資産価値の高い宝石って、ぶっちゃけどんな宝石?何が違う?

ジュエリー 買取 資産価値

宝石業に携わっていない方の中には

『宝石はすべて資産価値がある』といったイメージを持っている方、意外と多いのではないでしょうか

ですが、家族から受け継いだジュエリーを買取店や質屋などに持って行ったら、悲しいくらい安い値段しかつかなかったという話もよく耳にします。

いったいどうして、どういうこと?と思うかもしれません。

実は、「宝石」と一口に言っても、その種類は非常に多く、資産としての価値を持つものもあれば、売る時には二束三文にしかならないものもあります。

つまり、宝石であればどんなものでも資産価値がある訳ではないのですね。

この記事では、資産価値が高い宝石と低い宝石、売る時に価格がつかない宝石の特徴などについて詳しくご紹介していきます。

宝石の価値とは

宝石 価値

一般的に「宝石の価値」について語られる際、重要とされるのは、

1.宝石の種類
2.品質(色合い、透明度、内包物の有無、カットの美しさ、大きさ)
3.天然宝石か否か
4.人工的な処理が施されているか否か

の4つです。

それぞれについて簡単に説明しましょう。

1.宝石の種類

冒頭でも触れたように、「宝石」と一口に言っても大変種類が多く、種類によって価値が異なります。

主に人気や流通量などによって変わり、同じ宝石種であっても色や産地などによって価格差が生じる場合もあります

例えば、世界的に人気が高いにも関わらず流通量が少なく、市場になかなか出回らない宝石は高値が付きやすく、逆に、どんなに人気が高くても産出量が多く手に入りやすければ、比較的手頃な価格で販売される、ということです。

2.品質

同じ宝石種であっても個体によって価値に違いが出ます

例えば、ダイヤモンドであれば、主に「4C」と呼ばれる世界基準の品質評価にそった形で価格が決まります。

サファイアやルビーといった色石は、色の鮮やかさや濃さが最も重要視され、次いで透明度や内包物(インクルージョン)の有無、カットの美しさ、大きさなどの総合評価で判断されます。

3.天然石か否か

自然界で生まれた天然石であるかどうかも重要です

人間が作った合成石や人造石に宝石としての価値はありません。

自然によって育まれ、数に限りある天然石と、素材と環境が整えば大量生産も可能な合成石や人造石では希少性に大きな違いがあるからです

ただ、昨今、ラボグロウンダイヤモンドを始めとした合成石に対する見方に少し変化が見られ、アメリカやインドなどを中心に人気も上がっていることから、流通市場においては、種類や色、大きさなどによって高値で取引されることもあります。

とは言え、買取してもらう際に値段が付くことは現状ないと思いますので、資産価値という点では、ないと思って大丈夫です。

4.人工的な処理が施されているか否か

人工的な処理が施されているか否かも価値に影響を与えます

加熱処理など一般的に行われており、価値を著しく下げない処理もありますが、鉛ガラス含浸処理など大きく影響するものもあります。また宝石によっても基準は変わります。

ただし、未処理で美しいものには、高い価値が付くことも事実です。

特に後述する資産価値を考える上では重要な部分の一つでもありますので、資産として宝石を購入したいと考えている方はポイントの一つとして覚えておいてください。

お金では買えない宝石の価値

少し余談となりますが、私は母から譲り受けたメレダイヤが1粒埋め込まれただけの華奢なデザインネックレスを持っています。

私にとっては母との思い出などもいっぱい詰まった大切なジュエリーですが、もし業者へ買い取りに出せばきっと二束三文にしかなりません

おそらくネックレスの枠とチェーンが地金代になるだけで、メレダイヤには価格がつかず0円でしょう。資産価値はほとんどないと言えます。

それでも私にとっては何にも代え難い大切なジュエリーであることは変わらず、個人的には、「宝石の価値」とは、価格だけでは表せないものも含まれると思っています。

資産価値のある宝石がもつ特徴

宝石

次に、どんな宝石に資産価値があるかということをお話していきましょう。

「宝石の価値」については前述したとおりですが、「資産価値がある宝石」というと、また少し話が変わります

どんなに品質が高く美しい天然宝石であっても、資産として持てるほどの価値があるものばかりではありません。

先ほど、「宝石の価値」は人気や流通量などによっても変わる、というお話をしました。つまり需要と供給ですね

簡単に言うと、資産価値がある宝石とは、

1.需要が高く、供給が少ない天然宝石
2.その内、品質が高いもの(レアクォリティのもの)

