ピンクサファイアの価値や価格相場、選び方のポイント|ルースとジュエリーで変わる?

ピンクサファイア

ピンク色が麗しいピンクサファイア。

ふんわり優しいピンクから濃いめのチェリーピンクまで幅広い色合いも魅力です。

そんなピンクサファイアを購入しようと思ったとき、どこをポイントに選べば良いのかよく分からないという方も居るかも知れませんね。

という訳でこちらでは、ピンクサファイアを購入する前に参考にして頂きたい、価値基準選び方のポイントなどについてお話していきたいと思います!

▼ピンクサファイアについての全般的なお話は下記記事で詳しくご紹介しています。

ピンクサファイア ルース

ピンクサファイアの魅力|処理の有無やお手入れ方法、ルビーやパパラチアサファイアとの見分け方は?

ピンクサファイアの価値基準

ピンクサファイア ルース
ピンクサファイアの価値が上がる一番のポイントはです。

色が濃く、透明度が高い方が価値が上がります。

ピンクサファイアの色は淡いピンクからレディッシュピンクまで色幅があり、色合いによっても価値が変わります

ルビーの方が高価なのでルビーに近いレディッシュピンクの方が高いかというと、意外とそう単純な話ではなく、ピンクサファイアとしての価値はピンク色が濃い方が高くなるそうです!

色以外ではカットインクルージョン・キズ・欠けの有無(クラリティ)、カラット(重量)などを総合的に見て判断されます。

非加熱ピンクサファイアの方が高い?

ピンクサファイア ルース
ピンクサファイアは一般的に加熱処理が行われる宝石です。そのため、加熱処理が施されていることで価値が著しく下がることはないといわれています。

しかし、非加熱で美しい色合いを発するものも存在することから、同じ色合い・透明度であれば非加熱の方が評価が上がります

ただ、色味が異なれば美しい方が評価が高くなる場合も多いそうです。

つまり、色が濃く美しい加熱処理のものと色が薄い非加熱のものがあった場合、その他のクォリティが同じであれば、加熱処理が施されている方が高くなるのだそうです。

処理の有無よりも色合いの美しさや透明度の方が重要視されることも多いという訳ですね!

ピンクサファイアの価格相場

ピンクサファイア ルース
ピンクサファイアは、ルースであれば、クォリティやカラット数によっては五千円前後から見かけます。

色が濃く透明度の高いルースになると、カラット数が小さくても数万円以上するものが多い印象です。

更にトップクォリティ非加熱ピンクサファイアであれば、カラット数によってはルースだけでも数百万円以上するものもあるといいます。

ジュエリーの場合は、加工費地金代脇石の宝石代ブランド価値などが加わるため、より高い価格で取引されます。

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ピンクサファイアを選ぶ時のポイント

次に、価値基準以外にもピンクサファイアを選ぶときに見た方が良いポイントはあるのか、についてお話していきたいと思います。

ルースかジュエリーかでも異なると思いますし、原石を購入したい、という時もまた違うと思いますので、それぞれ項目を分けてご紹介しますね!

ルース

ピンクサファイア ルース
上記で述べたような価値基準とは別で、色石の場合自分の好みの色合いかどうかも重要だと思います。

もちろん資産価値として選ぶ場合は、価値基準と予算を最も重視すべきだと思いますが、コレクションとして楽しむ場合は自分の好きな色合いのものの方がより愛着がわきやすいでしょう。

また、買った後ルースのままコレクションするのかジュエリーにセッティングして楽しみたいかによっても選ぶポイントが変わります。

ルースのまま楽しみたい場合

ルースとして楽しむ場合は、光にかざしてみたりルーペで見たり色々な角度や方法で楽しむことが出来ますので、360度楽しめるものを選んでみるのもオススメです。

つまり、色合いだけでなく、インクルージョンの位置や形もその石の個性として愛せれば楽しみ方は無限大なので自分好みの個性をもった石を探すと面白いと思います。

またお好きなカットで選ぶのも一つだと思います。

ピンクサファイアは、カットによって光の中でキラキラとよく輝くので、色んなカットのものを集めて、光り方の違いを見るのも玄人な楽しみ方かもしれませんね!

ジュエリー加工して身につけて楽しみたい場合

ジュエリーに加工する場合は、ジュエリーの種類によっても変わりますが、身につけた時に最も色合いが美しく見えることやインクルージョンやクラック、キズ欠けの位置なども重要です。

特にクラックなどは、入っている位置や大きさによって加工する過程で割れてしまう可能性もあります。考慮した上で選ぶと良いでしょう。

逆に多少気になるインクルージョンなどがあっても、位置によっては爪で隠れて目立たなくなる可能性もあります。

目立つインクルージョンキズ欠けがあるためリーズナブルになっているものもありますので、上手に探せば賢い買い方ができるかもしれませんね!

