過ごしやすい日が増え、徐々に秋が深まっていく10月。
ハロウィンなどのイベントもあり、お出かけが楽しくなる季節でもありますよね。
そんな10月の誕生石はどんな宝石なのでしょうか。
それぞれの特徴、歴史、価値、石言葉についてまとめてみました。
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10月の誕生石は何がある?
10月の誕生石はオパールとトルマリンです。
オパールは7色の光が揺蕩うように輝く宝石で、トルマリンはたくさんのカラーバリエーションがある宝石として知られています。
どちらも多くの種類があり、知れば知るほどハマってしまう魅力あふれる宝石です。
誕生石はその月に生まれた人のお守りになると言われていて、プレゼントとしても人気がありますが、実は国によって異なることはご存知でしょうか。
日本では1958年に全国宝石卸商協同組合によって選定されたものが元となり、2021年12月に同組合により改訂され、現在29石が選ばれています。
10月の誕生石は、1958年の選定当初から、オパールとトルマリンで、特に変更はありません。
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10月の誕生石 オパール
オパールは「遊色効果(プレイオブカラー)」と呼ばれる、光を当てると7色のオーロラのような光学効果を示すことで知られる宝石です。
微細なシリカ球が集合し固まって出来上がったとされ、シリカ球の大きさや配列によって遊色効果の色や出方が変わります。
そのため、「同じ輝きをもつものがない」と言われることもあるほど。
私が過去にジュエリーの営業をしていた時、オパールばかり集めているというお客さまも沢山いらっしゃいました。
皆さん「オパールは全部違うからどうしても集めてしまう。今日、出会ったオパールに再会できるとは限らないから。」とおっしゃっていました。
そのお客様たちの情熱と、そこまで心を掴んで離さないオパールの魅力に、当時よく驚かされていたものです。
オパールは、その最大の特徴である、揺らめく7色の輝き(遊色効果)から、古代では不思議なパワーを持つと信じられ、崇められていたとも伝わります。
ですが、中には遊色効果を持たない種類もあるんですよ。
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特徴
沢山の種類があるオパールですが、大きく分けて2種類に分けられます。
一つ目は一般的にもよく知られる遊色効果が出るオパールで、総じてプレシャスオパールと呼ばれています。
そしてもう一つは遊色効果の出ないコモンオパールと呼ばれるもの。
それぞれの特徴をみていきましょう。
プレシャスオパール
遊色効果が魅力のプレシャスオパール。
一つとして同じものはない、そんな言葉を体現したような多彩な色と輝きを放ちます。
角度を変えながら眺めると様々な色が現れたり消えたりして、「遊色」という言葉の通りまるで色が遊んでいるように感じます。
オパールの中にオーロラが閉じ込められているようにも見え、まるでおとぎ話の中にでもいるような、不思議な気分になりますね。
個体によって遊色効果の出方も様々で、ステンドグラスのように大きな光がキラッと輝くものもあれば、針のような細い遊色効果が集まってチラチラと繊細に輝くものなどもあり、一つ一つ違った見え方をします。
プレシャスオパールで有名なのは地色が白っぽいホワイトオパールと、黒〜グレーの地色のブラックオパールです。
他にも下に置いた字が見えるほど透明度の高いウォーターオパール、母岩と共に切り出され研磨されたボルダーオパール、燃えるような赤やオレンジ色の地色をしたファイアオパールなどがあります。
地色や切り出し方の違いで遊色効果の見え方が変わる感じもあり、それぞれの良さがあると思います。
コモンオパール
画像:オパールキャッツアイ
コモンオパールは遊色効果はありませんが、華やかな色合いのものや光学効果をもつものなどもあり、プレシャスオパールとは異なる魅力が楽しめます。
代表的なものはピンクオパール、ブルーオパール、樹木のような模様が特徴のデンドリティックオパール、蛍光性のあるハイアライトオパール、光を当てると猫の目のようなラインが浮かび上がるオパールキャッツアイなどです。
同じコモンオパールでも色や特徴が大きく違うので、見比べるだけでも面白いですよ。
ちなみに、プレシャスオパールのところでご紹介したファイアオパールには、遊色効果を示さないコモンオパールもあります。※数的には、コモンオパールの方が多いとされています。
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プレシャスオパール、コモンオパールどちらも個性的で独自の美しさをもっています。
しかしながらオパールは、モース硬度が5.5-6.5と低めな上、熱や化学物質に弱いなど、デリケートな性質を持っています。
ジュエリーとして身に着ける際は、オパールの性質を理解した上で取り扱うと、より長くその美しさを楽しめますよ。
歴史・言い伝え
オパールはその見た目から、多くの文化で不思議な力を持った宝石と信じられていたと伝わります。
アラビアの伝説ではオパールは落雷と共に天から落ちてくると考えられていたのだとか。
様々な色が入っているように見えることから、古代ローマではオパールが全ての宝石の中で最も貴重で強力なパワーがあると考えられていたそうです。
語源はラテン語の「Opalus(貴重な石)」で、これが現在のオパール(Opal)になったと伝えられています。
オパール特有の美しさは人のインスピレーションを掻き立てるのかもしれませんね。演劇や小説の一節に登場することもありますよ。
微細な粒子(シリカ球)が層になることで遊色効果が出る仕組みなのですが、その理屈を聞いても、やっぱり私はオパールにどこか神秘的なものを感じてしまいますね。
価値
オパールは種類によって価値基準が異なります。
プレシャスオパールの場合、どんな風に遊色効果が出るかが価値を決める共通のポイントとなっています。
