いつか欲しい、憧れのファンシーカラーダイヤモンド

ファンシーカラーダイヤモンド ルース

ダイヤモンドと聞いて、多くの方最初に思い浮かべるのは、カラーレスのものではないでしょうか。

しかし、実はダイヤモンドにはイエローピンクブラックなど、多くの色合いが存在します。

色の起因はそれぞれ異なり、知れば知るほど奥が深いダイヤモンドの世界。

今回はファンシーカラーと呼ばれる12色のダイヤモンドについて、特徴価値基準人工処理世界最大のものなど様々な観点からお伝えできればと思います!

ファンシーカラーダイヤモンドとは?

カラーレスが有名なダイヤモンドですが、実はカラーバリエーションが豊富で、多くの色合いが存在します。

むしろ、全くのカラーレスのダイヤモンドというものは非常に少なく、多くはイエロー味ブラウン味帯びています。

カラーレスダイヤモンドを鑑定する際、カラーグレーディングDからZまでで評価され、D最もカラーレスに近くZに近づくイエロー味ブラウン味が強いという判断になります。

しかし色味がZ以上の濃さになると、「ファンシーカラー」に分類され、逆に価値が上がります

ファンシーカラーダイヤモンドには多くの色合いが存在しますが、中には滅多に見つからない希少な色もあり、濃さによっては世界の有名オークションで驚くような高値で取引されています。

ファンシーカラーダイヤモンドのカラーグレーディング

ダイヤモンド ソーティング

ダイヤモンド鑑定基礎を作ったといわれる、GIA(Gemological Institute of America:米国宝石学会)では、ファンシーカラーダイヤモンド鑑定において、色相トーン彩度3つの点基本評価しています。

色相とは、ピンク、イエローといった石全体の色です。トーンとは色の明暗で、彩度とは色の強さを示しています。

GIAのグレーディングシステムでは、色を以下の9つのグレードに分けて評価します。

ファンシー・ビビッド(Fancy Vivid)、ファンシー・インテンス(Fancy Intense)、ファンシー・ディープ(Fancy Deep)、ファンシー・ダーク(Fancy Dark)、ファンシー( Fancy)、ファンシー・ライト(Fancy Light)、ライト(Light)ベリーライト(Very Light)、フェイント(Faint)

ファンシー・ビビッド最も濃くフェイント最も薄いことを示し濃い程価値が上がります。

ファンシーカラーダイヤモンドの種類

ファンシーカラーダイヤモンドは色によってそれぞれ発色要因産地が異なります。

代表的な12種類について、特徴産地世界最大といわれるものなどをご紹介しましょう。

1.レッド

レッドダイヤモンド トリートメント ルース

画像:レッドダイヤモンド(トリートメント)

色の起因

色の要因は定かではないようですが、結晶構造に歪みが生じた結果、レッドを呈するのではと考えられています。

レッドダイヤモンドはピンクダイヤモンドに異変が生じて色が濃くなったもので、非常にレアな存在です。

世界数十個程度しかないのではと噂される程、ダイヤモンドの中で最も希少価値の高い色合いです。

産地

レッドダイヤモンドの主な産地として知られるのは、ピンクダイヤモンドの主要産地としても有名なオーストラリアアーガイル鉱山です。

ただ、産出量は非常に少なく1987年から2017年までの30年間で合計わずか20ct未満といわれています。その上、アーガイル鉱山は2020年に閉山しました。

この他、アフリカブラジルインドなどでも産出されたことがあります。

世界最大のレッドダイヤモンド

世界最大のレッドダイヤモンドとして有名なのは、5.11ctにカットされた「ムサイエフ・レッド」です。

原石は13.9ctで、ブラジルのミナス・ジェライス州にある沖積鉱床農夫が発見したといわれています。

1990年代ウィリアム・ゴールドバーグ・ダイヤモンド社が買取り、トライアンギュラー・ブリリアントカットが施されました。

2000年初頭ムサイエフ・ジュエラーが購入し、「ムサイエフ・レッド」と名付けられました。

レッドダイヤモンド

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2.ピンク

ピンクダイヤモンド ルース

画像:ピンクダイヤモンド(FANCY PURPLISH PINK)

色の起因

ピンクもレッドと同様に色の要因は解明されていませんが、結晶構造に歪みが生じたものという説が強いようです。

ブラウン味オレンジ味パープル味帯びたものが多い印象です。

産地

主な産地は、オーストラリアアーガイル鉱山で、1979年発見されて以来、2020年閉山するまでの間に世界市場の9割以上が産出されてきたといわれています。

アーガイル産の原石は一般的にブルー味が強く紫がかったピンクをしているのが特徴といわれていますが、多くは茶色がかっており、1.5ctを超えるものは滅多に見つからないそうです。

