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ダイヤの指輪が3万円以下だ!安い!と飛びつく前にお願いだから読んでほしいこと

ダイヤモンドの指輪は、“大切なイベント”のときに購入されることが多いのではないでしょうか。特に、男性が購入を検討している場合には、大切な女性の誕生日やクリスマスのプレゼント、プロポーズなど、2人にとって大切なアイテムであることが多いと思います。
そんな、大切なイベントにダイヤモンドだと思って購入した指輪が、「偽物」だったらどうしますか?もちろん、「キレイだったら、どちらでもいい」という考え方もあると思いますが、人によっては相手への気持ちまで「偽物」になってしまうような気まずさを感じてしまいそうです。
今回は、特に宝石やジュエリーにあまり詳しくない方へ向けて、ダイヤモンドの指輪を購入する際の注意点についてお話いたします。

ジュエリーとアクセサリーの区別


ジュエリーとアクセサリーという言葉に厳密な定義はないのですが、個人的には下記のような区別をしています。

ジュエリー

地金に金やプラチナなどの貴金属が使われ、加熱や含浸などの処理がされていたとしても“本物の宝石”が使用されている比較的高価な装飾品。大切に扱うことで、長い期間使用することができて、代々受け継いでいくこともできるようなもの。

アクセサリー

シルバーや、それ以外の地金が使われているか、金やプラチナでコーティングされている安価な装飾品。“本物の宝石”が使用されているケースもあるけれど、人工石などが使用されることも多く、それほど高品質なものでないため、長持ちしないもの。

もちろん、予算にもよりますが「大切なイベントのためのアイテム」であれば、ジュエリーを選びたいところですよね。もちろん、価値が分かったうえで納得して選ぶのであれば、アクセサリーをプレゼントするというのもよいですが、ジュエリーのつもりでアクセサリーを買ってしまうということは避けたいですよね。

とにかく気を付けたい“cz”という2文字


購入時に、商品説明の中で一番注意すべきなのが「cz」という2文字のアルファベッド。
これは、キュービックジルコニアという単語の略で、「人工ダイヤモンド」を意味しています。この文字が商品説明にあるものは、人工石が使われているということで、アクセサリーの部類になりますね。
最近は技術も進歩し、本物のダイヤモンドと区別がつかないほどのキュービックジルコニアもあるとは聞きますが、所詮は偽物。ただの人工石です。
初心者に分かりにくいように「czダイヤモンド」といった紛らわしい書き方をする業者も増えているので、注意が必要です。
本物のダイヤモンドを使用している場合には、質の良し悪しにかかわらず「天然ダイヤモンド」と書いてあるのが一般的なので、「天然」という文字がない場合は疑った方がよいでしょう。どこかに、小さく「cz」や、「天然ではありません」といった注意書きがあるかもしれません。

地金によって使われている石の価値も分かる


次に注目したいのが地金についての説明部分。それなりに品質のよいダイヤモンドを使った指輪であれば、当然、地金も貴金属を使うものです。
指輪の地金の説明に「プラチナ仕上げ」「ゴールドコーティング」といった文字があれば、それは何らかの金属にメッキを施したアクセサリーです。通常、天然ダイヤモンドの指輪にメッキは使用されません

また、メッキ以外にも「pt100」「5k」といった、極端に貴金属の割合が低いものもあります。
プラチナはpt1000がプラチナ100%。つまり、「pt100」はプラチナが10%しか含まれていない地金を使っているということになります。特に、「pt100」はシルバーに混ぜられているケースが多く、「錆びにくい」ということを売りにしていますが、“100”という数字が100%と誤解しやすく紛らわしいため、間違って購入してしまう人もいるのではないでしょうか。プラチナジュエリーであれば、pt850からpt950あたりの数値が基準となるでしょう。
また、金もk24が100%なので、k5では20%程度しか含まれていないということになります。金の含有量が少ないと変色しやすいので、あまりおすすめしません。金であればK18を選んだ方が安心ですね。

安すぎるときには、まず疑うべき


天然ダイヤモンドや、貴金属はそれぞれ相場が決まっているので、極端に安いジュエリーは存在しないと考えた方がよいでしょう。ただし、リユース品であれば、新品と比べればはるかに安いケースもありますが、それも限度があります。
最近は、嘘を書く業者は減ってきているとはいえ、「分かりにくく、誤解されるような書き方をする」業者は後を絶ちません。購入後に気づいても、「商品説明に明記されています」といわれてしまえばそれまで。
ダイヤモンドの指輪を購入する際には、是非、商品説明をくまなく見るようにしてくださいね。

カラッツ編集部 監修

ABOUT US

趣味で20年以上レアストーン寄りの宝石やジュエリーを収集しています。メキシコのウォーターオパールからはじまり、既に50種類以上のルースを所持しています。王道(?)のグランディディエライトやレッドベリルをはじめ、コーネルピンやペツォッタイトといった誰も知らないような希少石も大好物。宝石を太陽光に当てたり、ブラックライトで照らしたりしてマニアックに宝石を楽しんでいます。