ジュエリー

ピンクサファイア リング
既にジュエリーになっているものを選ぶ際、有名ブランドやお店によっては大量生産で同じデザインのものを多く取り扱っている場合も少なくありません。

石の個性で選ぶというよりは、デザインや価格、アフターサービスなどがより重要になってくると思います。

宝石そのものより、持っている洋服や好みに合ったデザイン予算何かトラブルが起こった時に対応してもらえるアフターサービスや直接出向きたい場合は家の近くにお店があるかなどもポイントになりますね。

また、ブランドかノンブランドかでも異なります。

例えば高級ブランドのものは付加価値が付く分値段も高くなりますが、一定以上の品質が保証される場合も多く、身に付けた時のステータスが上がるというのもあると思います。

売りたいと思った時に、ノンブランドの物より高く売れる可能性もあります。

一方ノンブランドは、有名ブランドに比べ少量生産である場合も多く、デザインに個性を感じられるものも多いと思います。

ブランド価値が付かない分お手頃な価格帯のものから取り扱っているお店も見つけやすいのではないでしょうか。

それぞれの良さがありますので、どちらを選ぶかは本当にお好みではないかと思います。

原石

中にはカットが施されていない原石のままピンクサファイアを楽しみたいという方も居ると思います。

原石の場合は、色や形状などご自身の好みに合うかどうかが最も重要といえる気がします。

価値だけでいうと、カットを施されていない状態でも色や透明感が美しく大きいもの程高価になるとは思いますが、原石の場合は売却が難しい場合も多いので、逆に自分好みで選んでも良い気がするのです。

見た瞬間ピンときた子をお迎えするのも一つの縁だと思いますよ★

ちなみに、コレクターの間で人気が高いのは、グラスボディと呼ばれるガラス質で透明感の高いスリランカ産原石なのだそうです。

サファイア 原石

こちらピンクサファイアではないのですが、グラスボディの原石がどんなものか想像つくでしょうか。

カットされていない状態でも光沢感があり、素朴な美しさがある気がしますね!

スリランカ産サファイア原石についてはコチラも参考に

ジュエリーの種類によって、楽しみ方や選び方のポイントの違いはある?

ピンクサファイア ジュエリー
次にジュエリーの種類によって、楽しみ方や選び方のポイントが異なるということはあるのでしょうか。

ピンクサファイアはモース硬度や靭性が高いことから、比較的取り扱いやすい宝石だと思います。

そのためリング、ネックレス、ピアス、ブレスレットなど種類が変わっても注意点が大きく変わることは少ないと思います。

一つあるとすると、硬度や靭性がいくら高くとも強い衝撃を与えても大丈夫!ということになりませんので、リングやブレスレットとしてつける場合は特に、物を運ぶときは外したり、壁にぶつけたりしないよう注意が必要です。

では、楽しみ方と選び方についてそれぞれポイントを見ていきましょう。

ピンクサファイアリングの楽しみ方と選び方

ピンクサファイア リング
指に付けるリングは、服などで隠れることも少ないため、最も自分の目に触れやすいジュエリーといえます。

パソコンを使っている時にも自然に目に入りやすいため、お気に入りのリングをつければ仕事も捗りそうですね。

メレサイズのものよりは、色やカット、透明感などが分かりやすい大きさのものを選んだ方がふとした瞬間にも目に入りやすいかもしれません。

ご自分の好きな色合いであれば尚のこと、疲れた目を一層癒してくれそうです★

ピンクサファイアネックレスの楽しみ方と選び方

ピンクサファイア ネックレス
ネックレスやペンダントも長さによっては自分でも見えますが、一般的に多い首元から胸の上あたりにくるものだと自分の目には触れにくいと思います。

外している時に愛でることはできますので、自分の好みに合った色や大きさのルースを買ってオーダーメイドで作るのも素敵だと思いますが、洋服や好みに合ったデザインを重視して選ぶのも良いと思います。

デザインの凝ったものであれば洋服の上から付けたり、シンプルなネックレスをシャツの胸元からチラッと見せるスタイルで付けるのもお洒落だと思います。

他人の目に触れやすいアイテムだからこそ、人に自慢したくなるようなルースやデザインを選ぶのもネックレスの楽しみ方の一つかもしれませんね!

ピンクサファイアピアス・イヤリングの楽しみ方と選び方

ピンクサファイア ピアス
ピアスやイヤリングは耳元を飾るアイテムですので、髪の長さによっては隠れやすく最も人目に触れにくいジュエリーと言えます。

色の薄いものよりは濃いものの方が存在感をアピールしやすいかもしれませんね。

逆に言うと、人の目や光に触れにくいため、多少のキズ目立ったインクルージョンがあったり、カットが甘くても気になりにくいかもしれません。

大きさデザインに重きをおいて選んでも良いかもしれませんね!

最後に

ピンクサファイア
いかがでしたでしょうか。

ピンクサファイアは、ルビーやパパラチアサファイアに比べるとお手頃なものもあります。

色合いが似ていてもピンクサファイアと鑑別されれば価格が下がるため、敢えて微妙な色合いを探してみるのも一つだと思います。

原石やルースのままで楽しむのか、ジュエリーに加工したいのか、既にジュエリーになっているものを選ぶのかでもそれぞれ選ぶポイントが異なります

取り扱っているお店も多いため色々なショップを覗いてお気に入りを探してみる楽しさもあると思います。

あなただけのスペシャルな子に出会えますように。

ピンクサファイア ルース

ピンクサファイアの魅力|処理の有無やお手入れ方法、ルビーやパパラチアサファイアとの見分け方は?

カラッツ編集部 監修