8月の誕生日石カレンダー
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8月の誕生石
8月の誕生石はペリドット・スピネル・サードオニキスです。
どれも、色味は異なるものの、爽やかで夏らしい元気の出るイメージをもつ宝石のような気がします。
それぞれに個性がありますので詳細についてのご紹介をしますね。
その魅力に触れてみましょう!
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ペリドット
若葉のような生き生きとしたグリーンが印象的な宝石、ペリドット。
カットによっては光の中でキラキラ輝き、夜の灯りにおいても美しく輝くことから「夜のエメラルド」と呼ばれることもあるそうですよ。
太陽神を崇拝していた古代エジプトでは、太陽の煌きを閉じ込めると信じられていたことから、「太陽の宝石」と呼ばれ王族貴族の装飾品などに用いられることも多かったといいます。
ドイツのケルン大聖堂に飾られている200ctのペリドットも有名ですね。
各地に色々な逸話が残されていることからも、古くから多くの人々に愛されてきた歴史が伝わってくるようです。
また地球上のみならず、宇宙から飛来する隕石の中に含まれていることもあり、神秘的な魅力を沢山もった宝石といえるでしょう。
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スピネル
8月の誕生石の2つ目はスピネルです。
最近になって8月の誕生石に選定されたスピネル。
レッド、ピンク、ブルー、オレンジ、パープルなど、カラーバリエーションが豊富なので、好みの色を選べるのも嬉しいですね。
モース硬度が7.5~8と比較的高く耐久性も優れていることから、ジュエリーとしても十分楽しめる宝石です。
スピネルの原石はダイヤモンドと同じ正八面体。美しい正八面体をした原石はダイヤモンドより手に入れやすいこともあり、コレクター人気が高いと聞きます。
名前の由来は諸説あり、原石の尖った結晶の形から、ラテン語で「トゲ」を意味する「spina」や、ギリシャ語で「火花」を意味する「spitha」が由来と言い伝えられています。
単屈折性であるスピネルは、多色性をもたずどの角度から見ても色が変わりません。どことなくスッキリとした色合いに見えるのはそのせいかもしれませんね。
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サードオニキス
8月の誕生石、3つ目はサードオニキスです。
夏の陽気さを感じるレッド系カラーのサードオニキスもまた、8月の誕生石としてピッタリな気がします。
多結晶質のクォーツである、カルセドニーの変種の一つです。
サードオニキスの名前は、「sard(レッド・ブラウン)」と「onux(爪、かぎ爪)」から由来しているといわれています。
同じカルセドニーで、同じ色目に縞模様のないものはサード、黒地に白い縞模様のあるものはただのオニキスと呼ばれます。
サードは古代ギリシア・リディア王国の首都サルディスに由来して名付けられたという説もあるようですね。
サードオニキスの歴史は古く、古代ギリシャ、ローマ時代には、「カメオ」や「インタリオ」の素材としても多く用いられたと伝えられます。
比較的取り扱いやすいため、日常使いのジュエリーとしても楽しめる宝石です。
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続きまして、1日ごとの誕生石をご紹介します。
8月 1日の誕生日石 シトリン
8月1日の誕生日石はシトリンです。
シトリンはオレンジ~イエローをしたクォーツの一種です。
実は紫色が美しいアメジストとシトリンは共にクォーツの変種であり、発色元素も同じ微量の鉄。
アメジストを加熱すると色が変わりシトリンになるものが多いことから、現在市場に出回っているシトリンの殆どは加熱したアメジストなんだそうです。
その魅力的な色に加え、お手頃な価格で手に入ることも多く、人気のある宝石ですね。
モース硬度は7で、比較的キズがつきにくい方かとは思いますが、より硬度が高い宝石や硬い物にぶつければキズつく恐れはありますので注意して下さいね。
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8月 2日の誕生日石 アルマンディンガーネット
8月2日の誕生日石はアルマンディンガーネットです。
