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映画「ブラッド・ダイヤモンド」の100カラットのピンクダイヤ、83億円で落札!?

オークション

ダイヤモンドといえば、キラキラと輝く美しいものですが、その煌びやかなイメージとは裏腹に、その背景には死と紛争の世界があるそうです。そういったダイヤモンドの闇の部分を取り上げたのが、2006年に製作された「ブラッド・ダイヤモンド」という映画。
この映画の作中には100カラットのダイヤモンドが登場します。このような大きなダイヤモンドは、世の中に実在するのでしょうか。調べてみました。

実在した!100カラットを超えるダイヤモンド

100カラットダイヤモンド
出典元:http://www.afpbb.com/articles/-/3042674

実際に100カラットのダイヤモンドは存在しました。
2015年にドバイで展示されたダイヤモンドはなんと、重さ100.20カラット!!
しかも、このビッグサイズにもかかわらず、クラリティ(透明感)は最高級であるFLの次の評価のIFで、「10倍ルーペで見ても内包物が見えない」クリーンさを誇ります。
そのうえ、カラーが完全無色の「D」という、まさに究極のエメラルドカットダイヤモンドです。オークションの落札想定額が30億円というのもうなずけますよね。

史上最高額で落札されたピンクダイヤ「ピンク・スター」

ピンクスター
出典元:https://jp.reuters.com/article/pink-star-diamond-idJPKBN177325

しかし、史上最高額で落札されたのは、100カラットのダイヤモンドではなく、ピンクダイヤモンドでした。その名も「ピンク・スター」です。

「ピンク・スター」のスペックは?

ピンク・スターの重さは59.60カラット。サイズは2.69cm×2.06cm。さすがにラウンドではなく、オーバルカットとなりますが、クラリティがドバイのダイヤモンド同様、IF。
また、ピンクダイヤモンドには、ピンク以外に、紫がかったものや、オレンジがかったもの、茶色っぽいものも多いのですが、こちらは、カラーも最上級である「ファンシー・ビビッド」です。本当にちょっとだけ色がついている程度でも、ピンクダイヤモンドとして売られているジュエリーをよく見かけますが、ピンク・スターは誰が見ても文句なしのピンクなんです。
まさに最高級のピンクダイヤモンドということですね。

なかなか持ち主が定まらない「ピンク・スター」

そして、ジュネーブで行われたオークションで宝石1つの金額としては、史上最大の金額をたたき出したのが、この「ピンク・スター」でした。
落札金額はなんと83億円。しかし、2013年に落札した人が代金を支払えなかったということで、ピンク・スターは再び競売にかけられることになりました。その後、香港のオークションでは78億円で落札されたそうですが、どちらも実感がわかない金額ですよね。

ダイヤモンドの背景の“ブラッド”な部分

戦場
今回は、100カラットや、78億円という輝かしいダイヤモンドの世界をご紹介しました。しかし、その輝きの背景で、採掘現場は死と紛争が隣り合わせで、いまだに映画「ブラッド・ダイヤモンド」の舞台となったシエラレオネ共和国のような状況であることも多いそうです。シエラシオネは世界で最もいのちの短い国といわれており、平均年収は5万円。
つまり、ピンク・スター1粒が、15万人以上の年収と同じということなんです。
せっかくジュエリーを買うのであれば、そんな大勢の犠牲のうえで作られた「血塗られたダイヤモンド」でないほうがいいですよね。
参考資料:http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/s_leone/data.html

ブラッド・ダイヤモンドを選ばない!「エシカルファッション」という考え方

鉱山

Photo by : Dennis van de Water / Shutterstock.com

最近はフェアトレードを徹底し、過酷な労働を排除して生み出された素材のみで作られたアイテムを選んで身に着ける「エシカルファッション」という考え方も広まりつつあります。もちろん、少し金額は高くはなりますが、現地の人も幸せにできるステキな取り組みですよね。
国内にもエシカルブランドがいくつかありますので、記念日などの特別なプレゼントにはそういった「祝福されたダイヤモンド」を選んでみてもよいかもしれませんね。

カラッツ編集部 監修

ABOUT US

趣味で20年以上レアストーン寄りの宝石やジュエリーを収集しています。メキシコのウォーターオパールからはじまり、既に50種類以上のルースを所持しています。王道(?)のグランディディエライトやレッドベリルをはじめ、コーネルピンやペツォッタイトといった誰も知らないような希少石も大好物。宝石を太陽光に当てたり、ブラックライトで照らしたりしてマニアックに宝石を楽しんでいます。