紹介したいと思います。

そもそも、鑑定書と鑑別書の違いについてよく分からない、という方はこちらの記事もご参考に。

【覚えて!】鑑定書と鑑別書、2つの違いについて

宝石鑑別機関とは

鑑別書 料金
宝石の鑑別、鑑定を行う宝石鑑別機関は、日本に数十社以上あり、その多くが東京の御徒町にあります。

御徒町には宝石鑑別機関だけでなく、ルースジュエリージュエリー用品などを取り扱う卸売店小売店も多数あり、一般消費者が出入りできるお店も沢山あります。

宝石鑑別機関は、ダイヤモンドのグレードが何であるかを判別したり(鑑定)、その石が何の宝石であるかを調べたり(鑑別)、石の持つ特徴から宝石の産地などを判定する、などの業務を行っています。

基本的に宝石鑑別機関が宝石の販売を行うことはなく、これにより、鑑定・鑑別の結果は中立で公正な結果が出されるようになっています。

卸売商や小売店など業者が利用することが主ですが、一般の人でも依頼することはできます

それでは、実際私がよく利用する、おすすめの宝石鑑別機関5社ご紹介しましょう。

国外の鑑別機関

日本に支社がある、海外の宝石鑑別機関として最も有名なのはアメリカのGIAです。

恐らく世界で最も名を知られており、GIAの鑑定書や鑑別書は、日本のみならず世界中で通用します。

① GIA(ジェモロジカル・インスティテュート・オブ・アメリカ)

GIA TOKYO 外観

1931年に設立された、GIAは、アメリカ・カリフォルニア州カールスバッドに本拠地を置き、宝石学(ジェモロジー)の研究教育も積極的に行っている、宝石鑑別機関です。

世界各国に10の支部があり、現在のダイヤモンドの鑑定基準になっている4Cを考案したことでも知られます。

有名オークションにおいて出品されるダイヤモンドには、GIAの鑑定書を付けることが義務付けられています。

また、GIAの教育機関で学び、厳しい試験に合格した者にはGIA-GG(Graduated Gemolosist)という称号が与えられます。

世界で活躍している宝石鑑定士の中に、GIA-GG保持者は多く、世界的に通用する資格の一つです。

ハリー・ウィンストンやカルティエ、ミキモトなどで購入したジュエリーに、GIAの鑑定書や鑑別書が付いてくることもあり、大手ブランドからの信頼も厚い鑑別機関の一つです。

GIA公式サイトへ

AGL加盟の宝石鑑別機関の比較

日本には、AGL(宝石鑑別団体協議会)という国内の主要宝石鑑別機関12社が集まってできた団体があります。

AGLは、健全な業界の発展消費者保護を目的に結成されました。AGL加盟の鑑別機関は、消費者の混乱を避けるために鑑定書や鑑別書の記入方法を統一しております。

AGL加盟の鑑別機関の中から、私がよく利用するところを幾つかご紹介したいと思います。

②中央宝石研究所(CGL)

中央宝石研究所 外観

日本の宝石鑑別機関の中で最も海外で知られており、国内最大規模の宝石鑑別機関です。

特にダイヤモンドの鑑定書については、ここ、中央宝石研究所のものが日本の宝石卸商の間で最も多く利用されています。

実はダイヤモンドのグレード非常に微妙なもので、鑑別機関によってわずかに結果が変わる可能性があります。そのため、どこの鑑別機関の鑑定書かが意外と大切だったりします。

中央宝石研究所は、1970年に設立され、現在日本で発行されるダイヤモンド鑑定書の多くを取り扱っています。

宝石学の研究と教育にも力を入れており、一般の方も参加できるセミナーも定期的に行っています。

中央宝石研究所(CGL)公式サイトへ

③AGTジェムラボラトリー

AGTは、ダイヤモンド、特にファンシーカラーダイヤモンド(イエローダイヤモンドやピンクダイヤモンドなど色の付いたダイヤモンド)に強い鑑別機関です。

一般の方も参加できるセミナーが定期的に開催されており、ダイヤモンドや主要な色石の知識を学ぶ機会も提供しています。

AGTジェムラボラトリー公式サイトへ

④JTL(ジュエルトレーディングラボラトリー)