アルマンディンガーネットは、古くは古代エジプト期からインドで産出されていたといわれています。
「アルマンディン」という名は、トルコの古都「アラバンダ」に因んでおり、この地域で古くからアルマンディンガーネットの研磨・加工が行われていたことに由来しているそうです。
実は様々な色や種類があるガーネットですが、ガーネットと聞いて赤い宝石を思い浮かべる方が多いのは、恐らくこのアルマンディンガーネットが他のガーネットに比べ多く流通しているから。
古い歴史をもつだけあって、アンティークジュエリーの中にも多く見られます。
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8月 3日の誕生日石 クリソベリルキャッツアイ
8月3日の誕生日石はクリソベリルキャッツアイです。
光を当てるとまるで猫の目のような、一筋の光の線が見えることをキャッツアイ効果(またはシャトヤンシー)といいます。
キャッツアイ効果が見られる宝石は多くありますが、中でも人気・知名度ともに高いのがクリソベリルキャッツアイ。
色はアップルグリーンと呼ばれる緑色から黄金色まで様々あり、人気・価値ともに高いのは「ハニーカラー」と呼ばれる蜂蜜のような黄色味を帯びた色。
中でも「ミルクアンドハニー」と呼ばれる黄褐色にクリーム色のものが最も高く評価されるといいます。
キャッツアイ効果のないものもありますが、クリソベリルキャッツアイの方が宝石としての価値は高いとされています。
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8月 4日の誕生日石 水晶(ロッククリスタル)
8月4日の誕生日石は水晶(ロッククリスタル)です。
水晶(ロッククリスタル)は多くの人にとって馴染みのある宝石ではないかと思います。お守りとしてブレスレットにする人も多いですよね。
古代から多くの部族の間で祈祷などに利用されていたという言い伝えもあります。
水晶(ロッククリスタル)はクォーツの一種で、無色透明のものを指します。
硬度も7あり比較的取り扱いしやすいため、日常使いのジュエリーとしても楽しめます。
かつて山梨県で産出されたことも有名ですね。
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8月 5日の誕生日石 サンストーン原石
8月5日の誕生日石はサンストーン原石です。
サンストーンは、ムーンストーンと同じ長石グループに属する宝石の一種です。
サンストーンというのは宝石名で、長石グループに属するオレンジ~レッドでアベンチュレッセンスをあらわすものを総称してそう呼びます。
そのため、オーソクレースのサンストーンもあればオリゴクレースのサンストーンもあるなど鉱物種が異なる場合もあるのです。
ムーンストーンの月の光のようなしっとりとした輝きとは対照的で、太陽のようにキラキラとした輝きをもっています。
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8月 6日の誕生日石 ダークグリーンジルコン
8月6日の誕生日石はダークグリーンジルコンです。
ジルコンはカラーレス、ブルー、イエロー、グリーン、オレンジ、レッドなどカラーバリエーション豊富です。
屈折率と分散率が比較的高く、カットによっては光の中でギラギラと輝き、コレクター人気の高い宝石です。
カラーレスのジルコンはダイヤモンドに似た輝きをもつことから、ダイヤモンドの代用品として使われていた時代もあるそうです。
モース硬度が6~7と高い方ではありませんが、気を付けて使えばジュエリーとして楽しむことも十分可能です。
ダイヤモンドの模造石キュービックジルコニアと名前が似ていることから混同されがちですが、ジルコンはれっきとした天然石。間違わないようにして下さいね。
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8月 7日の誕生日石 イエローアパタイト
8月7日の誕生日石はイエローアパタイトです。
アパタイトと聞くとブルーのものを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、実はカラーレスやグリーン、ピンクなど様々な色合いがあります。
イエローアパタイトもその一つ。イエローと一口に言っても、少しグリーンがかったものもあれば鮮やかなイエローもあり、色幅があります。
ブルーと比べてイエローアパタイトは流通量が少ないといわれています。
