GIAのこども向け宝石ページ(無料)が図鑑よりスゴイ

小さいお子さん、お孫さん、めいごさん、おいごさん、友人のお子さんを持つ、日本全国の宝石好きの皆さま、朗報です!

宝石鑑定士資格で有名なGIAが、こども向けにつくっている宝石のページGem Kidsが、無料なのにクオリティがすごいんです。

自分のみならずこどもまでも宝石の沼に引きずり込んでやろうという罪深いそこのあなた!

大きい重たい紙の宝石図鑑を買い与えるより、まずはこちらの【Gem Kids】を見せてあげるのが、良いんじゃないでしょうか。

ジェム キッズ – こどもを宝石にハマらせるために

Gem Kidsは大きく、下記の4つの構成に分かれています。

  • 鉱物としての宝石 – Gemstones(リンク
  • アクセサリーとしての宝石 – Jewelry(リンク
  • 宝石用語と宝石関連の職業 – More Good Stuff(リンク
  • 資料集 – Presentations(リンク

全文英語ですが英語が分からなくても楽しめる内容満載です。

さっそく中身を見てみましょう。

鉱物としての宝石 – Gemstones

この「鉱物」のコーナーはさらに、「エクスプローラー」と「宝石のはなし」の2つに分かれています。

説明するより実際に見た方が早いですね。

エクスプローラー – Gem Explorer

最初に出てくるエクスプローラーは、「宝石の沼に潜ってみよう!」と言わんばかりのコンテンツ。

見てください、まずはこんな風に宝石の一覧が出て来ます。しかも画面上の「Polished」と「Rough」でルースと原石の状態を切り替えられるんです。

この時点で既に、宝石好きな人はグッときますよね!

FIND MY GEM」では誕生日国別に好きな宝石を探せるし、たとえば「ダイヤモンド」をクリックするともっと詳しい情報や、数限りない画像、中には顕微鏡で見たらこうなるよみたいなシミュレーションまであります。ダイヤモンドを英語で正しく発音してくれたりもします。この時点で普通の図鑑より遥かにすごい。

そう! こどもを宝石の沼に引きずり込むにはうってつけの、どこまでも潜っていける構成になっているのです。

宝石のはなし – Story of Gem

Story of Gem」は何というか、「異常にコンテンツが充実した宝石の教科書」です。

鉱物って何?その中でも宝石って何?みたいなライトな話から、

モース硬度インクルージョン変色効果スター効果キャッツアイ効果遊色効果、と一気に持って来て、

どう採掘して、どう加工して、最終的にどんなものができあがって、レアなものだと何があるか、という「宝石学全般」について嵐のように語っていきます。

しかも全てに美麗な写真つき。

GIAさん、本気出し過ぎです

アクセサリーとしての宝石 – Jewelry

ちょっとこの調子で紹介していくと永久に終わらないんで、あとはできるだけサクサクいきますね。

Jewelryも似た構成で、

  • さまざまな宝石のアクセサリーが見られる「Jewelry Explorer
  • Time Machine」という宝石アクセサリーの歴史

の2つに分かれています。

宝石アクセサリーの歴史 – Time Machine

中でも「Time Machine」は、エジプト王朝や古代ローマではなく、紀元前10万年から話が始まるという謎の本気ぶり

宝石しばりで全12章、世界の宝石のアクセサリーの歴史を語る壮大な絵巻物になっています。

もはやこども向けとかそういうレベルじゃありません。

GIAさん、そろそろお腹いっぱいです。

宝石用語と宝石関連の職業 – More Good Stuff

用語集」の方は200個くらいの宝石用語がAからZまで発音付きで確認できます。

職業紹介」の方は鑑定士(Appraiser)から講師(Teacher)まで全16種類の宝石関連の職業が見られます。

XXちゃんは大きくなったら何になるのかなー?と、こどもに誘導尋問するのに最適ですね!

ちょっと文章の多いコンテンツなので、英語が読める大人の方が一緒にいた方が良さそうです。

さいごに資料集 – Presentations

さいごに「資料集」です。

GIAはこれまで見ていただいたように、こどもへの宝石教育にとても熱心です。

実際、アメリカの幼稚園や小学校を中心に、多くの講演を行っています。

その講演資料が無料でダウンロードできるのが、「資料集」のページなんです。

大人もこどもも、宝石を愛するすべての人に、正しい宝石の知識を届けようとする。

いやー、すごい!

GIAさん、本当に尊敬します。

カラッツもがんばらないと!

では、本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

カラッツ編集部 監修