「ちょっときついかな?」と思いながらはめた指輪が、抜けなくなってしまったことはありませんか?
「久しぶりにつけた指輪が外れなくなってしまった」「朝は平気だったのに夕方外そうとしたらきつくて抜けない」など。
このまま抜けなかったどうしよう・・・と焦ってしまいますね。
そんな指輪が抜けなくなった時にぜひ試して欲しい5つの対処法をお教えします!
目次
どうして指輪が抜けなくなるの?その原因とは
指輪が抜けなくなる原因は幾つか考えられます。
具体的にどんな原因があるのでしょうか?
1.むくみが原因
一番多い原因は、指のむくみ。
手指は足と同様にむくみやすい部位です。
女性はホルモンバランスの変化で、周期的にむくみやすい時期がやって来ます。
多くの妊婦さんがむくみで指輪が入らなくなってしまうようですが、ホルモンバランスの変化で身体に水分を貯めこみやすくなることが原因だと考えられています。
また、ストレスや食生活でもむくみやすくなります。
アルコールの摂取や塩分、水分の採りすぎもむくみの原因です。
更に冷えによる血行不良や、リンパの滞りなどでも指がむくんでしまうことがあるそうです。
2.体型の変化が原因
付けっぱなしにすることが多い結婚指輪によく見られます。
長い年月の中で体型が変化し、指輪が抜けなくなってしまったり、逆に入らなくなってしまったということをよく耳にします。
無理にはめようとせず、キツイと感じたらサイズ直しを依頼するなど、事前に対応することも大切です。
困ったときに試して欲しい5つの方法
それでは、いざ抜けない!と焦った時に試してほしい5つの対処法をご紹介しましょう。
どれも一般家庭によくあるものだと思いますので、簡単に試せると思います。
大切なポイント
最も大切なのは、リラックスすること。
焦って力任せに抜こうとしたり、無理に押し込んだりすると指が腫れてしまい逆効果になりかねません。
まずはリラックスして、次の5つの方法を試してみて下さいね。
方法その1:むくみを解消して指を細くする
指のむくみが原因で指輪が外れないのであれば、むくみを解消することで指が細くなり抜けることがあるそうです。
気軽にできるむくみ解消法は次の3つです。
①手を心臓より高いところに挙げる
手を心臓より高いところに挙げることで、水分が下に移動し、むくみが解消することがあるようです。
バンザイした状態で手をブラブラさせたり、握ったり開いたりを繰り返すことも効果があるといいます。
目安は5分~10分位が理想とされます。
多少肘を曲げたり手を頭に乗せても大丈夫ですが、肘が心臓より下がってしまわないように注意して下さい。
②グーパー運動をする
背筋を伸ばし両手を前に突き出し、掌を上向きにした状態で握りこぶしを作って開く、これを何度か繰り返します。
グーの時は強く握り3秒位待って手を開き、パーにした時は指が反る位大きく開く。こちらも3秒程同じ状態でキープすると良いでしょう。
手の甲や指の血行が良くなり、むくみが解消します。
このグーパー運動を①と組み合わせて、バンザイの状態で行っても効果的だそうですよ。
目安は、1セット10回~20回を数セット繰り返すこと。
③むくみ解消にきくツボを押す
むくみ解消にきくとされるツボ、「合谷(ごうこく)」や「労宮(ろうきゅう)」をゆっくり押して離すのを何度か繰り返します。
「合谷」は、手の甲を上にして親指と人差し指それぞれの付け根の延長線上で交わるくぼみの辺りに、「労宮」は手を握った時に人差し指と中指の先端の間辺りにそれぞれ位置するツボです。
何度か繰り返している内に血行が良くなります。
これらの解消法を試してみても外れないようであれば、今度は次の方法を試してみましょう。
方法その2:ハンドクリーム
指輪と指の間にハンドクリーム(またはハンドオイル)をよくなじませます。
ゆっくりと指先の方へ指輪を移動させます。
動かない場合は、指輪を指の腹から押しながら斜めにし、皮膚をずらすように動かしましょう。
