シミズ貴石さん取材記事第2弾!
清水幸雄社長にご披露頂いた、宝石研磨実演のご紹介をしたいと思います!!
コレぞ神業!という光景を目の当たりにし、本当に幸せでした。
それが少しでも皆さんに伝わると嬉しいです。
では、早速どうぞ!
▶第一弾「さくらインカットができるまで」はこちらの記事で★
「甲府の神」登場!
「それでは、俺も作ってみようか。」
やったー!甲府の神、清水幸雄社長の登場です。忙しい中、実演有難うございます(土下座)
ではその華麗な手さばきを、ノンストップでごらんください!
まずは適当にチョイスした原石。これを磨いてカットしていきます。
原石を磨きながら、どこを表面にするかチェックしていきます。
石のサイズはこの「中摺り」と呼ばれる工程で決まります。
削れる音を聞きながらカンを頼りに手と耳で削っていきます。
たったの10数分でここまでカットができました!さすが名人。目と指だけで完璧な形。
大城さんは磨きの達人
名人がカットしたルースを、今度は大城さんが磨いていきます。
「彼女はスゴイよ!磨きは俺よりも上手い」
名人のお墨付き。
磨きは、けやきの樹で作った木の盤を使います。
同じ面ばかり磨いているとだれてしまうので正しい角度ですばやく!
完成です!
キレイ!
ここまでたったの20分程度。。。
いかがですか!まさに神業。清水社長は
「指に目がついてるからね」
と笑っていましたが、定規を使わずに完璧なカットを施すまで、お二人合わせて20分かかりませんでした。全て手作業ですよ!
この技術はもはや国宝レベル(実際に清水社長は平成28年秋黄綬褒章を受章。現役の職人でありながら県立宝石美術専門学校で教鞭を執りつつ、後継者の育成にも熱心)
しかし本人曰く
「いや~、もう仕事やめて釣りしたいね。川釣り!行きたいなぁ。」
駄目ですよ。全国、いや世界中のファンが許しません!
この手が生み出す甲州貴石切子
原石の選別からカットまで、全て手作業で行うシミズ貴石の職人さん達。
定規も使わず、全て自分のカンが頼りって本当にスゴイと思います。
そんな彼らが生み出す宝石は、奇跡のように美しい。
どんな世の中になっても
素晴らしいものは素晴らしいです。
不景気が何だ
人手不足が何だ
この仕事で
甲府にしかないこの技術で
俺達は世界に発信していく!
シミズ貴石のキセキは貴石じゃなくて奇跡
俺達が、世界中のお客を、ここに、甲府に引っ張ってくる!
1つ、1つ、そんな熱い想いが伝わってくる
シミズ貴石の神々たちでした。
尊い…….。
シミズ貴石の皆様、長時間の取材、本当に本当に有難うございました!
カラッツ編集部 監修