また、カラーレスダイヤモンドの1%以下の割合でしか見つからないといわれており、希少価値高く扱われます。

ブラジル産インド産淡い桜色をしており、比較的大きいサイズで産出されることもあるようです。

この他にも南アフリカアンゴラタンザニアザイールロシアなどでも産出されています。

世界最大のピンクダイヤモンド

世界最大のピンクダイヤモンドとして知られるのは、オーバル・ミックスカットが施された59.60ct「ピンクスター」です。

1999年にデビアス社によって発見され、原石132.5ctだったといいます。

2017年香港のサザビーズで、およそ7120万ドル(約79億円)で落札、当時ダイヤモンドジュエリー最高落札額記録しました。

GIA鑑定結果では、色がファンシー・ビビッド・ピンク、透明度がIF(インターナリー・フローレス)、ダイヤモンド全体のわずか2%にも満たないⅡa型という希少なタイプであると報告されています。

3.ブルー

アイスブルーダイヤモンド トリートメント ルース

画像:アイスブルーダイヤモンド(トリートメント)

色の起因

原子構造微量のホウ素(ボロン)を含有することでブルーを発色すると考えられています。

ブルーダイヤモンドの多くはグレーがかっているそうですが、グレー味の少ない純粋なブルーに近い高く評価されます。

水素の影響でブルーを呈する場合などもあるそうです。

産地

ブルーダイヤモンドが産出されるのは非常に稀です。

これまでにインドオーストラリアアーガイル鉱山南アフリカカリナン鉱山(旧プレミア鉱山)などで産出されています。

特にカリナン鉱山では過去100年間で、20ct以上もある原石が幾つか発見されたといわれています。

世界最大のブルーダイヤモンド

世界で最も大きく、かつ、有名なブルーダイヤモンドは、ホープダイヤモンドです。

オーバルとプリンセスのミックスカットで、45.52ct大きさを誇ります。

インドで発見された後、ヨーロッパの王侯貴族宝石商などの手に渡りましたが、所有者には必ず不幸が訪れるという多くの伝説を残しました。

現在は、最後の所有者であるハリー・ウィンストンから寄贈されたアメリカのスミソニアン博物館所蔵しています。

ブルーダイヤモンド

ブルーダイヤモンドの魅力|ナチュラルとトリートメント、価値はどの位変わる?

4.グリーン

ミントグリーンダイヤモンド トリートメント ルース

画像:ミントグリーンダイヤモンド(トリートメント)

色の起因

ダイヤモンドが生成される際、付近にある放射性岩石から放射線を浴びることによりグリーンを呈するものです。

また、生成過程で原子構造に変化が生じた希少なⅡa型もグリーンを発色します。

グリーンダイヤモンドは一般的に彩度が低くソフトで明るいトーンをしており、表面はイエローがかった色相を見せ、グレー味ブラウン味を帯びているものが多いといわれています。

産地

未処理のグリーンダイヤモンドは滅多に産出されず、非常に稀です。

過去にインド南米で産出されたほか、ボルネオ中央アフリカ共和国ロシアなどで発見されています。

世界最大のグリーンダイヤモンド

世界最大のグリーンダイヤモンドは、41ctの「ドレスデン・グリーン」です。

原石は希少Ⅱa型で、ファンシーグリーン評価されました。

1741年ザクセン選帝侯アウグストス2世がオランダ商人から購入、後にダイヤモンドを敷き詰めた豪華なブローチに配されます。

途中戦火を逃れるために離れた以外は、ドイツのザクセン州ドレスデンで保管され、現在もドレスデン美術館展示されています。

5.オレンジ

オレンジダイヤモンド ルース

画像:オレンジダイヤモンド(FANCY DEEP YELLOW ORANGE)

色の起因

窒素を含むことによってオレンジ色を呈するものです。

強く鮮やかなオレンジ色を見せるファンシービビッドビビッドオレンジと評価される石は、カボチャを思わせることから「パンプキン・ダイヤモンド」と呼ばれることもあります。

産地

オレンジダイヤモンドは南アフリカオーストラリアアーガイル鉱山(現在は閉山)で主に産出されるといわれますが、産出量が少なく非常に稀です。

世界最大のオレンジダイヤモンド

世界最大といわれるオレンジダイヤモンドは、ペアシェイプにカットした14.82ct「ザ・オレンジ」です。

GIAの鑑定ではファンシービビッドオレンジVS1Ⅰa型と評価されました。

2013年にクリスティーズジュネーブ支店で3554万ドル(約39億円)で落札当時オレンジダイヤモンド最高落札額記録しました。

オレンジダイヤモンド ルース

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6.パープル

パープルダイヤモンド ルース

画像:パープルダイヤモンド(FANCY PINK PURPLE)

