ダイヤモンドの賢い買い方!最強コスパダイヤは何ct?
誰もが憧れる、1カラットのダイヤモンド。限られた予算内で、できるだけ大粒で高品質のダイヤモンドを入手できたら嬉しいですよね。
こちらでは、コストパフォーマンスが高いダイヤモンドと、お得な買い物ができるちょっとしたコツをお伝えしていきます。
目次
1 ダイヤモンドは0.9カラットと1カラットで大きな価格差がある
1-1 ダイヤモンドの相場は国際基準がある
ダイヤモンドの相場価格は、米国ラパポート社が毎週金曜日に公開する「ラパポート・ダイヤモンド・レポート」という国際基準を参考にして決められます。
宝石業者が価格を決める際には、米ドルで表示されるラパポートレポートの価格を円換算し、経済や需要、そして流通などの中間コストをプラスします。
ダイヤモンドの価格表は、まずカラット数で大きく分けられています。ひとつの表は0.70-0.89カラット、次は0.90-0.99カラットまでいった感じで、それぞれの表ではカラーとクラリティ別に、ひとつずつの価格を見ることができます。
1-2 1カラット以下と以上で出る、大きな価格差
ここで注目したいのが、0.90-0.99カラットでカラーD、クラリティVVS1のダイヤモンドと、同じ品質で1.00-1.49カラットのダイヤモンドのある週の価格を比較した場合です。
0.90カラットでは価格は111ドルですが、1カラットでは175ドルと、64ドルの差が出ています。1.50-1.99カラットになると228ドルになり、1カラットとの差額は53ドルです。
ダイヤモンドは1カラット以下か、1カラット以上かで価格に大きな差が出るようです。
2 ダイヤモンドは1カラットでも品質で価格差が出る
2-1 品質が落ちると価格も下がる
上で述べたように、トップ・オブ・トップのクラスのダイヤモンドでは、1カラット前後で、価値がかなり変わるということが分かりました。
では一般的な品質のダイヤモンドの場合はどうでしょう。
例えばカラーDで、クラリティがSI1の場合。0.90ctでは62ドルですが、1.00ctでは73ドルと出ており、差額はたったの11ドルです。
クラリティがVVS1の場合は、カラーがHになると0.90ctで64ドル、1.00ctで83ドルと19ドルの差額です。
2-2 ダイヤモンドは高品質のものを選びたい
このように、ダイヤモンドはカラット数が大きくて品質が良いほど価値が高くなり、0.9ctと1.00ctのダイヤモンドを比較した場合は、品質が低くなるほど価格差も縮まることが分かりました。
ダイヤモンドを選ぶときは、できるだけ品質の良いものを選びたいものです。さらに、できれば大粒のもので、しっかりとその輝きを確認できるものを手に入れたいと思われるのが、普通なのではないでしょうか。
3 1カラット以下のダイヤモンドがお得
3-1 0.90カラットのダイヤモンドがおススメ!
大粒で高品質のダイヤモンドを、できるだけお得な値段で入手されたい場合には、1カラット以下、0.90カラット以上のダイヤモンドを選ばれることをおススメします。
これまでにご説明しました通り、0.90カラットでグレードの高いものなら、1カラットのものよりも価格はグンとお得です。
0.10カラットの差なら、見た目にもほとんど違いが分かりません。グレードが高いと輝きやブリリアンスも大きいので、実際のカラット数よりも大きく光って見えるのです。
3-2 カラットを選ぶなら、品質を落として
限られた予算以内で、1カラット以上のダイヤモンドが欲しい、という場合には、グレードを少し下げたものを選びましょう。
カラーはJ以上のもの、クラリティはSIクラスのものを選べば、肉眼で見ても特に気になる欠点は見つかりません。
例えば、カラーJとクラリティSI1なら、0.90カラットは37ドル、1カラットは46ドルと、わずか9ドルの差しかないのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。私からおススメするコストパフォーマンスの良いダイヤモンドは、グレードの高い0.90ct台のものです。
予算内で1カラット以上のダイヤモンドが欲しいという場合には、グレードを少し落とすのがコツです。
今回のポイントを参考にして、コスパの良い買い物をして下さいね!
カラッツ編集部 監修