色によって固有の名前が付けられているものもあり、イエロー~イエローグリーンのアパタイトは「アスパラガスストーン」と呼ばれることもあるそうですよ。
モース硬度が5とあまり高くないため、ジュエリーとして身につける場合は注意が必要です。
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8月 8日の誕生日石 ラウンドカットダイヤモンド
8月8日の誕生日石はラウンドカットダイヤモンドです。
ダイヤモンドの定番カットといえば、婚約指輪などで使われるような丸い形のラウンドブリリアントカットではないかと思います。
ダイヤモンドは原石のままではそれ程美しく輝きません。ダイヤモンドの特性を生かすようなカットが施されることによってあの独特の煌きは生まれるのです。
ラウンドブリリアントカットは、ダイヤモンドの反射や屈折率などから最も美しく輝くように研究して生み出されたカットで、上下左右全体で58面にカットされています。※57面のものもあり
ダイヤモンドは最も硬度の高い宝石ですが、特定方向からの衝撃に弱いという性質ももちますので大切に扱いましょう。
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8月 9日の誕生日石 辰砂
8月9日の誕生日石は辰砂(シンシャ)です。
人気漫画に登場したことから近年知名度が上がった鉱物ですが、モース硬度が2~2.5と低く、毒性をもつこともあってか、宝石として流通することは少ない印象です。
かつて賢者の石と呼ばれ、不老長寿の妙薬として中国の皇帝などに愛飲されていたといわれています。
しかし実際は大量摂取すると水銀中毒になる恐れがあるという、何とも皮肉な逸話をもちます。
辰砂は粉末状にしてもその朱紅色は変色せず、古くから顔料として珍重され、印鑑や彫刻といった装飾品などに多く使われてきたといわれています。
8月 10日の誕生日石 アイオライト
8月10日の誕生日石はアイオライトです。
少しグレーがかった青紫色で、スミレの花を連想させる美しく落ち着いた色が印象的な宝石です。
アイオライトという名前も「ion(すみれ色)」と「lithos(石)」からきているといわれていますね。
この美しい青紫色は鉄の影響によるものと考えられています。
アイオライトは角度を変えると色が異なって見えるという多色性が強い宝石で、青色・無色・黄色などの3色が見られることもあります。
そのため、見る角度によって、紫色っぽい青色に見えたり、黄色っぽい青色に見えるなど、変化する色あいを楽しめます。
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8月 11日の誕生日石 イエローサファイア
8月11日の誕生日石はイエローサファイアです。
サファイアというとブルーの宝石を思い浮かべる方が多いのではないかと思いますが、実は色の種類が豊富な宝石。
イエローサファイアはニッケルが含まれることでイエローに発色すると考えられています。
色の範囲はイエロー~オレンジに近い色まであり、濃度も明るめから暗めまでと幅広いです。
ブルーサファイアよりは比較的手頃な価格で手に入るものも多い印象です。
モース硬度も9とジュエリーとしても十分楽しめる宝石ですね。
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8月 12日の誕生日石 ルビー
8月12日の誕生日石はルビーです。
上品な赤色が印象的なルビーは、サンスクリット語で「ラトナラジュ」と呼ばれ、宝石の王を意味します。
モース硬度が9と、ダイヤモンドに次いで高く、ジュエリーとしても十分楽しめます。
サファイアと同じコランダムという鉱物に属するルビー。
コランダムは含まれる微量元素の違いによって色が変わり、微量のクロムが混入するとルビーに、鉄・チタンが混入するとブルーサファイアになります。
中でも「ピジョン・ブラッド」と呼ばれる色合いのルビーは大変価値が高いとされています。
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8月 13日の誕生日石 イエロージルコン
8月13日の誕生日石はイエロージルコンです。
ジルコンの名前の由来は、アラビア語の「ザルクン(zarkun)=赤色」からとか、ペルシャ語の「ザルグン(zargun)=金色」からきたなど諸説あります。
和名の「風信子石(ひやしんすせき)」は、古代ギリシア人が「ヒヤシンスHyacinth」と呼んでいたことから、付けられたといわれています。
