誕生石が見直しされるって本当?追加の可能性がある宝石について徹底解説!

先日、日本の誕生石が見直されるかもしれない、というを耳にしました。

本当なのでしょうか。

もし本当だとしたら、選ぶ幅が広がり嬉しいですよね!

そこで今回は、追加されると噂されている宝石について徹底解説させて頂きます!

決定に先立って、知識のおさらいをしておきましょう♪

話題の追加宝石とは

今回追加されると噂されている宝石は以下の通りです。

クリソベリルキャッツアイ(2月)
アイオライト(3月)
モルガナイト(4月)
アレキサンドライト(6月)
スフェーン(7月)
スピネル(8月)
クンツァイト(9月)
ジルコン(12月)

希少石も多いですが、どれもコレクターを中心に人気が上昇している宝石ばかりですね!

では、それぞれについて詳しくご紹介していきましょう☆

クリソベリルキャッツアイ(2月)

クリソベリルキャッツアイ リング

クリソベリルキャッツアイは、鉱物クリソベリルの変種の一つで、カボションカットに磨かれたものに上から光を当てると真ん中に猫の目のような一筋の光を現す宝石です。

この現象(光学効果)のことをキャッツアイ効果またはシャトヤンシーと呼びます。

キャッツアイ宝石は他にも多く見られ、例えばエメラルドアクアマリンオパールトルマリントパーズなどの有名宝石の中にも数多く存在します。

数多くあるキャッツアイ宝石の中で、最も知名度が高く人気も高いのがクリソベリルキャッツアイ

クリソベリルキャッツアイ ルース

ただのキャッツアイと表記されることもあると聞きますが、購入される場合は、念のためお店の人に確認することをオススメします。

クリソベリルキャッツアイの中で最も価値が高いとされるのはハニーアンドミルクといわれる、猫目ラインを境半分が蜂蜜色半分がミルクに似た乳白色のような色合いに分かれているものです。

飼い猫の目の色に似ているということで買われる方も多いと聞きますので、猫好きは注目せずにはいられない宝石なのかもしれませんね。

同じ鉱物クリソベリルにはアレキサンドライトもあり、キャッツアイ効果をもつアレキサンドライトキャッツアイも存在します。

クリソベリルキャッツアイについてもっと詳しく知りたい方はコチラ

アイオライト(3月)

アイオライト ピアス

和名で菫青石と呼ばれるアイオライトは、漢字のとおり、菫(スミレ)色をした宝石です。

英名のアイオライトギリシャ語ion(スミレ色)とlithos(石)に由来しているといわれています。

見る角度によって色が変わって見える多色性が強いことで有名で、角度によってイエローグレーなどに見えるものもあります。

モース硬度はそれ程低くないのですが、特定方向からの衝撃に弱い性質劈開)をもつため強くぶつけたり擦ったりしないよう注意が必要です。

最近コレクターの間で人気が上昇しているアイオライトサンストーンという宝石があります。

アイオライトサンストーン ルース

宝石の中には、アベンチュレッセンスと呼ばれる、光を当てると中に含まれる内包物がキラキラ光るという現象を起こすものがあります。

アイオライトサンストーンはこのアベンチュレッセンスをもつアイオライトのことです。

アベンチュリンアイオライトと呼ばれることもあります。

ペンライトを当てるとキラキラ光る様が夜空に浮かぶ星のようにも流星のようにも見えて何とも美しい宝石です。

アイオライトについてもっと詳しく知りたい方はコチラ

モルガナイト(4月)

モルガナイト ペンダント

鉱物ベリルの変種の一つであるモルガナイト。

ベリルは色によって名前が異なりピンク色のベリルのことをモルガナイトと呼びます。

ちなみに、グリーンエメラルドブルーアクアマリンレッドレッドベリルと呼ばれます。

モルガナイトのピンク色のヒミツは微量のマンガンが含まれることが影響していると考えられています。

オレンジ寄りのピンク、パステルピンクラベンダーなど色幅がありますので、お好みの色を探すのも楽しいと思います。

モルガナイト ルース

1910年モルガン財閥の創始者で宝石コレクターでもあったジョン・モルガン氏に敬意を表して、ティファニー社によって名付けられたといわれています。

ピンクベリルローズベリルと呼ばれていたこともあったそうですよ。

ベリルの中では比較的大粒のものが産出されやすく個性的なカットが施されることもあるため、カット別に集めても楽しいと思います。

モルガナイトについてもっと詳しく知りたい方はコチラ

アレキサンドライト(6月)

アレキサンドライト ピアス

宝石の中には光源によって色が変わる変色効果をもつものも多くあります。

その代表格アレキサンドライト

そのため、変色効果をもつ宝石アレキタイプ◯◯◯◯(◯にはそれぞれの宝石名が入ります)と呼ぶこともあります。

アレキサンドライトは、太陽光蛍光灯の下ではグリーン~ブルーグリーンに、ロウソク白熱灯の下では、パープル~レッドパープルに見えるものが多いとされます。

アレキサンドライトは鉱物クリソベリルの変種の一つで、変色効果をもつクリソベリルのことを指します。

クリソベリルの中で最も価値も人気も高いとされる種類です。

アレキサンドライト ルース

希少性が高く大粒なものが採れにくいことから、クォリティの高いものは高額になりやすいです。

しかしながら、モース硬度も靭性も高く日常的なジュエリーとしても楽しみやすい宝石ですので、いつか手に入れたいと憧れる方も多いのではないかと思います。

アレキサンドライトについてもっと詳しく知りたい方はコチラ

スフェーン(7月)

