テレビでも話題!カラーストーンの価値は本当に上昇している?

最近TBSテレビ「マツコの知らない世界」でカラーストーンの特集があり話題になりましたね。

アレキサンドライトパライバトルマリンタンザナイトなどを始めとしたカラーストーンの価値はテレビで紹介されていたように、本当に上がっているのでしょうか。

また、ファンシーカラーダイヤモンドは本当に手に入りにくいお値段でしかないのでしょうか。

あわせて紹介されていた、モンタナサファイアウォーターオパールバイカラートルマリンも含め、カラーストーンの価値事情とお手頃価格で手に入れられるものはあるか、についてご紹介したいと思います。

最近のカラーストーン市場について

パライバトルマリン ルース

テレビでも紹介されていたとおり、近年カラーストーン人気が上がり、全体的に相場が上がりつつあるのは事実のようです。

ベネロペ・クルスサファイアハル・ベリーエメラルド、イギリス・ユージェニー王女パパラチアサファイアなど、有名女優や海外セレブがカラーストーンの婚約指輪を贈られる度に話題になり、注目を浴びることも関係しているのかもしれませんね。

但し、全てが全て上がっているという訳ではなく、流通量が比較的少ない人気宝石トップクォリティのものを中心に価格が上がっているようです。

それほど世に知られていないレアストーン流通量の多いもの、人気宝石でもクォリティが低かったり小さいサイズのものについては、今のところ目に見えた影響は少ないように感じます。

とは言え、この先どうなるかは全く分かりませんので、あくまでも2021年11月現在でのお話と思って下さい。

それでは、テレビで紹介されていた宝石について、詳しくご紹介しましょう。

アレキサンドライト

アレキサンドライト ルース

ロシアで発見され、光源によって色が変わって見える、カラーチェンジ効果をもつ宝石として有名なアレキサンドライト。

発見された日が当時皇太子だったアレクサンドル2世の誕生日だったことからその名が付けられたといわれています。※諸説あり

カラーチェンジ効果をもつ宝石の代表とされ、アレキサンドライトのようなカラーチェンジ効果をもつ他の宝石を「アレキタイプ○○」と呼ぶこともあります。

かつては発見地であるロシアでも産出されていましたが、今では殆ど採れず現在良質のものが採れる産地としては有名なのはブラジルです。

大きいものが採掘されにくく1ct以上のものは価値が大きく上がります。

トップクォリティと呼ばれるものは、透明度が高く色が濃く鮮やかで、カラーチェンジ効果が分かりやすい1ct以上のものとなり、それらは一千万円以上で取引されることも多いそうです。

近年のカラーストーン人気により更に値が上がり続けており、クォリティが高いもの程価格差も大きくなっている様子です。

色が薄いものやサイズが小さいものであれば、数万円で手に入るものもありますが、資産価値としてはあまり高くありません。

アレキサンドライトを手軽に楽しみたい資産として残したいかで選ぶのも良いと思います。

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アレキサンドライト

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合成アレキサンドライト

合成アレキサンドライト ルース

アレキサンドライトには合成石多く存在します。

合成石は主に天然宝石と同じ成分を使って人工的に作られた宝石です。

天然では採れにくいクォリティのものもより簡単に作り出すことができます。

先程お伝えしたように、希少価値が高く手に入りにくい大粒カラーチェンジ効果の見えやすいアレキサンドライトも、合成であればより手軽に手に入れることができます。

そのため、近年コレクターを中心に人気が上がっており、最近では合成カラーチェンジガラスなどが合成アレキサンドライトの偽物として販売されていることもあるようです。

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パライバトルマリン

パライバトルマリン ルース2

パライバトルマリンは、1987年ブラジルのパライバ州発見され、1990年のアメリカのツーソンミネラルショーに登場した途端大きな話題となり、会期中に価格が跳ね上がったといわれる宝石です。

