ルーペを片手に宝石を見る姿って、何かカッコイイ感じがしませんか。
宝石鑑定用ルーペは主に宝石鑑定士や宝石商が使用しますが、宝石の内部を楽しみたいコレクターにとっても必須アイテム。
宝石鑑定用ルーペを使えば、宝石の魅力をまた違った角度から感じることができるので、ぜひ使いこなしたいところではないかと思います。
しかし使ってみたいけど、どれを買えば良いか分からない、買ってみたけどどう使って良いか分からない、上手く使えない、意外とそんな方多いのではないでしょうか。
そこで今回は、宝石鑑定用ルーペの選び方とプロに聞いた使い方とコツについてお話していきたいと思います。
目次
どれがいい?ルーペの選び方
宝石鑑定用ルーペと一口に言っても、グレードや金額などピンからキリまであります。
色々あり過ぎてどれが良いか分からない、ということもあるでしょう。
まずは選び方のポイントからお話しましょう。
選び方① オンラインショップで購入
宝石鑑定用ルーペが欲しい場合は、実はネット購入がオススメです!
専用のものだから、お店で購入するのではないの?と思った方も居るかもしれませんが、実は逆で、宝石鑑定用ルーペは店頭販売をしていない場合も多いそうなのでオンラインショップで購入するのが一般的なのです。
宝石鑑定用ルーペの倍率は、宝石鑑定士が使っているものと同じ10倍がおすすめです。
倍率が高すぎると目が疲れやすくなったり、焦点が合わせづらかったりします。
また、ダイヤモンドのクラリティの鑑定に使われるのも10倍ルーペなので、一番使い勝手が良いと言えるでしょう。
カラッツSTOREでも販売していますので、気になる方はチェックしてみて下さいね。
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選び方② 価格
宝石鑑定用ルーペを探してみると、金額は手頃に買える安いものから高価なものまでさまざま。
自分用に購入を考えているのであれば、2~3,000円位からのものがオススメです。
1,000円以下のものも販売されていますが、ネット販売の場合実際に手に取って状態を確認することができません。品質的に万が一を考えると避けた方が安全かと思います。
大切な宝石を見るためには品質も考えて価格を検討しても良いのではないでしょうか。
プロに聞いた!宝石鑑定用ルーペの使い方とコツ
それでは、ココからはプロに聞いた、宝石鑑定用ルーペの使い方と知っておくと役立つコツについてお教えしましょう!
使い方① ルーペは利き手で持つ
ルーペは利き手、ピンセットは逆の手で持ちます。
ピンセットを持ったままメモを取ったり写真を撮ったりしやすく便利です。
ピンセットを逆の手で持つのは最初は慣れないかもしれませんが、何度か練習すればきっとできるようになります。
ピンセットを使ってプロっぽい写真を撮ることも可能なので、オススメですよ。
使い方② 両目で見る
小さな宝石を見る際、ついつい片目を閉じてしまいたくなるかと思います。
片目にルーペをつけて見るので、尚更ですよね。
しかし一般的に宝石鑑定士や宝石商はルーペを見る際両目を開けているそうです。
なぜかというと・・
それは、手元の宝石や荷物を盗まれないためなんだとか。
特に宝石商は海外などで買付をすることも多くあります。
その時片目を閉じていると素人だと思われ、騙されたり手元の宝石や荷物を盗まれたりしかねないそうです。
また、沢山の宝石を見る場合、片目だと負担がかかり過ぎて目が疲れてしまい、痛くなったり、インクルージョンやクラックなど大事なポイントを見落とす恐れもあります。
自宅など他人がいない空間で短い時間使うだけなら片目を閉じても問題ないと思いますが、宝飾展などのイベントや外で使用する時のために練習しておくと良いと思います。
長時間眺めていたい時も両目で見たほうが目が疲れにくくて良いかもしれませんね!
使い方③ 脇をしめて手を固定する
ルーペやピンセットを持つ手がぶれないように、脇をきちんとしめて手を固定します。
机などに両肘をつくとより固定しやすいですよ。
使い方④ 顔にルーペを固定する
慣れていないとついついルーペを動かしたくなるかと思います。
しかしルーペを動かすと手元が不安定になり、焦点がブレやすくなります。
ルーペは顔に固定しましょう。
使い方⑤ 宝石の方を動かす
動かすのは宝石の方です。
ルーペの前に宝石を持ってきてピントが合うところでとめます。
距離の目安はおおよそ2cm程度といいますから、結構近づけるイメージですね!
ルーペは固定したままなるべく動かさないようにしましょう。
お役立ちポイント!
この時、ピンセットを中指と薬指の間に挟むとより固定されブレにくくなる上に、距離的に丁度良く自然にピントも合いやすいそうなのでオススメです!
慣れると、挟んだままでもピンセットを動かせるようになり、色々な角度から宝石を楽しむことができるそうですよ!
最後に
いかがでしたか?
最初は上手く使えなくても使っている内に段々慣れて上手になっていきます。
宝石内部が見えると、その宝石の個性や特徴をより深く知ることができ、愛着も増すのではないかと思います。
宝石鑑定用ルーペを使いこなして宝石内部に広がる世界をぜひ楽しんでみて下さいね!
カラッツ編集部 監修