色の起因

パープルの色の要因については明確ではありませんが、こちらもレッドと同様に結晶構造に歪みが生じた結果であるという説が強いようです。

パープルダイヤモンドも希少で、殆ど他の色味を帯びているため、純粋なパープル呈するものは大変レアです。

産地

パープルダイヤモンドは、オーストラリアのアーガイル鉱山で産したほか、カナダロシアなどでも発見されています。

世界最大のパープルダイヤモンド

世界最大のパープルダイヤモンドは「ロイヤル・パープル・ハート・ダイヤモンド」と呼ばれる、7.34ctハートシェイプが施されたものです。

ロシア産と考えられており、色はファンシー・ビビッド・パープルクラリティI1と評価されています。現在の所有者は明らかになっていません。

7.バイオレット

色の起因

バイオレットパープルより青みが強いもので、純粋なバイオレットを呈する結晶は、パープル以上に希少な存在です。

バイオレットの色の起因は、結晶内の原子格子微量の水素を含むためと考えられており、多くはブルーパープル組み合わせたような色合いに見えるといいます。

産地

バイオレットダイヤモンドの多くは、オーストラリアアーガイル鉱山で産出されたといわれています。

産出量は極めて少なく、かつ、結晶の多くは0.1ct~0.3ct程度小粒で見つかり、1ct以上のものは滅多に見つからないそうです。

世界最大のバイオレットダイヤモンド

世界最大のバイオレットダイヤモンドは、2015年にアーガイル鉱山で発見された「アーガイル・バイオレット」です。

原石9.17ctあり、後に2.83ctオーバルカットが施され、周囲にピンクダイヤモンドを配したリングにセッティングされました。

GIA鑑定では、色がファンシー・ディープ・グレイッシュ・ブルーイッシュ・バイオレットと評価されました。

8.イエロー

イエローダイヤモンド ルース

画像:イエローダイヤモンド(LIGHT YELLOW)

色の起因

ダイヤモンドの炭素原子に僅かな窒素原子が加わることで、イエローを呈するといわれています。

結晶に含む窒素の量によって、濃さが変化します。

産地

イエローダイヤモンドの主要産地は、南アフリカです。

他にもインドブラジルオーストラリアなどで見つかっています。

イエロー味を帯びるダイヤモンドは多くありますが、濃いイエロー呈する美しいものだけがファンシーカラーダイヤモンド分類されます。

有名なイエローダイヤモンド

イエローダイヤモンドの中で最も価値が高いとされるのが「カナリー・イエロー」と評価される色です。

カナリー・イエローで有名なのは、ティファニー社が所有する128.54ctの「ティファニー・イエロー・ダイヤモンド」です。

1877年南アフリカで発見され、原石287.42ctもあったといいます。

クッションシェイプのブリリアントカットが施された後リボン・ロゼット・ネックレスに配され、映画『ティファニーで朝食を』プロモーション写真オードリー・ヘプバーン着用しました。

その後何度かデザインが変えられ、現在もニューヨークティファニー本店展示されています。

イエローダイヤモンド リング

イエローダイヤモンドのカラー、産地、カットなど

9.ブラウン

ブラウンダイヤモンド ルース

画像:ブラウンダイヤモンド(FANCY LIGHT BROWN)

色の起因

ブラウンの色の起因はイエローと同様に微量の窒素を含むことによると考えられています。

さらに外部の光結晶格子の構造的欠陥を介して吸収することで、独特のブラウンに見えるといいます。

色の濃さによって、シャンパンカラーコニャックカラーなどと呼ばれて販売されています。

産地

ブラウンダイヤモンドは世界中で産出されていますが、特にオーストラリアアーガイル鉱山南アフリカ主要産地として知られています。

ブラウンダイヤモンドは比較的産出量が多く、他のファンシーカラーダイヤモンドに比べると手頃な価格で手に入るものもあります。

世界最大のブラウンダイヤモンド

世界最大のブラウンダイヤモンドは「ゴールデン・ジュビリー」です。

ファイアー・ローズ・クッションカットが施された545.67ct(109.13g)という巨大サイズで、ファンシー・イエロー・ブラウンと評価されました。

カットされたダイヤモンドでは世界最大記録しています。

1985年南アフリカプレミア鉱山で発見された後、1997年タイ国王ラーマ9世治世50周年記念を祝し、タイ皇室に贈られました。

その後50周年を意味する「ゴールデンジュビリー」と名付けられ、現在皇室が所有しています。

10.グレー

グレーダイヤモンド ルース

画像:グレーダイヤモンド(FANCY GRAY)

