【怒】0.3ctダイヤネックレスが2万円台!!それって詐欺じゃないですか?

ダイヤモンドネックレス

ダイヤモンドのジュエリーと一口にいっても、その価格帯はかなり幅広いもの。
しかも、価格は品質の良し悪しだけで決まるものでもなく、ブランドパワーのあるショップや百貨店では、ダイヤモンドや地金といったジュエリー自体の価値を遥かに超えた価格がつく傾向にあります。
しかし、それは価格が高い分、品質の高さも保証され、ブランド品としての価値や安心感がプラスされた金額ということ。

では、ノーブランドの“品質も保証されないようなジュエリー”が、品物に見合わない価格で流通しているとしたらどう思いますか。
今回はそんなお話です。

0.3ctでダイヤが2万円台で、格安ってホント?

fake
先日見かけたネットショップのとある商品。0.3ctのダイヤモンドプラチナネックレスがなんと2万円台だったんです。
0.3ctといえば、婚約指輪でも多く使われるサイズですよね。
それに、枠もチェーンもプラチナです。「pt100」といった、詐欺まがいの地金でもないようです。
それなら、と、飛びつきたい気持ちになるかもしれませんが、ちょっと待ってください。
ダイヤモンドの品質を決めるのは、宝石のサイズだけではありません。4Cと呼ばれるcarat(重量)、color(色)、clarity(透明度)、cut(プロポーション)の総合評価によります。

※参考
▶︎平均30万円?ダイヤモンドの婚約指輪の相場
▶︎この3つの刻印だけは絶対に注意!(貴金属の刻印一覧つき)
▶︎まずは基本から ダイヤモンドの「4C」って?

「ファーストピケ」はIクラスのダイヤモンド

ダイヤモンド フェイク
こういったケースで確認すべきは、4Cのうちの「clarity(透明度)」。私が見かけたネックレスのページには、「クラリティI1クラス(ファーストピケ)のダイヤモンド」という説明がありました。
ファーストピケとは、clarityが「SIクラス以上」とは評価されなれなかったダイヤモンド。「Iクラス」になると品質がかなり低くなるので、取り扱うジュエリーショップもかなり数が少なくなります。つまり、Iクラスはジュエリーにするには透明度に難があるということです。
「Iクラス」は、内包物が肉眼で見えたり、全体に白濁しているように感じられたりするようなグレード。また、その内包物がダイヤモンドの耐久性を損ねる可能性もあるのです。
そして、SI以上のクラスと異なり、「Iクラス」は同じclarityでも、内包物やカーポンの位置や量で印象も金額も変わります。つまり、4Cだけでは価格や価値は決められないということです。

※参考
▶︎ダイヤモンド4Cの「クラリティ」って?

結局、どのくらいの価値がある?

ダイヤモンド
「Iクラス」としか記載がない場合は、I1だけでなくI3のダイヤモンドという可能性もあります。「Iクラス」のダイヤモンドの買取相場は4,000円~という低価格。チェーンが一番軽いスクリュータイプだったとすれば、こちらのネックレス自体の価値は2万円以下だと思われます。
販売価格が2万円台であれば、そこまで“ぼったくりではない”とも考えられますが、正直なところ、このジュエリーで価値があるのはチェーンくらいではないでしょうか。チェーンだけであれば、15,000円も出せば購入することができます。

購入するなら、価値ある一品を!

ダイヤモンド2
私はレアストーン好きなので、そもそも欲しい宝石が売っていることが少なく、やっと見つけても手の届かない金額であるということも多いため、つい品質の良くないものを購入することもあります。しかし、いくらレアストーンでも、本当に価値があるのは美しいものだけなのです。
もちろん、品質にはこだわらないというのであれば、それでよいと思いますが、それは自己満足のコレクションに限ったことではないでしょうか。ジュエリーは飽くまでも身に着けるもので、人目に触れるものです。品質が高くないと知りつつも気に入ったという宝石ならば良いですが、ネット販売では事前に確認ができません。白濁と目立つ黒い内包物のせいで、「それ、何の宝石?」と聞かれてしまったら、ちょっと恥ずかしい気持ちになりそうですよね。

ネットショップや、TVショッピングなどでも”価値のない宝石“をジュエリーにして販売しているケースがあります。
なかには7~10万円ほどで販売されているケースもあるようです。安さと紛らわしい表記に惑わされて価値のないジュエリーを購入してしまわないように注意しましょう。

カラッツ編集部 監修

ABOUT US

趣味で20年以上レアストーン寄りの宝石やジュエリーを収集しています。メキシコのウォーターオパールからはじまり、既に50種類以上のルースを所持しています。王道(?)のグランディディエライトやレッドベリルをはじめ、コーネルピンやペツォッタイトといった誰も知らないような希少石も大好物。宝石を太陽光に当てたり、ブラックライトで照らしたりしてマニアックに宝石を楽しんでいます。