スファレライト、クリノヒューマイトなど、まだまだある!みんなが知らない黄・オレンジ系の宝石4選
黄色・オレンジ系の石と言ったら、どんな石を思い浮かべますか?
よく知られているのはトパーズ、シトリンなどでしょうか。
石好きな方ならたくさんご存知かもしれませんね。
イエローサファイアやオレンジガーネットなどもあります。
これからご紹介する4つの石はいずれもレアストーンで、一般的にはあまり知られていませんが、魅力たっぷりの宝石たちです♪
これを機に知っていただけると嬉しいです。
スファレライト
特徴
モース硬度が低く丈夫とは言えないため、ジュエリーとして使われることは少ないですが、コレクターにはとても人気のある石です。
人気の秘密は美しさにあり!
ダイヤモンドを上回る高い分散率と、ダイヤモンドに匹敵する高い屈折率を持っています。
しかし、割れやすいので複雑なカットが難しく、職人泣かせの石だと言われています。
色は黄色のほか、赤、茶、黒、緑、無色があります。
産地
スペイン、アメリカ、カナダ、メキシコ、中国など。
日本では、岐阜、新潟、秋田で産出されます。
宝石言葉
宝石言葉は「調和」
バランス感覚を取り戻し、夢に向かってバックアップしてくれると言われています。
※コチラの記事も参考に☆
▶︎似てる?似てない?スファレライトとスフェーン、共通点と違いとは
アンダリューサイト
特徴
アンダルサイト、アンダリュサイトとも呼ばれています。
色は茶色っぽい色をしているものが多いのですが、見る角度によって色が変わる「多色性」を持っています。
なんといっても特徴的なのは、黒の十字の模様が入っていること。
シックな色合いにクロスが入っていて、とても神秘的ですね。
アンダリューサイトを選ぶ時には、きれいに十字が入っているものがおすすめです。
産地
オーストラリア、中国
宝石言葉
宝石言葉は「希望」「成長」
クロスが入っていることから、古くは宗教で使われました。
不安や恐怖を抑え、新しいことにチャレンジすることをサポートしてくれると言われています。
パロットクリソベリル
特徴
カッティングすることで強い輝きを放つ、近年人気急上昇のクリソベリル。
アレキサンドライトと同じグループに属するクリソベリルの中でも、「パロットクリソベリル」は黄緑色の明るい蛍光性を持った石です。
オウムの羽根の色に由来する「パロットカラー」と呼ばれるクリソベリルは、とても産出量が少なく、インドのチンタバリ鉱山で1997年から6年間のみ採掘されました。
その特別な希少性ゆえに、ほかのクリソベリルと区別するために「パロットクリソベリル」という固有名詞が付いたと言われています。
産地
インド(チンタバリ鉱山)
宝石言葉
宝石言葉は「ロマンチックなシグナル」「静かに見守る」
強い邪気をはらい、マイナスのエネルギーから守り、あるがままの自然体の自分でいられることをサポートする、と考えられています。
クリノヒューマイト
特徴
1980年代終わりに宝石デビューしたレアストーンで、色は、オレンジ、赤、黄色があります。
インクルージョン(内包物)が多い石で、良質のクリノヒューマイトはとても産出量が少なく、コレクターでも入手困難です。
多くの宝石はインクルージョンの有無が価値を左右しますが、クリノヒューマイトの場合、どうしてもインクルージョンが入ってしまうため、それで価値を判断することはできません。
石そのものの大きさや透明度、色などを総合して判断します。
なかなか市場に出ることはないのですが、黄金色に輝くゴールデンオレンジのクリノヒューマイトの美しさは格別で、とても人気があります。
産地
タンザニア、ロシア、アフガニスタン、ミャンマー、タジキスタン、中国
宝石言葉
レアストーンでもあり、宝石として新しい石なので、宝石言葉はまだ明らかになっていません。
まとめ
黄色・オレンジ系の稀少石を4つご紹介しました。
宝石との出会いは一期一会。
なかなかお目にかかれない石ばかりなので、出会ったらそれは「奇跡」かもしれませんね。
ピン!とくるものがあったら、お迎えしてみませんか?
カラッツ編集部 監修