宝石の選び方には、いろいろな観点があると思います。
最終的には「好みで選ぶ」ということに勝るものはないですが、それでも希少性や価値、人気の度合いなどはちょっと気になりますよね。
そこで、KARATZ編集部の考える「人気の宝石TOP5」をご紹介します。
目次
第1位:ネオンブルーに魅了される人続出!パライバトルマリン
パライバトルマリンは、今やダイヤモンドよりも高価な宝石。
澄んだ南国の海のようなネオンブルーに一目惚れする人は跡を絶ちません。
初期に出回ったコバルトブルーのものから、ブルーとグリーンの中間色のもの、完全にグリーンのものまで、いろいろなものがあります。
それもあって、ファーストパライバ、セカンドパライバと一つでは満足できず、次はこういう色味のものがほしいという風についつい集めてしまうんですよね。
インクリュージョンやクラックの多い宝石なので、透明感があって色の濃い大粒のものは、びっくりするくらい高価で取引されています。
それでも、多くの人があのネオンブルーをひと目見て、どうしても手に入れたくなってしまうのです。
第2位:忘れられなくなる強烈なブルー!アウイナイト(アウィン)
正式にはアウィンという名前の宝石ですが、すっかりアウイナイトという名前で定着しています。
アウイナイトはモース硬度が5という低さにもかかわらず、その深くてネオン感のあるブルーで年々人気が上がっている宝石です。
希少石は小さなものが多いのですが、それにしてもかなり小さな0.05ctほどのルースが出回っているのも特徴の一つ。0.2ctを超えると一気に価値が跳ね上がります。
トップカラーといわれるのは鮮やかな藍色のものですが、少し黄色みを帯びたタイプのものはブラックライトでオレンジに蛍光するので、どちらも人気があります。
ジュエリーとして身につけるのであれば、傷つきやすいリングよりも、ネックレスに加工するのがおすすめですね。
第3位:蓮の花のような優しいオレンジ・ピンク!パパラチアサファイア
サファイアはブルーしかないと思っている人も多いようですが、最も希少価値が高く一番人気があるのは蓮のような色のパパラチアサファイアです。
パパラチアは、ピンクとオレンジのちょうど中間色。
しかし、「中間色」という定義は統一することが難しく、鑑別機関によって判断に差があるようなので、世界的に権威のあるGIAの鑑別書がついているものが一番間違いないのではないかと個人的には思います。
見ているだけで甘い香りがしそうな柔らかいオレンジ・ピンクは女性に不動の人気を誇っています。
第4位:一度は手に入れたい!ピンクダイヤモンド
カラーダイヤモンドのなかでも、トップクラスの人気を誇るのがピンクダイヤモンド。
私も以前、小さなものを一粒購入したことがありましたが、ルーペで見ないとほとんどピンクに見えませんでした。
ほんのりピンクというだけでもかなり高値で流通しているものなので、せっかく購入するのであればいいものを選びたいものです。
オレンジ寄りよりはパープル寄りで、色の濃いものが最高級とされています。
オーストラリアのアーガイル鉱山のピンクダイヤモンドが良質といわれますが、既に閉山されているという噂も聞くので、今後はさらに入手が難しくなりそうです。
第5位:虹色のファイアが美しい!スフェーン
スフェーンは、赤、青、黄色、白、緑といろいろな色のファイアを放つ宝石です。
すべての光源でギラギラ光るわけではないのですが、カフェや宝飾店の照明では何色なのか分からなくなるほどに、いろいろな色のファイアが出ます。
モース硬度が高いわけでもないのに、ここまでファイアの出る宝石はなかなかないからか、だんだんと人気が上がって来ていますね。
日本では地色がグリーンのものが人気ですが、ファイアが強いのはゴールドや茶色寄りのもの。
スフェーンも、一つ手に入れるとまた別の色のものが欲しくなる、ゴールのない宝石の一つだと思います。
今回は少しレアストーン寄りのTOP5をご紹介しました。
どの宝石も本当に人気が高くて魅力的なものです。
ただし、宝石選びで一番大切なのは「人気の有無」ではなく、飽くまでも「自分の好み」。
ぜひ、自分の一番好きな色をみつけてくださいね。
カラッツ編集部 監修