JTL 外観

近年実力を伸ばしており、百貨店国内大手ブランドでの取り扱いも増えている宝石鑑別機関です。

私が知っている限り、納期が一番早いことが強みでしょうか。

宝石関連で何か分からないことがあれば、気軽に相談できるところもおすすめの理由です。

ダイヤモンドの鑑定において、ジュエリーにセッティングしてあるものはそのままだと鑑定してもらえない鑑別機関もありますが、JTLの場合、ダイヤモンドを枠から外す作業も代行してもらえます。
※枠から外す作業には、鑑別とは別に2営業日程必要で、別途料金が掛かります。

⑤DGL(ダイヤモンドグレードラボラトリー)

DGL 外観

東京のほか、大阪名古屋にも支社があります。

百貨店などの宝石売り場や国内のブライダルリング専門店で扱われていることが多い印象です。

DGL(ダイヤモンドグレードラボラトリー)公式サイトへ

宝石鑑定・鑑別の料金

ダイヤモンド ルース ルーペ

それでは、各機関の基本料金についてもご紹介しましょう。

但し、ご紹介するものは、あくまでも一般的な鑑定・鑑別に掛かる基本料金となります。

ダイヤモンドのハートアンドキューピッドⅡ型検査産地鑑別など検査方法や宝石の種類によって、オプションが含まれ高くなる場合もあります。

また、鑑別機関によっては、鑑定書や鑑別書の種類が分かれており、それぞれ料金が異なります。

鑑別機関に連絡し、どんなものが調べて欲しいかなどを事前に相談の上行かれることをおすすめします。

鑑定書の料金(ダイヤモンド)

※0.3カラットダイヤモンドの場合、2022年10月現在

宝石鑑別機関 基本料金(消費税別) 納期
①GIA 8,200円 10営業日
②CGL 4,500円 10営業日
③AGT 4,000円 6営業日
④JTL 4,000円 2営業日
⑤DGL 4,500円 3営業日

宝石鑑別機関に鑑定書(ダイヤモンド)を依頼する際の注意点
ルースの状態での依頼が原則です。
カラット数毎に料金が変わります。
※ここでは各社比較のため、0.3ctダイヤモンドの基本料金を記載しております。
※鑑別機関によっては鑑定書の種類などが分かれている場合もあり、それによっても料金が変わります

上記料金が全てではありませんので、詳細が知りたい方は各機関に直接お問い合わせください。

鑑別書の料金(色石)

※2022年10月現在

宝石鑑別機関 基本料金(消費税別) 納期
①GIA 9,700円 10営業日
②CGL 4,000円 6営業日
③AGT 4,000円 6営業日
④JTL 4,000円 2営業日
⑤DGL 4,500円 3営業日

宝石鑑別機関に鑑別書を持ち込む際の注意点
翡翠ルビーサファイアなどの鑑別の場合は、料金がプラスされることがあります。
・1つの商品で、複数石検査する場合、料金がプラスされることがあります。
※鑑別機関によっては鑑別書の種類などが分かれており、それによっても料金が変わります

上記料金が全てではありませんので、詳細が知りたい方は各機関に直接お問い合わせください。

各宝石鑑別機関の連絡先と所在地

ご紹介した5つの宝石鑑別機関の連絡先簡単な所在地についてもまとめておきます。

機関によって、受けられない宝石や検査などもありますので、まずは確認してから行かれることをおすすめします。

宝石鑑別機関 電話番号 所在地
①GIA 03-5812-3215 東京(御徒町)
②CGL 03-3836-3131 東京(御徒町)・名古屋・大阪・博多
③AGT 03-5830-6732 東京(御徒町)
④JTL 03-3835-0607 東京(御徒町)
⑤DGL 03-3832-2432 東京(御徒町)・名古屋・大阪

最後に

非加熱サファイア GIA鑑別書

私がおすすめする5つの宝石鑑別機関について、ご紹介しました。

それぞれ機関によって少しずつ強みや特長が異なります。ご紹介した内容を参考に、ご自分のニーズにあった鑑別機関を選んで頂けたら幸いです。

カラッツ編集部 監修

ABOUT US

ジュエリー業界に数年従事。その後別業種に転職しながら、ジュエリー好きが高じて、宝石に関する記事執筆やコンサルティング業務も行う。年に数回海外旅行に行った際には、現地のジュエリーショップや博物館をチェックするのが楽しみ。好きな宝石はカラーダイヤモンド。