オパールの中でも最も希少ともいわれる宝石、ハイアライトオパール。
クリアカラーのほか淡いブルーやグリーンなど優しい色合いが多いのですが、ブラックライトを当てると鮮やかなネオンカラーを発します。
まるで魔法のような変化にうっとりしてしまう、今回はそんなハイアライトオパールの特徴や魅力と、同じく「ハイアライト」と呼ばれる宝石との関係などについてお話ししたいと思います!
ハイアライトオパールの特徴
ギリシャ語でガラスを意味するhualosから由来して名付けられたハイアライトオパール。
由来の通りガラスのような見た目から「ミュラーズ・オパール」、「グラスオパール」と呼ばれることも。
和名は玉滴石(ぎょくてきせき、たまだれいし)といい、オパールの中でも産出が困難で最も希少であることから、ミステリアスストーンともいわれています。
オパールといえばグリーンやブルー、レッドなどの光が浮かぶ、遊色効果が特徴的ですが、ハイアライトオパールは遊色効果のないコモンオパールに分類されますので、宝石を傾けても虹色の光は見られません。
ハイアライトオパールの一番の特徴は、ブラックライトを当てるとネオンカラーを発することです。
ただし全てのハイアライトオパールに蛍光性があるのではなく天然のウランを取り込んで結晶化したものに限りますが、ブラックライトを当てると黄色みのあるグリーンからグリーンのネオンが楽しめます。
電飾のような強い蛍光は、天然のものとは思えないほど不思議で奥の深い魅力を感じさせます。
色
透明から半透明、淡いブルー、淡いグリーン、淡いイエローなど。
産地
メキシコのサカテカス地方。
ハイアライトとハイアライトオパールの関係は?
同じく蛍光性のある宝石でハイアライトと呼ばれるものもありますが、これはハイアライトオパールと全く同じ宝石のことです。
宝石学ではハイアライトと呼ぶことが多いそうで、なんだか一瞬別の宝石のように感じられますが同じ宝石のことですので混乱しないようにしてくださいね。
最後に
蛍光する宝石は数々ありますが、ハイアライトオパールはとても強い蛍光を示すので、コレクターにも人気のある宝石です。
通常は濃い色味もなくどちらかというと地味なイメージの宝石ですが、ブラックライトを浴びると様変わりするので、この変化がマニア心をくすぐられますよね!
ぜひ一度試してみたい宝石です♪
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カラッツ編集部 監修