さまざまな色をもつヒヤシンスの花のように、ジルコンも色々な色があります。
キュービックジルコニアと混同されがちですが、高い屈折率と分散率をもつことから、カットによってはダイヤモンドにも負けない煌きを放つ、美しい天然鉱物です。
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8月 14日の誕生日石 ファイアオパール
8月14日の誕生日石はファイアオパールです。
「ファイア」と名前が付くように、炎のようなレッドからオレンジ色の鮮やかなカラーをもつオパールの一種です。
この鮮やかな色は、微量に混入した鉄分が、オパールの中にある水分と反応して水酸化鉄となり、波長・吸収によって生み出された色といわれています。
透明から半透明で、イエロー~オレンジ~レッドが主な色の範囲になります。
虹色が見える遊色効果のあるものとないものがあります。
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8月 15日の誕生日石 ルチルクォーツ
8月15日の誕生日石はルチルクォーツです。
名前の通り、クォーツの一種です。ルチルインクォーツ、ルチルレイテッドクォーツと呼ばれることもあります。
ルチルの針状結晶がクォーツに入り込んだもので、入り方によって模様が異なるため、自分好みの模様をもつ一石探すのも楽しそうですね。
ルチルには様々な色合いが見られ、黄金色は、ゴールドルチルと呼ばれます。
中のルチルの形状は直線のものと湾曲したものがあり、直線のものは「キューピッドの矢」、湾曲したものは「ヴィーナスヘア」と呼ばれることもあるそうです。何だか素敵なネーミングですね♪
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8月 16日の誕生日石 ラブラドライト
8月16日の誕生日石はラブラドライトです。
ラブラドライトは、18世紀にカナダのラブラドル半島で発見され、名前の由来は発見地に因んだものといわれています。
角度を変えると多彩な光を放つラブラドレッセンスと呼ばれる光学効果をもつことが大きな特徴の一つです。
主にフィンランドのユレマ地方で産出されるラブラドレッセンスが強いものは、スペクトル(虹色)という言葉から「スペクトライト」という名前で呼ばれています。
地色はグレーやブラックのものが多く、ラブラドレッセンスが美しく見られるものほど価値高く扱われます。
地色がホワイトのものはホワイトラブラドライトと呼ばれます。
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8月 17日の誕生日石 ダンビュライト
8月17日の誕生日石はダンビュライトです。
タンビュライトという名前は、初めての産出地であるアメリカ・コネチカット州のダンベリーに因んで名付けられたいわれています。
色は、カラーレス、ピンク、イエロー、パープルなど様々です。
カットに依ってはキラキラ良く輝き、ダイヤモンドの代用品として使われた歴史もあるそうです。
モース硬度は7~7.5で劈開性も弱いため、ジュエリーとしても楽しめる宝石です。
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8月 18日の誕生日石 淡水真珠
8月18日の誕生日石は淡水真珠です。
淡水真珠はアコヤ真珠や南洋真珠などのような海水ではなく、川や湖などの淡水で養殖される真珠のことを指します。
淡水真珠の母貝は主にイケチョウ貝とヒレイケチョウ貝だといわれています。
淡水真珠は中央に核を入れない養殖方法を取るため、アコヤ真珠などのような真円になるものは少なく、自由な形をしているものが多いです。
ピンクやオレンジなど可愛らしい色もあり人気です。
比較的リーズナブルな価格で手に入ることも多く、普段使いしやすいのも魅力ですね。
8月 19日の誕生日石 イエローカルサイト
8月19日の誕生日石はイエローカルサイトです。
純粋なカルサイトは無色ですが、鉱物の中に含まれる成分によって色が変わります。
例えば、マンガンを含むとピンクに、鉄分を含むとイエローになります。
カルサイトは、叩くとマッチ箱を潰したような菱形に割れるという特性をもち、また、複屈折率が高いことから下に置いた文字が二重に見えるという特徴もあります。
理科の実験で習ったという方もいるかもしれませんね。
淡く優しいイエローが印象的なイエローカルサイト。