となります。

同じ宝石種であっても品質が低ければ、残念ながら資産価値があるとまでは言えないのが現実です。

品質の中にはサイズも入りますので、メレサイズと呼ばれる小さいものはどんな宝石であっても資産になるような価値はありません

これが前述したダイヤモンドネックレスに資産価値がないと言った理由です。

資産価値のある宝石TOP5

宝石 ピンセット

では、具体的にどんな宝石に資産価値があるのでしょうか。

先ほどもお伝えしましたが、数多ある宝石の中で、資産価値があるといわれている宝石はそれほど多くはありません。

市場での販売価格が高くても売却時は二束三文の価値しか付けてもらえなかったという話が多いのもそのせいです。

フリマアプリや オークションサイトの台頭で、個人間取引が増えた近年では、良い相手が上手く見つかれば、専門業者に売却するより高値が付くケースもありますが、相手を見つけるのもたやすくはありません。

一般的に資産価値がつきやすいとされる5つの宝石をご紹介します。
但し、それらの宝石も、価値が下がってしまう原因となり得る、注意点があります。こちらも合わせてご紹介しましょう。

ダイヤモンド

ダイヤモンド ルース

ダイヤモンドは、資産価値が高い宝石の筆頭と言えるでしょう

投資目的としてダイヤモンドを買う人もいますよね。婚約指輪などとして贈られることが多い理由のひとつとして、もしもの時の資産にできるという話も聞いたことがありますよ。

ダイヤモンドは、4Cという明確な基準があるため色石と比べて評価がされやすく、専門知識がなくても鑑定書があれば、インターネットなどで簡単に相場を調べることができるのも特徴です

ダイヤモンド ルース2
フローレスダイヤモンド

注意点

ダイヤモンドは、精巧な合成石や模造石も多く見られる宝石です。そのため、ダイヤモンドだと思っていたものが買い取りに出してみたら違ったという話もしばしば耳にします。

どんな宝石にも言えることですが、購入するときは口コミ評価などを参考に、信頼できるお店かどうかチェックしてから利用するようにしましょう。

特にダイヤモンドの場合は、鑑別書やソーティングの有無で買取額が下がるケースも多いです。
高価なものほど、鑑定書かソーティングが付属しているもの、もしくは、オプションで取った上で購入することをおすすめします。

ただ、鑑定書が付属しているものでも注意が一点

私が以前働いていた宝石店で、買取希望のお客様が、ジュエリーから外れてしまったダイヤモンドを幾つかまとめて一つの袋などに入れて持ってくることが度々ありました。

明らかに大きさや品質が異なる場合は判断しやすいのですが、大きさや品質が近いと、鑑定書とダイヤモンドを照らし合わせるために、時間と労力が余分にかかってしまいます。
最悪の場合、鑑定書の取り直しや価格が下がってしまうケースもありました。

ですので、万が一ダイヤモンドがジュエリーから外れてしまった場合、どこから外れたものかが分からなくならないようにご注意くださいね

ルビー

ルビー ルース

赤色宝石の代表とも言えるルビーも、上質でサイズの大きいものは資産価値が期待できる宝石です

ルビーは真紅からピンクやオレンジ寄りの赤まで色幅があり、ピジョンブラッドと呼ばれる、血のような濃い赤色のものがトップカラーとされます

ピジョンブラッド ルビー ルース
ピジョンブラッドルビー

産地によっても価値が変わり、最も評価が高いのは、ミャンマーモゴック産です

宝石は見た目を改善する目的などで人工処理が施されることがあります。

ルビーの場合、一般的に加熱処理が施されています。加熱処理は最も一般的に行われる人工処理で、これにより価値が下がることはありません。

しかし、稀に処理が施されない非加熱のものもあり、非加熱で色が美しく透明度の高いルビーは、稀少価値高く扱われます

非加熱で透明度の高い大粒のピジョンブラッドを何度か目にしたことがありますが、色が濃いのに明るく見える、とてもきれいな赤色で、引き込まれるような美しさがありました。

かつてはミャンマーモゴック産の最高品質のものの代名詞だった「ピジョンブラッド」ですが、現在はその色範囲に入れば、産地は関係ありません。

最高峰を狙うなら、ミャンマーモゴック産のピジョンブラッドルビーですが、その他の産地のものでもトップクォリティでサイズも大きければ、資産としての価値が期待できます

ルビーの価値についてさらに詳しい情報は

ルビー 価値 選び方

ルビーの価値や価格相場、選び方のポイント|ルースとジュエリーで変わる?

