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カーネリアンの色や原石の形、価格相場など、その特徴について

カーネリアン ルース 集合

鮮やかなレッドカラーが印象的なカーネリアン。

フランスの皇帝、ナポレオンが愛したといわれる歴史のある宝石の一つです。

ルビーとともに7月の誕生石の一つでもありますね。

今回はそんなカーネリアンの魅力を特徴や価格相場などを交えて、お話ししたいと思います!

カーネリアンとは

カーネリアン ルース 横

カーネリアンの名前は、“肉”という意味のラテン語「carnis」、または“新鮮”という意味の「carneolus」に由来してつけられたといわれています。

和名を「紅玉髄(べにぎょくずい)」といい、肉眼では結晶を見ることが出来ない、塊状(かいじょう)結晶の石英です。

カーネリアンは細長い石英が集合して出来た塊であるので、小さな穴が存在する多孔質でもあります。

この特徴は表面からの染色をしやすくするので古くから人工的に着色されてきましたが、長年処理の有無を区別されずに流通していました。

現在では、カーネリアンと呼ばれるものは非処理のものか“自然界で起こるべき変化を人工的に手助けした”処理をしているものとされています。

カーネリアンはカルセドニーの一種で、レッドがカーネリアンアップルグリーンがクリソプレーズブルーがブルーカルセドニー、そして褐色系がサードと呼ばれています。

産地

ブラジル、インド、ウルグアイ、アメリカなど。

レッド、オレンジ、褐色など。

カーネリアンは小さな結晶が集合して形成される潜晶質(せんしょうしつ)ですので、鉄やコバルト、銅などの金属化合溶液を染み込ませて加熱処理を施し、鮮やかな赤を発色させることもあるそうです。

カーネリアンの原石の形

カーネリアン 原石
カーネリアンは石英の一種ですが、クオーツのように結晶を肉眼では確認できません

“細長い結晶が網目のように集まった”鉱物を塊状(かいじょう)結晶といいます。

乳房状、ぶどう状、鍾乳石状などとても個性的な形状で産出し、多くが半透明です。

和名の玉髄という名前は、円柱形で産出されたものを骨髄と見立てたことから由来しているといわれています。

カーネリアンの価格相場

カーネリアン ルース 集合

石のお値段はお肉がグラムいくらと出てるように、「ガイ」という単位(1ctで幾らかという単位)で表されます。

カラッツSTOREで過去に販売されたものも入れると、カーネリアンのガイはだいたい200円~600円くらい。

なので例えば

16.985ctのこんな子が
カーネリアン ルース
2,980円であったり

15.648ctのこんな子が
カーネリアン ルース

4980円で販売されていました。
※いずれも現在は販売終了しております。

お手頃価格で大粒なものが手に入るのもカーネリアンの嬉しい特徴の一つですね!

最後に

カーネリアン ネックレス

半透明なレッドカラーが美しいカーネリアン。

加熱処理が施され、鮮やかなレッドの多く出回っていますが、無処理のカーネリアンは赤みのかかったオレンジで、味わい深い個性があります。

比較的お手頃価格で販売されているものも多い印象です。

良かったら注目してみて下さいね♪

カラッツ編集部 監修

ABOUT US

毎日200個以上の宝石に触れる仕事に就いています。タンザナイト、ベニトアイト、パパラチアサファイアなど多色性のある宝石が好み。宝石のことをあまり知らない方にも、分かりやすい記事作りを心掛けます。