邪魔する皮膚などを少しずつ指の根本の方に押し出しながら、ゆっくり時間を掛けて抜くことが大切です。
※宝石がついている指輪の場合、宝石によっては化学薬品がダメなものもあります。宝石が劣化する恐れがありますこと予めご了承下さい。
方法その3:石鹸
固形石鹸、ハンドソープ、台所洗剤などどれでも大丈夫です。
指輪と指の間に石鹸の泡をなじませます。
しっかりとなじんだら、ゆっくりと回しながら指先の方へ移動させます。
指輪がするっと抜けてしまうことがあるので、洗面所に落として流してしまわないよう気を付けてくださいね。
※宝石がついている指輪の場合、宝石によっては化学薬品がダメなものもあります。宝石が劣化する恐れがありますこと予めご了承下さい。
方法その4:糸
指と指輪の間に糸を通します。
指輪の上から第二関節まで隙間なく、ぐるぐると糸を指に巻き付けます。
巻き付けることによって指が圧迫されて細くなり、抜けやすくなります。
糸が細すぎたり、きつく巻きすぎる、時間を掛けすぎるとうっ血する恐れがあります。
指が痛くなる程無理に巻き付けないよう注意してください。
何をやっても抜けない時は?
5つ目の方法は、色々な方法を試してみてもどうしても抜けない!という場合の最後の手段です。
それは、リングカッターという道具で指輪を切断するという方法。
消防署やジュエリーリフォーム店などに置いてあるそうですのでまずは問い合わせてみましょう。
消防署は様々なケースを救助するエキスパートでもありますので、最後の砦として覚えておくと良いかもしれませんね。
指が痛くて病院に行きたいという場合も、「何科にかかればいいか」「近くで受け入れてくれる病院は何処か」など、消防署で相談することができます。
またジュエリーリフォーム店であれば、切断後の修理などについても相談にのってもらえるかもしれません。
お店によっては、代わりに外してくれるところもあるようです。
指輪を切らずに済む場合もあるみたいですので、自分で簡単に抜けそうにない場合は、無理に頑張らずに早めにプロに相談してみるのも良いと思います。
予防策:抜けない恐怖を覚える前にできること
結婚指輪のように付けっぱなしのものは気が付きにくいということもあるかもしれませんが、一つの予防策として。
もし妊娠などで急に体重が増えたり、太ってなかなか戻りにくい時などは早目にリングのサイズ直しをしておくことで、万が一のトラブルを防げるかもしれません。
大事な指輪を長く楽しむための一つの方法として躊躇し過ぎず早目に行動しておくことも大切だと思いますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
実際に抜けなくて焦っている時は頭が回らないこともあります。いざという時の対処法を事前に覚えておくと安心かもしれませんね。
では最後にもう一度おさらいしてみましょう。
●指輪が抜けなくなる主な原因は2つ
1.むくみ 2.体型の変化
●気軽にできる指のむくみ解消法は3つ
1.手を心臓より高くあげる 2.グーパー運動をする 3.むくみ解消にきくツボを押す
●試してほしいお役立ちアイテムは3つ
1.ハンドクリーム 2.石鹸 3.糸
そして、最後の手段は消防署かジュエリーリフォーム店でリングカッターを使って切断してもらう、です。
大切なことは、力任せに抜いたり無理に押し込んだりせずリラックスすることです。
大切な指輪をリングカッターで切断することは、できればしたくないと思いますので、はめた時に少しきついなと感じたら、その時点ですぐに外すことをオススメします。
早めにリサイズすることも大事な予防策ですよ。
また、むくみを予防するために、ハンドクリームを塗ってマッサージする、手を温める、保湿するなどということも効き目があると聞きますので、良かったら試してみてくださいね☆
カラッツ編集部 監修