注意点

ルビーに施される人工処理のなかで、価値を著しく下げる恐れがあるものは、ガラス含浸処理です

ひび割れがあったりなど、元々の品質があまり良くないルビーに施されることが多く、宝石としての価値はないに等しくなります。

処理を隠して高額に販売されていることも多いため、注意が必要です。

また、合成石も多く出回っていますが、こちらも宝石としての価値はありませんので、ご注意ください

サファイア

ブルーサファイア ルース

青い宝石というイメージの強いサファイアですが、実際はピンクやオレンジ、グリーンなど、カラーバリエーションが豊富です。

色としては、青色が最も評価が高く、コーンフラワーやロイヤルブルーといわれる色合いがトップカラーとされます

コーンフラワーブルーサファイア ルース
コーンフラワーブルーサファイア

実はサファイアと前述したルビーは、同じ鉱物コランダムに属する宝石で、色違いのきょうだいのような関係です。

サファイアも、ルビー同様、産地が価値に影響を与え、インドのカシミール産やミャンマー産に高品質のものが多く、サイズや透明度によっては資産としての価値も十分に期待できます

次に価値が高いとされるのが、ピンクとオレンジが混ざりあったような色のパパラチアサファイア。人気と稀少性の高さから高額で取引されるものも多いです。

パパラチアサファイア ルース
パパラチアサファイア

資産として持つ場合は、クォリティの高い、ブルーもしくはパパラチアサファイアを探すと良いでしょう

また、サファイアも、ルビーと同様、一般的に加熱処理が施される宝石ですが、稀に加熱処理を施さなくても美しい、非加熱サファイアが見つかることがあります。

クォリティが高くサイズも大きい非加熱のブルーサファイアやパパラチアサファイアは稀少性の高さから高額取引されることが多いです

宝石会社で働いていたとき、中古のジュエリーに触れる機会があり個人的に感じたことなのですが、バブル期の豪華な高額サファイアジュエリーは、品質の高いものが多い!ということです。

その他のカラーストーンやダイヤモンドにも言えることですが、今ではあまり見かけることができないほどの高品質な宝石がバブル期は多く流通していたのではないかと思います。

もし、バブル期に奮発して購入した宝石が引き出しの中で眠っているようなことがあれば、その宝石の価値を改めて調べてみても良いかと思います。

サファイアの価値についてはこちらの記事も参考に

サファイア

サファイアの価値や価格相場、選び方のポイント|ルースとジュエリーで変わる?

注意点

サファイアにもルビー同様、ガラス含浸処理が施されることがあり、価値が著しく下がるため注意が必要です。

またサファイアの場合、ベリリウム拡散処理と呼ばれる人工処理が施されることも多く、こちらも価値を失わせる処理となりますのでご注意ください

ガラス含浸処理は、傷が多くクォリティの低いサファイアの傷を隠す目的で、ベリリウム拡散処理は色の悪いサファイアをパパラチアカラーなど品質の高い色に変える目的で行われます。

どちらも本来の姿を隠して高額に販売するための処理であり、買取で判明した場合は二束三文にもなりません。

また、合成サファイアも多く出回っており、これらはサファイアとしての価値はないに等しいです。

資産として持つような、クォリティの高いブルーサファイアやパパラチアサファイアなどは特に、鑑別書やソーティングが付いたものかオプションで付けた上で購入されることをおすすめします

エメラルド

エメラルド ルース

鮮やかな緑色が美しいエメラルドもクォリティによっては資産価値が期待できる宝石です

他の宝石と同様に色やサイズ、傷の有無、見た目の美しさで価値が決定され、一定以上のクォリティのものは高値で取引されます。

見た目を改善する目的などで施されることが多い人工処理。

エメラルドの場合、生成途中でキズが入りやすいという特徴から、一般的に透明剤の含浸処理が行われています
このような一般的に行われる処理の場合、施されていることで価値が著しく下がるということはありません。

