みなさんこんにちは。
最近Twitterなどで
「ちょっとブレてしまったんですけど…😫」
「うまく撮れなかったんですが…😫」
といって石の写真をあげてくださる方がいます。
けっこう皆さん、石の撮影にはご苦労されてるようですね。そこで・・・!
TG-5というマクロ機能つきのカメラでの撮影が最近は多いのですが、昔はよくiPhoneにルーペを当てて撮ってました。
一番大事なのはライティングです。太陽光のキレイな午前が狙い目です。https://t.co/8hUoprKZ4n
— KARATZ公式|宝石鑑定士が運営してます (@karatz_official) January 1, 2019
こちらで記載した
「iPhoneにルーペを当てて」撮影する方法
を、本日はご紹介しようと思います。誰かのお役に立てれば良いな。
普通に石をiPhoneで撮ると・・・
というわけで早速なにか石を撮ってみましょう。
パシャ。
・・・うっわぁ。
なかなか残念な感じですよね。
今回のモデルはルチルクォーツさん。
普通に室内でiPhoneで石を撮ってしまうと、このように
- ジャギる
- ブレる
- 何か暗い
の三重苦にあいます。悲しい。せっかくの石が泣いています。
ではこれを「iPhoneにルーペを当てて」撮影するとどうなるのか、解説してみたいと思います。
正しいルーペの持ち方
まずはルーペの「持ち方」から。
じゃじゃん!
こちらが正しいルーペの持ち方です。
はじめに利き手(今回は右手)の方の人差し指を、ルーペの取っ手の部分に入れます。
逆から見るとこんな感じ。
そのまま親指と中指とで包むように持つと、ルーペが固定されるのでこれで準備完了です
このまま、ルーペを目のギリギリまで近づけます。
イメージはまつ毛にレンズが当たるか当たらないかくらい。
次にもう片方の手(今回は左手)で石を持って、ルーペに近づけます。上の写真のようにピンセットを使って石を前後させることが多いです。
ちなみに写真のモデルは宝石鑑定士のYさん。
プロはこのようにルーペを覗いている時も両目を開けています。
そうしないと「閉じてる目の側に置いてある宝石を盗まれる」とか、「長時間石を見続けても目が疲れにくい」とか、色々な説を教わるんですが、まぁ我々素人には関係無いです!
あまり気にせず、片目はバチッとつぶっちゃってください。(宝石の買い付けをされたい方や宝石商を目指したい方は、必ず両目を開けて練習をしてくださいね。素人と思われて騙されることがあります。)
同じことをiPhoneでやってみよう!
そしてお待ちかね!
同じことを目の代わりにiPhoneでやってみよう!というのが、「iPhoneにルーペを当てて」撮影する方法です。
やり方は同じように利き手でルーペを持って、そのルーペを目ではなくiPhoneに当てるだけ。
ルーペの位置によってはルーペ自身の枠の影が写ってしまうので、うまく位置を調整してください。
iPhoneにルーペを当てて撮影する時に大事な3つのポイント
そのまま石に近づけて撮ってみましょう。
ポイントは3つ!
- 窓際で撮る
- 下に白い紙を敷いて撮る
- シャッターは音量ボタン
まず、一番重要なのは光です。中でも太陽光は正義! 晴れてる日に窓際で撮れば、それだけで素敵な石の写真を撮ることができます。
次に重要なのは背景。白い紙を敷くことで太陽光が自然に反射し、石の中まで光が入り込みます。
最後に、右手でルーペ、左手でiPhone、と持つと画面内のシャッターを押すのにもう一つ手が必要になってしまいます・・・。
実はiPhoneは左側面の音量ボタンでもカメラのシャッターを切ることができます。たぶんこっちの方が便利。
さて、さっそく完成写真を見比べてみましょう。
Before / After
まずiPhoneでもともと撮った写真がこれでした。
次に「iPhoneにルーペを当てて」撮影したのがこちらです。
全然違いますね!
ほとんど日差しの差な気もしますが笑、ルーペを使うことで小さな石でも、ジャギらずブレない写真を撮ることができます。
iPhoneでズームで撮ってしまうとどうしても写真が汚くなってしまうんですよね。
すごいぜ太陽光。
すごいぜルーペ。
最後に
基本ルーペは何でも大丈夫です。
既に持っていたら買い直す必要はありません。
古いものでも構いません。
もっと大事なのは太陽光。
そこにルーペが合わされば怖いものはありません。
石をうまく撮れないなぁと悩んでいる方。
「iPhoneにルーペを当てて」撮影する方法、もし良ければぜひ試してみてください。
皆様が石の撮影をより楽しんでくだされば、こんなに嬉しいことはありません。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!