なにかと話題の東京オリンピックまであと1年、いよいよという感じになってきましたね!
チケットが入手できるのか、盛り上がるのか、いろいろ気になるところですが、それとは別にふと気になったのがメダルのこと。
皆さんは金メダルが金だけでできているのか、それともメッキなどが混ぜられているのか!?そして一体いくら位の価値があるのかご存じですか?
今回はそんな、「オリンピックの金メダルの謎」に迫ります!
金メダルの定義とは?
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開催国によってメダルのデザインもいろいろ。
「今回のメダルはどんなデザインかな?」というのもオリンピックの密かな楽しみのひとつだったりしますよね?
しかし実は2003年までの「オリンピック憲章」によりますと、「金メダルは純度92.5%以上の銀製メダルの表面に6mg以上の純金で金張り(又はメッキ)したもの」と定められていたそうです。
なんと、金メダルはほぼ「銀」でできていたということなんですね!
その理由はというと、「開催国によって経済的な不利がないように」という配慮からだったそうです。
この記述は2004年以降はなくなり、最新版では「メダルと賞状の形式は事前にIOCに提出し、承認を受けなければならない」という記述だけになったようですが、実際は今でも2003年までの定義がおおむね受け継がれているケースが多いそうです。
純金メダルが生産されなくなった二つの理由
「銀に少量の金(または金メッキ)をコーティングしたメダル」である現在の金メダルですが、過去には純金のメダルが作られ、贈られていた時代もありました。
それは1912年夏のストックホルムオリンピックまでです。しかしそれ以降、純金メダルは作られたことはないそうです。
なぜでしょうか?
その理由のひとつとしては、種目数が増えたことによって「生産するメダルの数が増えたこと」があるそうです。
事実、リオオリンピックの種目数は306種目、2020年東京オリンピックは399種目と、回を重ねるにつれ種目が増えています。
そして二つ目は先にも述べたとおり、開催国の経済力に差があるので「開催国の負担を減らすため」だということです。
ほとんど金は使われていない?金メダルの素材とは
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では実際2016年リオオリンピックの金メダルは、何から作られていたのでしょうか?
リオオリンピックのメダルはエコ素材で作られ、オリンピック史上いちばん地球にやさしいメダルだったといわれています。
素材の割合としてはかつてのメダルの定義、「金メダルは純度92.5%以上の銀製メダルの表面に6mg以上の純金で金張り(又はメッキ)したもの」がそのまま引き継がれていたようですが、使われた銀はリサイクルで集めたもので、金メッキは金の含有量1.2%ときわめて少量だったといわれています。
そして首にかけるためのリボンは、ペットボトルなどの再利用の素材が使用されました。
東京オリンピックではどんな素材が使われるのか、注目が集まりそうですね。
資産価値はどれくらい?
では、そのリオオリンピックの金メダル、資産価値という観点で考えたらどれくらいになるのでしょうか。下世話な話ではありますが、ちょっと現金換算してみましょう。
リオオリンピックの金メダルのサイズは、直径85mm、厚み8mm、重さ500g。
仮に金の部分を6gの純金として計算してみましょう。
その場合、重さ500gで494gの銀と6gの純金ですので、買取価格は約4.5万円ほどになります。
※田中貴金属工業さんのHP内「お買取り金額シミュレーション」より換算(2019年8月末日現在)
銀の価格が約1.5万円、金が約3万円という計算になります。
ちなみに銀メダルは銀93%・銅7%、銅メダルは銅97%・亜鉛すず3%。
現金に換算すると、銀メダルが大体20,000円程度、銅メダルが300円といわれています。
※銀の価値は変動する可能性があります。
え~っ!?そんなに安いの!?と思われるでしょうか。本当ですね・・
いえいえ、お金には換算できない価値があるのです!
もし純金メダルだったら、いくらになるの?
ではもし金メダルが純金でできていたらいくらになるのだろう・・・と妄想してしまうのは私だけでしょうか!?
試しに換算してみましょう(笑)
仮にリオオリンピックの金メダルと同じサイズのメダルを純金で作るとすると、重さは約869g程になるそうなので。
それを先ほどと同じシミュレーションシステムにかけると、、、
純金メダルの価格はひとつ44万4千円になってしまいました!
それは量産できないですね・・・
終わりに
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知らなかった金メダルの定義や素材を知ることができました。
来年に控えた東京オリンピック。競技の勝敗やメダルの数も気になるところですが、ぜひ、メダルそのものにも注目してみてくださいね。
おおよその金額を知ってしまった今、メダルの獲得数を現金に換算すると・・・と頭の中で計算してしまいそうですが。。
楽しみ方は人それぞれですよね!(笑)
カラッツ編集部 監修