ですが、稀に透明剤の含浸処理を施す必要のないものが見つかることがあり、それらはノンオイルエメラルドと呼ばれます。

クォリティが高く美しいノンオイルエメラルドは希少価値高く扱われます

ノンオイルエメラルド ルース
ノンオイルエメラルド

しかし、ノンオイルエメラルドであっても、色が悪かったり、サイズが小さすぎるなどクォリティが低いものもありますので、注意が必要です。

資産として探す場合は、サイズも含めた、クォリティの高いノンオイルエメラルドを選ぶことをおすすめします

エメラルドの価値についてもっと詳しく知りたい方は

エメラルド ルース 原石 ジュエリー

エメラルドの価値や価格相場、選び方のポイント|ルースとジュエリーで変わる?

注意点

透明剤の含浸処理が施されたエメラルドは、透明剤が経年劣化により色が変わったりお手入れの仕方や衝撃による破損などで中のオイルが抜けてしまうことがあります。

その結果、見た目の品質が下がり、買取額に影響を与えることが多いため注意が必要です。

実際、オイルが抜けたエメラルドをいくつも見たことがありますが、カサカサで照りもなく、美しさが半減していました。

超音波洗浄機などで洗ったり、高温になりやすい場所での保管は避け、水洗いも念のためしない方が安心です。

しかしながら、一切お手入れをせず、汗が付いた状態のまま放置するのも、皮脂汚れなどが原因で劣化する可能性があります。

着用後は柔らかい布で拭いてからしまうよう心掛けると美しさを保ちやすいです

それでも、経年劣化による変色やひび割れなどは防ぎきれないものもありますので、ご家族から引き継いだものなど、買ってから月日が経っているものは注意しましょう。

含浸処理をし直せば、元の状態に近づけることもできるようですので、気になる方は専門店などに相談してみると良いかもしれません。

ノンオイルエメラルドの場合は、含浸処理が施されていないため、このような心配はいりません。

翡翠

翡翠 ルース

日本で産出されることでも知られる翡翠も資産としての価値が期待できる宝石です。

緑色の印象が強いと思いますが実はさまざまな色があります。

最も評価が高い色は緑で、その次に評価されるのは、ラベンダーカラーです

一般的に不透明~半透明で、透明度の高い緑色の「琅玕(ろうかん)」と呼ばれるものが最高品質とされ、高額に取引されます

翡翠は古くから日本人にも馴染みのある宝石ですが、ジュエリーとしては、年配の方が好んで身につけている印象があります。

だからなのか、働いていたお店にはお祖母さまやお母さまから譲り受けたが使わないから、という理由で買取に出す方が多くいらっしゃいました。

日本ではルビーやサファイアほどの人気はない印象ですが、中国をはじめとした海外では昔から変わらず人気の高い宝石です。そのため資産としての価値が現在も高いのかもしれません。

翡翠の価値については詳しくはこちらも参考に

翡翠 ヒスイ ジェダイト リング

日本でも採れる翡翠(ヒスイ) 価値が高いポイント3つ

注意点

翡翠は、よく似た鉱物があるため注意が必要です

日本で翡翠というとは英名でジェダイト(硬玉)と呼ばれるものだけを指しますが、よく似た鉱物にネフライト(軟玉)と呼ばれるものがあります。

ネフライトはかつて、ジェダイトと同じ鉱物と思われていた宝石で、素人目には 見分けるのが難しいです。

また、中国語で玉(ぎょく)、英語でジェードと言うと、ジェダイトとネフライト両方を指すと言いますので、海外で購入する場合は注意してください

見た目は似ていますが、価値としては、一般的にジェダイトの方がネフライトよりも高く評価されます。

資産価値がない宝石

石 タンブル

資産価値が認められずに買取業者で価格がつきにくい宝石についてもご紹介しましょう。

資産価値が付きにくい宝石の特徴

一般的に「宝石の価値」は
1.宝石の種類
2.品質(色合い、透明度、内包物の有無、カットの美しさ、大きさ)
3.天然宝石か否か
4.人工的な処理が施されているか否か
が基準となり、需要と供給で決められることも多いとお話しました。