基本はどれも同じで、オパール全体に鮮やかな色が出るものが良いとされています。
色は赤色が最も評価が高く、橙、緑、青の順で評価されるんだそうです。
遊色効果のパターンは様々なものがありますが、柄が大きくて密集しているものが高評価となりやすいようですね。
昔見た最高品質のオパールは地色が見えないぐらい遊色効果が出ていて、まるで虹の結晶のようだと感じました。
コモンオパールの場合は、色、カット、透明度、大きさで判断します。
種類によって基準は異なりますが、基本的には色むらがなく鮮やかな色合いのものが高く評価されるようです。
インクルージョン(内包物)が少なく透明度の高いもの、大きさがあるものも評価が上がります。
▼オパールの価値についてより詳しく知りたい方はこちら
石言葉
石言葉は「希望」「無邪気」「克己」などです。
オパールは古代ローマでは希望と愛の象徴とされていたそうですから、そのイメージが今でも石言葉として残っているのかも知れませんね。
遊色効果が自由に動く様は、どこか子供のような無邪気さも感じます。
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10月の誕生石 トルマリン
数ある宝石の中でも特にカラーバリエーションが多い印象のあるトルマリン。
存在しない色はないといわれていて、「色の宝庫」とも呼ばれています。
実はトルマリンとはグループ名のようなもので、含まれる元素によって種類が分けられています。
細かく分けると33種類もあるんだそうですよ。
ただ、トルマリンの名前は種類によってではなく、主に色によって分けられています。
代表的なのは濃いピンク〜レッドのルベライト、爽やかなグリーントルマリン、深いブルーをしたインディコライトトルマリン、元気なイエローが特徴のカナリートルマリンなどでしょうか。
独特の蛍光色が人気のパライバトルマリンも人気が高く有名ですね。
一つの宝石で2つの色が見えるバイカラートルマリンやウォーターメロントルマリンも個性的な見た目で楽しませてくれます。
まさに色の宝庫ですね!
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▼トルマリンについての詳しい記事はこちらから
特徴
トルマリンの和名は「電気石」。
その名の通り、結晶の両端にプラスとマイナスの電極をもっていて、熱を加えると静電気を発生させます。
昔、宝石の専門学校に通っていた時、トルマリンを熱して静電気を発生させる実験をしたことがあります。
その時はバーナーで軽く炙り、トルマリンに千切ったティッシュを押し当ててどうなるかを観察しました。
結果は大成功!細かなティッシュが大量にトルマリンに付着していました。
理科の実験のようで面白かったですが、トルマリンは本来強い熱を加えると亀裂が入ったりかけてしまう危険がありますので、割れないかとヒヤヒヤしていた記憶も残っています。
他にもトルマリンにはマイナスイオンを発生させる特性があり、布団や湯船に入れて使う健康器具として販売されていることもあります。
実際の使い心地はどうなのでしょうか?気になるところです。
歴史・言い伝え
トルマリンという名前は、さまざまな色の石というシンハラ語の「tourmali」に由来するといわれています。※諸説あり
多彩な色を持つトルマリンは、宝石学が発展するまでは他の宝石と混同されることも多かったといいます。そのため、紀元前から使われていたにも関わらず、由来や伝承が少ないのだとか。
実際に宝石学が確立する前の16世紀には、ヨーロッパではグリーントルマリンがブラジル・エメラルドとして輸入されていたという記録も残ります。
1800年代終盤ごろアメリカで採れたピンクトルマリンやレッドトルマリン(ルベライト)は中国で人気となり、多く輸出されていたという話もありますよ。
また、今人気のパライバトルマリンは1987年にブラジルのパライバ州バターリャで発見された、比較的新しい色種です。
1990年のツーソンミネラルショーで発表されると、最高プレミアムのトルマリンとして高い評価を得て、会期中に値上がりしたという話はとても有名です。
価値
トルマリンは色によっても価値が変わります。
最も価値が高いのはパライバトルマリンで、インディコライト、ルベライトと続きます。
色々な種類がありますが、基本的な評価基準は色、透明度、大きさ、カットです。
色が濃く鮮やかで、透明度が高いものが高く評価されます。
同じクォリティ同士だと、大きさがあるものの方が価格が上がります。
他にも形が整っているか、カットが美しいかどうかも評価のポイントになります。
石言葉
「ひらめき」「以心伝心」「パワーの充実」などが石言葉です。
マイナスイオンを発生させて健康器具にも使われているトルマリンは、確かに私たちのパワーを充実させてくれそうですね。
ちなみに、ピンクトルマリンはその色合いから「愛の石」と呼ばれているそうですよ。
ピンク色は優しさや愛情を象徴する色とか、恋愛運アップの色とか言われることも多いので、そのあたりから来ているのかもしれませんね。
▼トルマリンについてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください
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最後に
10月の誕生石、オパールとトルマリンについてまとめましたが、いかがでしたでしょうか。
プレシャスオパールは遊色効果が生み出す不思議な光の世界がとってもミステリアスで、コモンオパールはカラフルで愛らしい印象でした。
トルマリンは色のバリエーションが豊富なだけでなく、電気やマイナスイオンを発生させる性質ももつ、多才な宝石でしたね。
様々な魅力が詰まった宝石ばかりで、10月生まれの人が羨ましいです!
10月生まれの方もそうでない方も、心からときめく誕生石に出会えますように。
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カラッツ編集部 監修



