色の起因

グレーの色の起因は、殆ど水素を多く含むことによるといいます。

稀に、ブルーダイヤモンドと同様ホウ素を含むことが要因となる場合もあるそうです。

グレーダイヤモンド自体稀な存在ですが、中でもブルーバイオレット色相を示すものは大変希少で、より高い価値が付けられます。

産地

グレーダイヤモンドは、主にオーストラリア南アフリカロシアインドブラジルなどで産出されます。

オーストラリアのアーガイル鉱山では、「シルバーミストグレーダイヤモンド」と呼ばれる、淡いグレーを呈するものを産出していました。

有名なグレーダイヤモンド

有名なのは、10.67ctシルバーミストグレーダイヤモンドルースです

2011年に開催された、クリスティーズのオークションで、119万ドル(約1億3千万円)で落札されました。

グレーダイヤモンドでは過去最高落札額を記録しています。

11.ブラック

ブラックダイヤモンド ルース

画像:ブラックダイヤモンド

色の起因

ダイヤモンドは通常インクルージョンを含んでおり、炭素による黒点などが見られることがあります。

ブラックダイヤモンドは、こういった小さな黒点が多く集まった結果により、黒くて強いメタリックな輝きを示すものです。

他のファンシーカラーのように微量原子結晶構造の歪みを起因としないため、性質としてはカラーレスのダイヤモンドに近くなります。

産地

原石は、ブラジル中央アフリカ共和国などで産出されています。

有名なブラックダイヤモンド

最も有名ブラックダイヤモンドは、クッションカットが施された67.5ctの「ブラック・オルロフ」です。

原石が195ctもあり、インドの神像に配されたものが盗難され、その後の所有者不幸に見舞われたことから「呪いの黒いダイヤモンド」と呼ばれました。

ブラック・オルロフという名前は、所有者の1人だったロシアの王妃ナディア・オルロフ(Nadia Vygin-Orlov)を由来とします。

12.ホワイト

色の起因

ホワイトダイヤモンドはカラーレスダイヤモンドとは異なりミルキーな乳白色をしています。

このような色に見えるのは、内包する超微量インクルージョンが、結晶内を通過する光散乱させることに起因します。

フェイスアップにするとミルキーな輝きが見られ、遊色の少ないオパールを感じさせることから、これらを「opalescent」と呼ぶこともあるそうです。

産地

産地はあまり知られていませんが、GIAインドで産したホワイトダイヤモンド鑑定したことを報告したレポートがあります。

有名なホワイトダイヤモンド

現在のところ、有名なホワイトダイヤモンドは発見されていないようです。

ファンシーカラーダイヤモンドに施される人工処理

ミントグリーンダイヤモンド トリートメント ルース2

ファンシーカラーダイヤモンドの中には、レッドブルーなどのように希少価値が高く未処理のものが流通することは少ない色もあります。

そのため、現在流通しているファンシーカラーダイヤモンドの中には、照射処理などを施したものも多く、これらをトリートメントダイヤモンドと呼びます。

カラーレスライトイエローライトブラウンのダイヤモンドに照射処理を施すとブルーブルーグリーン変化するといいます。

放射線処理を施しグリーンに変えたものに更に加熱処理を施すと、イエローオレンジブラウンに変化するそうです。

イエローに変色したものの中には、ピンクレッド変わるものもあるそうです。

トリートメントダイヤモンドは、未処理のものに比べると、比較的入手しやすい価格ですので、手軽にファンシーカラーを楽しむことが可能です。

ただし、販売側はトリートメント処理済みであることを明確に伝えなければならないので、購入される場合にはその点を必ず確認しましょう。

ファンシーカラーダイヤモンドの価値基準と市場価格

ファンシーカラーダイヤモンド トリートメント ルース2

ファンシーカラーダイヤモンドを選ぶ場合には、どのような点注意すれば良いのでしょうか?