需要が高く供給が少ない天然石に価値が認められる反面、需要が少なかったり、需要以上に供給が多い宝石は資産としての価値は下がります。

例えば、アメジストやシトリンなどは人気は高いですが、流通量も多いため、手頃な値段で手に入るものが多いです。そのため、買取店で価格が付かないケースも少なくありません。

状態や処理で価値が下がるもの

購入時とは状態が変わったりや施された処理の内容によって価値が下がることもあります

宝石によっては、取り扱い方で退色したり劣化したりしてしまうものもありますし、ジュエリーとして身につけているうちに傷が付いてしまうこともあります。

宝石の状態が悪くなることで価値も下がり価格がつかなくなることもありますので注意しましょう

処理については、宝石本来の欠点を隠したり全く別の色に変えてしまったりするような処理が施されていると価格が大きく下がってしまいます。

どんな処理が施されているかは、鑑別書やソーティングに明記されますので、資産として持つような高額宝石の場合は、信頼のおける鑑別機関の鑑別書やソーティングが付属しているものかオプションで付けた上で購入することをおすすめします。

レアストーン

レアストーン(日本語だと「希少石」)と聞くと「珍しい宝石なら価値が高いのでは?」と思われるかも知れませんが、買取業者に持ち込んで高く売れるものは非常に少ないです

レアストーンというのは、希少性が高いというだけで宝石としての評価や人気に紐づいているわけではないんですね。

資産としての宝石の価値は需要があってこそですので、希少だからといっても欲しい人が少なければ、残念ながら評価は高くならないのです

とは言え、コレクターストーンとしての需要は一定数ありますので、産出量が非常に少ないものなどは、高額に販売されることもままあります。

売りたい場合は、フリマアプリやオークションサイトなどを利用した方が、チャンスはあるかもしれません。

原石

パワーストーンやインテリア、標本として販売されることがある原石ですが、宝石としての資産価値を見出すのはなかなか難しいです

エメラルドやサファイア、ルビーといった、資産価値のある宝石として紹介したものであっても、です。

理由は、レアストーンと同じく需要が少ないからです。

原石から作られた彫刻の置物や水晶のクラスターなどは宝石店でもたまに見かけますが、買取をしてくれる業者は少ないようです。

ただし、近年、コレクターを中心に八面体などの形が整ったダイヤモンド原石が人気があります。

ダイヤモンド原石 ソーヤブル トライゴン
ダイヤモンド原石(ソーヤブル)

透明度が高く、正八面体で形が美しい、ソーヤブルとも呼ばれるダイヤモンド原石であれば、サイズによっては、フリマアプリやオークションサイトで高値が付く可能性があるかもしれません

フリマアプリやネットオークションなら高く売れる?

オークション パソコン

時間がかかっても自分の希望する価格で少しでも高く宝石を売りたいという場合は、メルカリやヤフオクといった、フリマアプリやネットオークションを利用するという方法もあります

これらは、出品する手間と売れるまでの時間はかかりますが、自分で価格を決められるという点はメリットです。

それに業者で買い取りがしてもらえないことの多いレアストーンや原石なども、欲しい人がいれば売れる可能性はあります

ただ、良し悪しの判断が難しい宝石をネットで購入することに怖さを感じる人が多いということもあり、安価なアクセサリーよりも販売が難しいというのも事実です。

しかし、宝石に詳しい人が、フリマアプリやネットオークションで買ったという話を耳にしたこともありますので、売るのを急いでない場合は試しに利用してみても良いかもしれません。

最後に

ジュエリーボックス

いかがでしょうか。お持ちの宝石は、資産としての価値はありそうですか?

高品質で鑑別書があっても、需要と供給がマッチしない種類の宝石は買取価格も上がりません。

また、ダイヤモンドやルビーなどの資産価値があるとされる宝石で、買ったときは最高品質であっても、状態が悪くなれば価値が下がる可能性もあります

高値で買ったものが二束三文になってしまうのはとても残念なことですが、それが自然界で育まれた天然宝石の特徴でもあります。

宝石に資産価値を求めるときは、需要が高く供給の少ない宝石で、クォリティの高いものということが重要です

高品質のものを買っても傷が付けば、評価は下がりますから、高いクォリティをキープするためのお手入れというものも一緒に覚えておくと良いでしょう。

カラッツ編集部 監修