独特ネオンブルーの色合いが人気で、登場以来、価値が上昇し続けている宝石でもあります。

2000年に入ってナイジェリアモザンビークでも発見され流通量は増えていますが、今でも人気価値ともに高いものはブラジル産です。

ブラジル産パライバトルマリンは年々産出量が減り、現在は殆ど採掘されず、市場に出回っているものはオールドストックかかつて誰かが所有していた還流品が多いとされます。

元々大粒のものが採れにくい上に、インクルージョン(内包物)が多いのが特徴のため、色が濃く透明度の高い大粒のものは希少価値高く、高額に取引されます。

大粒でトップクォリティのブラジル産パライバトルマリンは、一千万円以上するものもあり、更に価格が上昇する可能性も多いにあります。

小粒色が薄いものなどは数万円で手に入ることもあります。

パライバトルマリンはその人気の高さゆえ、偽物も多く出回っている宝石です。

資産価値として高額なパライバトルマリンを購入されたい場合は、信頼のおける鑑別機関の鑑別書付属しているかオプションで取れるお店で購入することをオススメします。

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パライバトルマリン ブラジル産 モザンビーク産

パライバトルマリンの産地別特徴と産地による価値の違い

タンザナイト

タンザナイト ルース

ゾイサイトの一種であるタンザナイト。

ブルー~バイオレットを呈するゾイサイトのことを指します。

1967年に発見され、ティファニー社の当時社長により「タンザナイト」と名付けられ販売されると、一躍有名になり、人気が出た宝石です。

比較的大粒のものが採れやすいため、大きいものを探すことも可能です。

タンザナイトはタンザニア政府輸出量をコントロールしていることもあり、価格の変動が激しい宝石といわれています。

乱高下はあるものの、2021年現在の価格は上昇傾向にあるそうです。

今後どうなるかは分かりませんが、資産となるようなクォリティの高いものが予算内で見つかったら、購入を検討しても良いかもしれません。

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タンザナイト ルース

12月の誕生石タンザナイトのもつ5つの魅力とは

モンタナサファイア

モンタナサファイア ルース

アメリカモンタナ州産出されるサファイアを指します。

第一次鉱床であるヨーゴ渓谷で産出されるものが最も価値高く扱われますが、現在は鉱山が閉山しており、見つけるのは困難とされます。

その他、ミズーリ川周辺、ロッククリークドライコットンウッド・クリークなどで産出されますが、現在最も採掘が盛んに行われているのはロッククリークだそうです。

ミズーリ川ロッククリークでは観光にも力を入れており、原石を採掘したり、砂利をふるってサファイアを探すコースなどがあるようです。

流通量が少なく幻の石と言われることもあるヨーゴサファイアは、0.8ct未満のものが多いといわれ、1ct以上トップクォリティのものは百万円以上することもあるそうです。

その他のモンタナサファイアは、もう少し手頃に入る印象があります。

サファイア全体で見ると、最も資産価値が高いものがインドカシミール産コーンフラワーブルーサファイア、その次がミャンマー産ロイヤルブルーサファイアです。

その後、産地としてはスリランカ産マダガスカル産モンタナ産パイリン産と続くといわれています。

モンタナサファイアは資産価値としてよりお好み色合いや形のものを宝石やジュエリーとしてご自身が楽しむために選ばれる方が良いかもしれません。

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モンタナサファイア ルース

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ウォーターオパール

ウォーターオパール ルース

カラーレス乳白色の地色に遊色効果を示すウォーターオパール。

鑑別機関によって見解が若干異なるようですが、下に置いた文字が読める程の透明感のあるものをウォーターオパールと定義するところも多いようです。

透明度が高く遊色が美しく見られるもの程価値高く扱われます。

クォリティによっては百万円以上するものもあるようですが、一般的に多いのは数万円十万円位のもの。

色や遊色の出方などが一つずつ異なるため、色々見比べて自分好みのものを探すのも楽しいと思います。

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ウォーターオパールってどんなオパール?偽物はあるの?

バイカラートルマリン(パーティーカラードトルマリン)

バイカラートルマリン

テレビではマルチカラートルマリンと紹介されていたバイカラートルマリン。

ない色はないのではと言われる程カラーバリエーションが豊富なトルマリンにおいて、一石の中に二色を呈するものを指します。

一石の中に複数色を含むものを総称して、パーティーカラードトルマリンと呼ぶこともあります。

バイカラートルマリンやパーティーカラードトルマリンは含まれる色合いや大きさによっては一万円以下でも十分に探せます。

しかし、パライバカラーと呼ばれるネオンブルーやインディゴカラーと呼ばれる深いブルーグリーンの色合いが入ったものは価値高く扱われ、中には数十万円以上で取引されるものもあります。

パーティカラードトルマリンも一つずつ色合い色の入り方バランスなどが異なります。

ご興味がある方は、色々見比べながら探してみて下さいね。

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バイカラートルマリン ルース

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ファンシーカラーダイヤモンド

ファンシーカラーダイヤモンド ブルーダイヤモンド ピンクダイヤモンド レッドダイヤモンド

様々な色合いをもつファンシーカラーダイヤモンド

色合いによっては希少性が非常に高く、テレビでも紹介されていたレッドダイヤモンドブルーダイヤモンドピンクダイヤモンド特に高いといわれています。

それらの内、色合いが濃いものはサイズによっては世界の有名オークション億単位で取引されることも多いです。

最も希少価値が高いとされるレッドダイヤモンドは、ピンクダイヤモンドの色合いが濃くなったものといわれ、世界で30個程しかないのではと噂されるほど。

レッドダイヤモンドに関しては、小さいサイズのものでも数億円の価値が付けられることもあります。

ファンシーカラーダイヤモンドの中でもイエローブラウン比較的流通量が多いとされ、サイズやクォリティによっては十万円以下で探すことも可能だと思います。

また、天然未処理で色の濃いファンシーカラーダイヤモンドは高値になりやすいですが、放射線照射処理で色を変えたものなら、もう少し手軽な価格で買えるものもあります。

それらはトリートメントダイヤモンドと呼ばれ、色合いによっては数万円~販売されることもあります。

アイスブルーピンクグリーンなどは人気の高さから数十万円以上するものもあるようですが、それでも天然未処理のものに比べれば手に入りやすいといえます。

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最後に

カラーストーン

2021年10月12日放送の「マツコの知らない世界」で紹介された宝石について、価値を中心にお話しました。

近年のカラーストーン人気により、価値が上がっている宝石も多いですが、国や採掘の事情により価格が上下する宝石もあります。

今後ある日突然人気が上がり、価値が高騰する宝石もあるかもしれません。

しかしながら、カラーストーンは全般的に、ダイヤモンドプラチナに比べると資産価値があるものは少ないといえます。

資産として深く考えず、好みの色合いカットが施されたものを鑑賞したり着けて楽しむのも良いと思います。

着けているだけでテンションが上がるような、そんなカラーストーンに出会えたら、毎日が少し充実するかもしれませんね!

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カラッツ編集部 監修