ただ、モース硬度はそれほど高くないので、衝撃や摩擦には注意しましょう。
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8月 20日の誕生日石 スタールビー
8月20日の誕生日石はスタールビーです。
スタールビーは、光を当てると星のように六条の筋が見えるルビーのことです。
石の中にルチル結晶が含まれていることが原因で起こると考えられています。
スタールビーの主な産地はスリランカだといわれています。
ミャンマーのモゴック地方では、ハッキリした赤色で高品質のスタールビーが産出されますが採掘量は少ないです。
1つ1つスターの大きさ、形や位置などが異なり、このバランスが価値を決める要素の1つになります。
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8月 21日の誕生日石 ジェット
8月21日の誕生日石はジェットです。
ジェットは真っ黒で比較的マットな質感をもった宝石です。
実はジェットは鉱物ではなく、海底に沈んだ樹木が、長い年月を経て、炭化した木の化石です。
そのため軽く、扱いやすいのが特徴です。
イギリスのヴィクトリア女王が夫が亡くなった際、喪に服す意味で長く身につけていたことでも有名です。
硬度が低く衝撃や摩擦に弱いため、取り扱いには注意が必要です。汗など水分にも弱いため、着用した後は汚れをしっかり拭いてあげるようにしましょう。
8月 22日の誕生日石 白珊瑚
8月22日の誕生日石は白珊瑚です。
珊瑚は真珠とあわせて「海の二大宝石」と呼ばれます。
白珊瑚の色は薄いピンク色やアイボリーに近いものが多く、純白のものは希少性が高いといわれています。
帯留め・かんざし・念珠などに使われ、日本で古くから親しまれてきた宝石の一つでもあります。
白珊瑚は硬度が低く傷が付きやすい上に、酸や熱に弱いという性質もあります。
汗や化粧品などが付いたまま放置してしまうと劣化の原因にもなりかねませんので、使用した後は柔らかい布で拭いてからしまうなど、きちんとケアしてあげてくださいね。
8月 23日の誕生日石 ブルナイト(ボーナイト)
8月23日の誕生日石はブルナイト(ボーナイト)です。
和名は斑銅鉱(はんどうこう)と呼ばれ、虹色を見せることから(Peacock ore:ピーコックオアー)とも呼ばれます。
ブルナイトは、赤銅色で紫色のさびが入っており、まるで宇宙を思わせるような宝石です。
銅と鉄の硫化鉱物で、酸化によって変色し様々な色の模様ができると考えられています。
つまり、表面部分は初め赤い銅の色をしていますが、時間が経つにつれ、紫や青、緑色に変わるということです。
中にはクォーツが含まれキラキラするものもあるそうですよ。
8月 24日の誕生日石 アメトリン
8月24日の誕生日石はアメトリンです。
アメトリンとは、アメジストとシトリンが1つの結晶になったものです。
アメジストの紫色とシトリンの黄色がバランス良く組み合わさり、ツートンカラーが魅力的な宝石です。
アメトリンは、紫色と黄色の発色元素である鉄が酸化状態が異なる形で結晶構造中に存在することによってできると考えられています。
アメジストとシトリンは鉱物としては同じクォーツで、アメジストを加熱するとシトリンになることから、アメジストからシトリンに変わる途中で成長が止まったものではないか、ともいわれているようです。
天然未処理のアメトリンは希少性が高く、南米ボリビアのアナイ鉱山からしか産出されないといわれています。
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8月 25日の誕生日石 ファイアアゲート
8月25日の誕生日石はファイアアゲート(ファイアーアゲート)です。
ファイアアゲート(ファイアーアゲート)は、アゲートの一種で、リモナイト(褐鉄鉱)などをインクルージョンに含み、虹色のイリデッセンスを放つ、なんとも神秘的な宝石です。
アゲートという名前はイタリアのシチリア島にある「アカテス川」に由来するといわれています。
和名である「瑪瑙(めのう)」は、アゲートが馬の脳のような形に見えたことから命名されました。
個性豊かですので、自分好みの模様をもつものを探すのも楽しいのではないでしょうか。
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8月 26日の誕生日石 トルコ石
8月26日の誕生日石はトルコ石(ターコイズ)です。