スフェーン リング

ダイヤモンドよりも高い分散率をもつスフェーン。

強い分散光(ファイア)が魅力でコレクター人気の高い宝石の一つです。

光の中でギラギラと輝く姿に思わず虜になってしまう方も多いと聞きます。

強い多色性をもつため、角度によって色が変わって見えます

光に当てた時、ファイア多色性同時に見えることがあり、何ともたまらない美しさがあります。

スフェーン ルース

スフェーンは、結晶が三角のくさび形をしていることから、ギリシャ語の「sphenos(くさび)」という言葉に由来して名付けられたといわれています。

チタナイト呼ばれることもありますね。

脆い性質をもちカットが難しいことからジュエリー加工されることは少なめですが、見かけることはありますので、興味のある方は探してみると良いと思います。

スフェーンについてもっと詳しく知りたい方はコチラ

スピネル(8月)

コバルトスピネル リング

スピネルは長い間サファイアルビーなどと間違われていたという歴史をもつ宝石です。

イギリス王室が所有している王冠に埋め込まれた黒太子のルビーと呼ばれる宝石が実はレッドスピネルだったという逸話が特に有名です。

スピネルは、ダイヤモンドと同じ正八面体の結晶で産出されることも多く、このことから、ラテン語の「Spina(トゲ)」やギリシア語の「Spitha(火花)」に由来して名付けられたといわれています。

原石はコロンとしたフォルムのものも多く、コレクター人気も高いですね。

スピネル 原石

人気や価値が高い色合いはレッドブルーですが、スピネルはカラーバリエーションが豊富な宝石で、ピンクオレンジグリーンパープルグレーブラックなど様々な色合いのものが存在します。

しかしながら、イエローのスピネルは殆ど見られないそうです。

モース硬度が7.5~8と比較的高い方ですので、日常的なジュエリーとしても楽しめます

スピネルについてもっと詳しく知りたい方はコチラ

クンツァイト(9月)

クンツァイト ペンダント

ライラックピンクの色合いが美しいクンツァイト

鉱物スポジュメンの変種の一つで、マンガンを含有しピンク色を呈するスポジュメンをクンツァイトと呼びます。

スポジュメンには他にもグリーンヒデナイトイエロー系トリフェーンなどがあります。

クンツァイトは特定方向からの衝撃に弱い劈開(へきかい)という性質を2方向にもつことから脆くカットが比較的困難な宝石といわれています。

最近では、ジュエリーとして販売されているものも見かけるようになりましたが、身に着ける場合は、強い衝撃を与えないよう気を付けてあげて下さいね。

また、紫外線などに長時間当てる退色する恐れがあるといわれています。直射日光が当たる状態で放置したり保管したりしないよう注意して下さい。

色が濃く鮮やかなものほど価値が高く、更にパープル味が強い評価が上がります。

クンツァイト ルース

大きい結晶が比較的採れやすいため、サイズが大きいものを探すことも難しくないと思います。

クンツァイトについてもっと詳しく知りたい方はコチラ

ジルコン(12月)

ジルコン ペンダントトップ

人造石キュービックジルコニアと名前が似ていることから勘違いされることも多いと聞きますが、実はジルコン地球上で最初に形成された鉱物だと考えられているれっきとした天然宝石です。

古くから採掘されていたという、長い歴史ももちます。

ダイヤモンドに似た輝きを放つことから、かつてカラーレスのジルコンがダイヤモンドの代替石に使われていたこともあるそうですが、その独特の輝きは代替石として扱われるには勿体ない程、魅力的です。

の中でキラキラと色々な表情を見せてくれるその煌めきはいつまでも見ていられるような美しさがあります。

カラーバリエーション豊富な宝石で、ブルーオレンジレッドピンクイエローグリーン褐色など様々な色を呈します。

一石の中に二色を呈するバイカラージルコンも素敵ですよ。

バイカラージルコン ルース

中でも人気が高いのは、ブルージルコンです。

ブルージルコンの殆ど一般的に加熱処理が施されているといわれています。褐色系のジルコン800℃で加熱するとブルーに変わるのだそうです。

カンボジアで産出されるものが有名ですね。

ジルコンについてもっと詳しく知りたい方はコチラ

最後に

いかがでしたでしょうか。

発表時期なども含め、謎に包まれた部分も多いですが、もしも本当であれば1958年以来ですから、約60年ぶりの改定ということになりますね。

オンラインショップなども増え、昔に比べると多くの宝石気軽に手に入れられる時代になりましたので、選択の幅が広がることは嬉しいことでもあります。

そして、これをきっかけに宝石に興味をもつ方が増えたら、個人的にはとてもうれしく思います☆

カラッツ編集部 監修

▽参考書籍・参考サイト一覧▽

ABOUT US

KARATZの編集担当。 日々宝石の勉強をしながら知識を養っています。 好きな宝石はタンザナイトやターコイズといった青系の宝石とファイアが美しいジルコン、スフェーンなど。 宝石初心者の方からマニアの方まで多くの人に楽しんで読んでもらえるようなネタ探しにも励んでいます!