賢い買物をするためにも、事前評価の基準価格相場などを把握しておくことも大切です。

ファンシーカラーダイヤモンドの価値基準市場価格などをご紹介しましょう。

価値基準

カラー

ファンシーカラーダイヤモンドの価値において最重要視されるのはカラーグレードです。

カラーグレーディングの際には、石全体の色である「色相」、明暗である「トーン」、色の強さである「彩度」の3点を評価します。

どの色も混ざりけのない純粋な色ほど高評価とされ、先にご紹介したファンシー・ビビッドからフェイントまでの9つのグレードの内、ファンシー・ビビッドと評価されたものが最も価値高く扱われます。

最も価値高く扱われるレッドで、続いてピンクブルーオレンジが高く扱われています。

イエローブラウン比較的産出量が多いため、品質によっては安価で扱われるものもあります。

クラリティ

ファンシーカラーダイヤモンドは、多少のインクルージョンがあっても、色の美しさを重視します。

ただし、インクルージョンが多すぎたり内部クラックが見られるなど、耐久性に影響するほどの場合は価値が低くなります。

カット

ファンシーカラーダイヤモンドは、カットが優れているほど美しい色を表現します。

特に外部からの光を十分に吸収し、最大限の発色を放つようにカットされていることが重要です。

カットされたルースは、パビリオンが深いほど大きな光を放ちます。

原石の形状によってカットのスタイル様々ですが、イエローダイヤモンドは色をより美しく見せるためにラディアントカットを施すことが多くあるそうです。

カラット

色によっては産出量が少なく、殆どが小粒です。

カラットが大きいほど価値も高くなります。

市場価格

希少価値の高い色については、未処理のものは淡色小粒であっても高い価値が付けられています。

例えば、ブルー希少なうえに人気が高いため、ほんのり色がのっている程度でも数十万円を超えるものが殆どです。

ファンシー・ビビッドファンシー・インテンス評価されるものとなると、0.1ct以下の小粒でも数百万以上の価格が付くこともあります。

さらにカラットが大きくなると博物館級希少価値が付けられるものもあり、それらは世界の有名オークション数十億円を超える価格で落札されています。

イエローブラウンは比較的産出量が多いため、他の色よりは多少入手しやすい価格となります。

また、照射処理を施されたトリートメントダイヤモンドも未処理のものに比べれば、入手しやすい価格が付けられ、大きさ品質色に依って数万円程度から販売されているのを見かけます。

但し、アイスブルーピンクグリーンなどの人気がある色合いのものは価格が上昇しており、数十万円以上するものもあるそうです。

どこで買える?

色によっては市場では滅多に見かけないものがあるなど、流通量は様々です。

産出量の多いイエローブラウンは取り扱っているお店も多いため、比較的見つけやすいです。

ダイヤモンド専門店ファンシーカラーダイヤモンドを多く扱っているお店を中心に探してみると、珍しいものも見つかりやすいかもしれません。

トリートメントダイヤモンドは、未処理に比べると流通量も多くなります。

ただし、入荷するタイミングなどもあるので、気に入ったお店があればマメチェックされると良いと思います。

ファンシーカラーダイヤモンドを選ばれる場合には、処理の有無が明記されていることや、信頼のおける鑑別機関の鑑定書ソーティングが付いているかオプションで付けられるお店で購入されることをオススメします。

ファンシーカラーダイヤモンドのお手入れ方法

イエローダイヤモンド ネックレス ペンダント

ダイヤモンドはモース硬度10硬いですが、特定方向に割れやすいという性質をもつため、強い衝撃を与えないように注意が必要です。

普段は柔らかい布で拭き取るだけで十分ですが、表面が曇ってきたら中性洗剤を薄めたぬるま湯に入れ、柔らかいブラシで洗います。

泡を洗い流したら柔らかい布水分をきちんと拭き取りましょう。

汚れをアルコールティッシュなどで拭き取ることも可能ですが、ティッシュの繊維などが残らないように注意してくださいね。

保管する際、他の宝石ぶつかってしまうと、モース硬度の高いダイヤモンド他の石を傷つけてしまう可能性があります。個別の袋仕切りのある箱などに入れておくと安心です。

最後に

ファンシーカラーダイヤモンド トリートメント ルース3

硬質な輝き鮮やかな発色ファンシーカラーダイヤモンドは、古来から特別な宝石として珍重されてきました。

海外セレブがピンクやイエローなどファンシーカラーダイヤモンドの婚約指輪着けていることが話題になり注目を浴び人気が集中することもあります。

産出量の多いイエローブラウン、照射処理を施したトリートメントダイヤモンドであれば、比較的入手しやすいものもあります。

様々な色のダイヤモンドを気軽に楽しみたいという方はぜひチェックしてみて下さいね。

カラッツ編集部 監修

<この記事の主な参考書籍・参考サイト>

『価値がわかる宝石図鑑』
 著者:諏訪恭一/発行:ナツメ社
『決定版 宝石』
 著者:諏訪恭一/発行:世界文化社
『アヒマディ博士の宝石学』
 著者:阿衣アヒマディ/発行:アーク出版 ほか
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https://www.gia.edu/

▽参考書籍・参考サイト一覧▽