トルコ石は、ブルーやブルーグリーンをした不透明な宝石です。
トルコで産出される訳ではないのですが、トルコを経由してヨーロッパに持ち込まれたことからトルコ石と名付けられたといわれています。
ネイティブアメリカンなどの間で神聖化され、ジュエリーとして身につけられるなど古くから珍重されてきました。
インディアンジュエリーは日本でも人気がありますよね。
色ムラがなく、ブルーの色合いが美しいものが価値高く評価されますが、スパイダーウェブと呼ばれる、マトリックス(網目状の層)が入っているものを好むコレクターも多いようです。
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8月 27日の誕生日石 アパタイトキャッツアイ
8月27日の誕生日石はアパタイトキャッツアイです。
アパタイトの中で、カボションカットを施した時、猫の目のように一筋の光線が現れるものをそう呼びます。
色は、ベルベットブルーのように落ち着いたものもあれば、シャンパンカラーのように明るいものもあり様々です。
アパタイトは産出される形状が様々で晶癖が一定ではないことが特徴の一つです。名前もこのことからギリシア語のapate(ごまかし)に由来し付けられたといわれています。
ネオンブルーのアパタイトはパライバトルマリンに似ていることから人気がありますね。
しかしモース硬度は5、靭性が3.5と低いため、ジュエリーとして身につける時は十分な注意が必要です。
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8月 28日の誕生日石 桃色珊瑚
8月28日の誕生日石は桃色珊瑚です。
色は淡いピンク色、オレンジ、桃赤(赤サンゴに近い色調)と幅広いです。
採取国は、主に日本で、小笠原列島・五島列島・奄美・沖縄周辺の海底に棲息しているといわれています。
特に高知県沖で採取されるものが品質と色が良く、彫刻細工に用いられることも多いそうです。
実は日本での珊瑚採取は明治以降に発展したもので、江戸時代までは地中海の方が主流。ギリシャ、ローマ時代から宝飾品に多く用いられてきたようです。
有機物である珊瑚はデリケートな宝石です。硬度が低く傷が付きやすいだけでなく、酸や熱にも弱いという性質がありますので、注意してあげて下さいね。
8月 29日の誕生日石 グリーンアメシスト
8月29日の誕生日石はグリーンアメシストです。
アメシストと言えば紫色の水晶を思い浮かべるかと思いますが、グリーンアメシストは落ち着いたグリーンが特徴の水晶です。
このグリーンアメシストは1953年にブラジルのモンテズマ鉱山で採掘されたアメシストを650度に加熱したとき、緑色に変色したことから名付けられたといわれています。
また市場では、ギリシャ語で「明るい緑」という意味の「プラシオライト」という名前が使われています。
8月 30日の誕生日石 砂漠のバラ
8月30日の誕生日石は砂漠のバラです。
砂漠で産出され、バラの花のような形状のため、このように名付けられたといわれています。
人よりも大きい、巨大なものもあるそうですよ。
砂漠のバラは、水に溶けた硫酸カルシウムや硫酸バリウムが花弁状の結晶に成長してできると考えられているため、砂漠とはいえ、全く水のない場所からは産出されないそうです。
砂漠のバラにはジプサム(石膏)のものとバライト(重晶石)のものがありますが、ジプサムの方が産出量が多く一般的に出回っているものが多い印象です。
デザートローズと呼ばれることもありますね。
8月 31日の誕生日石 モスアゲート
8月31日の誕生日石はモスアゲートです。
白っぽい地色のアゲートの中に苔の模様のように見える内包物が入っているものをモスアゲートと呼びます。
植物のように見える内包物の正体は、グリーンのものはクローライト(緑泥石)、レッドやブラックのものは鉄やマンガンであることが多いといわれています。
モスアゲートは、その内包物の入り方が様々でとても芸術的。1つ1つ色味や模様が異なり個性豊かな宝石です。自分好みの一石を探してみるのも面白いかもしれませんね。
モース硬度は7。比較的取り扱いしやすい宝石ですので、ジュエリーとして身につけることも可能です。
▶8月以外の誕生石と誕生日石についてはこちらから
カラッツ編集部 監修
※この記事は、斉藤貴子著「366日誕生石の本」(出版:日本ヴォーグ社)および登石 麻恭子・須田 布由香共著「366日の誕生日パワーストーン事典」(出版:河出書房新社)の情報を元に選定した内容にて作成しております。