ジュエリー業界で働きたい!東京で通えるジュエリー学校一覧
ジュエリー業界で働きたいけれど、どうやったらなれるのかわからないという方に。
ジュエリー業界といっても、他の業界と同じように営業を始め、商品管理など様々な職種があります。
筆者も実際にジュエリー学校のデザイナーコースで学び、企画職(商品デザイン)に携わっていました。
ジュエリー業界で働きたい方、学校選びに悩んでいる方必見です。
目次
東京にある代表的なジュエリー学校3校
ヒコ・みづのジュエリーカレッジ
公式サイト:http://hikohiko.jp/ |
やはり規模がもっとも大きいだけあって、業界でもヒコ出身者は多くいます。
50年以上の歴史を持つ認可専門学校というところも人気が高い理由のひとつだと思います。
ジュエリーの他、シューズ、ウォッチコースもあります。
ちなみに筆者もこちらのジュエリーデザインコース出身です。最初にお伝えしておくと・・・宿題は猛烈に多いです。(笑)
■学校法人 水野学園 専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-29-2 http://hikohiko.jp/ |
日本宝飾クラフト学院
公式サイト:https://www.jj-craft.com/ |
日本宝飾クラフト学院はジュエリー・アクセサリー・宝石に特化した学校です。プロのジュエリーデザイナーや制作者を目指したい人はもちろんのこと、趣味で楽しみたい方のニーズに合わせたコースなども豊富です。
業界にはこちらの出身者も多いですね。
■日本宝飾クラフト学院 東京本校 〒110-0016 東京都台東区台東3-13-10 https://www.jj-craft.com/ |
ラヴァーグジュエリースクール
公式サイト:https://www.lavaguejewelry.com/ |
デザイナーとして必要なジュエリーCADにも重点を置いている学校。ジュエリーを仕事にしていきたい人のためのアントレプレナー(ブランド設立)育成講座も開講しているのが特徴です。
ジュエリー業界で使われているツールって、業界内でしか使用されていないものも数多くあります。ジュエリーCADもその一つでしょう。
ただ、デザイナーだけじゃなく、営業担当でジュエリーCADを使いこなす方もいらっしゃいます。
■ラヴァーグジュエリースクール 東京都渋谷区恵比寿1-22-2-3F・4F https://www.lavaguejewelry.com/ |
ジュエリーデザイナーを目指したいなら
ジュエリーに特化した学校でなくとも、ジュエリーデザイナーを目指すことはできます。
文化服装学院 帽子・ジュエリーデザイン科、日本デザイン福祉専門学校 クラフトデザイン学科、東京デザイン専門学校 ファッションアクセサリー科、山脇美術専門学校 ジュエリーデザイン科など。
ジュエリーデザイナーを目指せる大学
ジュエリーデザインを重点的に学べる大学としては東京藝術大学や武蔵野美術大学が挙げられます。
ちなみに私がヒコ・みづのに通っていたときは東京藝術大学の講師の方が多かったように思います。そしてその講師の方の一人が私にとって運命的な人となるわけですが・・・。これはまた後ほどご紹介していきましょう。
ジュエリー学校のリアル情報
学校選びのポイント
私はヒコ・みづのジュエリーカレッジに入るまでは金融業界にいましたので、まったくの異業種へのチャレンジでした。
今思えば10代のころにたまに夢に出てきてうなされていた?ピラミッドからの出土品の美しさに惹かれて、いつかジュエリーデザインに携わりたいという気持ちがあったからでした。
でも、いざ憧れの職業に就こうと思っても何をどうしたらよいのかわからない状態。
必死で情報を集めながら、業界出身者が一番多く、業界内のネットワークに強いというところからヒコ・みづのを選びました。働きながら通える「キャリアカレッジコース」があったこともポイントでした。
学校で苦労したこと・楽しかったこと
<楽しかったこと>
まず楽しかったのは、デザインコースといってもWAXを使ったメイキングの授業もあったことです。
課題作品は銀で作成するので700度前後のバーナーを使用するのですが、理科室にあるバーナーなみに、ガスバーナーが普通に設置してあります。
が、正直あまり火が得意ではない私はおっかなびっくり火をあてていましたが、生まれて初めて自分でデザインしたリングができたときは感動しました!
と、言いつついまや紛失しましたが。。(笑)
<苦労したこと>
もっとも苦労したのがデッサンの授業ですね。後に私が入社したジュエリー会社の同僚に偶然にもこの時のクラスメートがいました。
彼女はもともと美大出身者だったためデッサンは描き慣れていたようですが、普通の大学のフランス文学科卒にはコツをつかむのに時間がかかりました。
デッサンはただ絵が上手い下手だけではなく、ある一定の技法があるのです。
初めの頃その技法をよく分かっておらず、一番はじめの”立方体”の課題提出の戻しの際、先生から「とうふ?」と書かれていました。(苦笑)
もともと、私はいたずら描き程度の絵は得意だったので(高校の時はクラスメイトの似顔絵を描いていたりしました)、ここまで描けないとは思っていなかったところがあったからかもしれません。
あまりに容赦ないコメントですが、悲しいを通り越しておかしかったので、このデッサン画は今でも大切に持っています。
ちなみに、デザイン企画職じゃなくても絵は描けたほうが絶対に得します。
実際に絵で示すことでイメージが掴みやすくなるので、クライアントとのお話もスムーズに進みます。
なので、営業職でもデッサン力はある方がベターです。
本当にネットワークは広かった
ちなみに前述した「とうふ?」というコメントをくださった講師の方とは、後に私が企画職に就いたときにまたお世話になることに。
すでにその方は別のジュエリー会社にいたのですが、会社の(先程とは別の)同僚の知り合いであることが判明し再会することになったからです。
私一人をとっても、ヒコ・みづのつながりが結構出てくるので“ネットワークの強さ”は証明しているのかもしれませんね。
今でもたまに仕事を超えてわいわい女子会をしています。(笑)
おまけ ジュエリー業界で持っていると有利な資格
ジュエリー業界で仕事をするにあたって、持っていると“宝石を良く知っている”という認識される資格が一つあり、それは「GG」です。
これはアメリカの鑑定機関「GIA(Gemological Institute of America)」の資格でGragudate Gemorogist(グラデュエイトジェモロジスト)というものです。
宝石の知識の他に鑑別技術、マーケティングまでを学ぶので“宝石のスペシャリスト”だと見なされます。
時間とお金に余裕のある方は、こちらにもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
※宝石鑑定士を目指したい方はこちら
▶宝石の鑑定士になるには? 200万円以上かかるって本当?
おすすめはジュエリーに特化している学校
ジュエリー業界に携わるための道はひとつではありません。ただし近道はあります。
ジュエリー業界への進路を見据えた学校選びという観点からは、やはりジュエリーに特化した学校をおすすめします。学費やコース内容もそれぞれ特徴があるので、気になった方はぜひホームページをチェックしてみてください。
ジュエリー業界を目指すみなさんの少しでもお役に立てたらうれしいな、と思います。
カラッツ編集部 監修