結婚が決まったおふたりには、決めなくてはならないことがたくさん!
婚約指輪と結婚指輪を選ぶことも、そのうちのひとつですね。
でも正直「指輪のことなんて何もわからない」という男性も多いのではないでしょうか?
ここでは婚約指輪と結婚指輪の違いから、相場、記念日のジュエリーなどについてお伝えしていきます。
婚約指輪と結婚指輪の違いは?
まず、婚約指輪はエンゲージメントリングとも呼ばれ、結婚の約束をした証として、男性から女性に贈る指輪です。
結納品としてダイヤモンドの指輪を選ぶ人が多いようですが、特に特別な決まりがあるわけではありません。
一方、結婚指輪は別名マリッジリング。結婚する二人が、永遠の愛を誓い交換するペアリングです。
結婚式で交換をするのが、結婚指輪ですね。
それでは婚約指輪と結婚指輪について、もう少し詳しくご説明しましょう。
婚約指輪
婚約指輪の歴史は、古代ローマ時代にさかのぼります。
当時は鉄製の指輪でした。
「丸い輪」は途切れることのない永遠を意味し、魔除けの意味もあります。
15世紀にハプスブルグ家の王子が、婚約者にダイヤモンドの指輪を贈ったことが始まりで、王侯貴族など裕福層の間で、宝石の指輪を婚約指輪として贈るようになりました。
一般の人々が婚約指輪を贈るようになったのは、19世紀末のことです。
そして日本では、1970年代のデビアス社の有名なキャッチコピー「ダイヤモンドは永遠の輝き」「婚約指輪は給料3か月分」で、ダイヤモンドの婚約指輪に一気に関心が集まりました。
現在のデータでは、婚約時に記念品を購入したカップルは全体の約7割。
そのうちの9割のカップルが、婚約指輪を購入しているそうです。
(※出典元:ゼクシィhttps://zexy.net/mar/manual/ring_maruwakari/chapter1.html)
婚約指輪の素材、予算は?
多くの人がダイヤモンドを選ぶ婚約指輪ですが、特に決まりはなく、誕生石や好きな宝石を選ぶこともできます。
ただ実際には、結婚指輪と重ね付けができる、シンプルなプラチナダイヤモンドリングを選ぶ人が多いようです。
また「給料3か月分」と言われたのは昔のことで、現在の相場は30万円前後。
婚約指輪を購入する人の約半数が、30万円までの指輪を選んでいます。
結婚指輪
結婚指輪を左手の薬指にはめる習わしは、「左手の薬指と心臓がつながっていて愛の血が流れている」という古代エジプトの信仰に由来しています。
9世紀に、ローマ皇帝ニコラウス1世が結婚指輪が結婚の証となると認めたのがはじまりで、13世紀のヨーロッパでは一般化していました。
日本では、指輪が装飾品として普及し始めたのが明治時代。結婚指輪が定着したのは大正時代です。
現在の結婚指輪の素材は、プラチナが主流ですが、近年ゴールドを選ぶ人も増えているそうです。
結婚指輪の素材、予算は?
日常生活で身に着けることを考え、変形しにくい耐久性の強い素材が良いでしょう。
プラチナならpt850~pt950、ゴールドならK18 がおすすめです。
貴金属は純度が上がるほど柔らかくなるという性質があるので、純プラチナ、純金は結婚指輪には向いていません。
結婚指輪の相場は地域で差があるものの、全国的には10~20万円未満で購入するカップルが圧倒的に多い傾向です。
記念日のジュエリー
誕生日や特別な記念日、結婚10周年など節目となる記念のジュエリーとしては、エタニティリング、スイートテンダイヤモンドなどがあります。
エタニティリングの「エタニティ」とは「永遠」を意味し、同じ大きさのダイヤモンドがぐるっと一周取り巻いている指輪で、途切れることのない「永遠の愛」を表しています。
「スイートテンダイヤモンド」は、結婚10周年という節目を迎え、「ありがとう、これからもよろしく」というメッセージを込めた10粒のダイヤモンドがあしらわれた指輪です。
スイートテンダイヤモンドのアイテムは、指輪のほか、ネックレスもあります。
お店で実物を見てみましょう
これから結婚をする男性に知っていただきたい指輪について、お伝えしてきました。
ジュエリーショップは、敷居が高い、実物を見せてもらったら買わなきゃならないと思われるかもしれませんが、その点は気にしなくても大丈夫です。
高価なお買い物なので、「いくつものお店を回って決めるものだ」と店員さんも承知していますので、どんどん見せてもらいましょう。
実際に手にはめてみると、またイメージが変わってくると思います。
一生のお付き合いとなる婚約指輪、結婚指輪。一生モノの宝物と出会えますように。
カラッツ編集部 監修