宝石にまつわる仕事がしたい!でもどんな仕事があるの?

宝石やジュエリーが好きな方や興味がある方などは、一度は宝石関連の仕事に就きたいと思われたことがあるのはないでしょうか。

そんな私もかつて鑑定の勉強のため学校に通っていたことがあります。

宝石好きな私としては、宝石の知識が生かせるだけでなく、大好きな宝石たちに囲まれながら仕事が出来るなんて考えるだけで羨ましいと思ってしまいます。

しかし宝石関連の仕事といっても様々あり、分野も必要なスキルも異なります

まずは自分が何に一番興味があるか、得意なことは何か、どんな風に関わりたいかなどを考えて進む方向を決めても良い気がします。

そこで今回は、これから宝石関連の仕事や学校を探したい方のために、どんな仕事があるか、どうすればなれるかなどを紹介していきたいと思います。

宝石に関わる仕事って何がある?

原石が採掘されてから多くの手を渡って消費者の元に届く宝石。

それに関わる仕事は業種も必要なスキルも多種多様です。

代表的な仕事としては、原石を採掘する採掘業者、採掘した原石を売る鉱山主や仲介業者、宝石にカットを施す研磨職人、宝石を買い付けるバイヤージュエリーデザイナー、ジュエリーへの加工職人、宝石を販売する卸売業者小売業者宝石鑑定士宝石買取業者質屋ジュエリーリフォーム業者などです。

宝石関連会社で働くほか、工房で学びながら技術を磨いたり、フリーランスや起業家として独立するなど、働く形態も様々です。

専門学校に行き知識や技術を身につけたり、資格取得を目指すところから始めた方が良いものもあれば、いきなり就職できる業種もあるでしょう。

それでは代表的な幾つかの仕事について、もう少し詳しい内容と技術や知識を学べる場所があるかなどについてご紹介していきますね!

宝石バイヤー

宝石バイヤーとは、簡単に説明すると宝石を自ら買い付けて販売する人のことです。

宝石を買い付けるのは、国内外の宝石業者や他のバイヤー、宝飾展示会、海外の宝石マーケットなどが多いですが、中古であれば個人から購入する場合もあります。

宝石は世界マーケットですから、世界中を飛び回りグローバルな舞台で活躍したり、世界中の人々と出会うことも可能です。

また、宝石バイヤーになるために必須の資格などは特にありません

ただだからと言って、全く知識がないままにやみくもに海外買付に行ったら、偽物宝石を高値で売られてしまったなんて危険性もありそうです。

宝石バイヤーにとって最も大切なのは、宝石を適正価格で売買するために、取り扱う宝石の基礎知識、品質や価値を見極める目、世界相場、そして交渉力と販売能力です。

なるのは簡単ですが、儲けられるかどうかは自分次第、といった感じでしょうか。

宝石業界のレジェンド諏訪恭一氏のインタビューはこちらから

販売業(小売&卸売)

宝石販売業とは、一般のお客さん向けに宝石やジュエリーを販売している小売店や、小売店に商品を卸している卸業者のことです。

小売店はブランドショップや百貨店、個人店など様々ですが、最近では、オンラインショップやインターネット上でのライブ販売も増加し販売形態も多様化しています。

取り扱う商品も、天然石の原石やルースからパワーストーン、ジュエリーなどさまざまです。

卸売業者は基本的には販売店にのみ卸していますが、ミネラルショーなどのイベントで一般の人に卸売価格で販売することもあります。

先にご紹介したバイヤーが業者に卸したり、直接消費者に販売することもあります。

買取業

買取業とは、宝石関連業者や個人から宝石を買取る業態のことです。

分かりやすいのは、町でよく見かける買取専門店ですね。

質屋さんも買取してくれますので全く同じではありませんが、大分類でいうとココに入ります。

ダイヤモンドを始めとした宝石貴金属などを買取り、国内外のバイヤーやマーケット、店舗などで再販します。

宝石を適正価格で買い取り再販するには、宝石の価値と相場の知識が必要となります。

お客さんが鑑別書や鑑定書を持っていない場合は店舗で鑑定するので、宝石鑑別やダイヤモンドグレーディングの知識や資格がある方が有利だといえるでしょう。

ジュエリーの場合は貴金属の相場やブランドの付加価値なども加味して買取額が決まるため、これらの知識も必要です。

買取店を経営する際には、独自の再販ルートを築くことや、古物商許可証の取得等も必要となります。

宝石鑑定士

国家資格ではありませんが、「GIA G.G」「FGA」などの国際的な資格が一般的に知られています。

日本の場合、これらの資格がなくても鑑別機関などで働くことは可能です。

但し、あった方が就職を有利にすると思いますし、宝石鑑定士として働く場合は特に、資格がないと名刺に書けないため、入った後からでも取った方が良いと思います。

直接海外に行って学ぶほか、米国宝石協会(GIA)や英国のGem-A(FGA)は、オンラインでの受講も可能です。

日本ではFGAを通学・通信教育で学ぶことが出来ます。

宝石鑑定士の仕事についてはコチラの記事も参考に

研磨職人(カット職人)

宝石を原石からカット・研磨する職人です。

宝石の美しさはカット技術によるといわれるほど、宝石にとってカット・研磨は重要なものです。

原石をカットする際には、インクルージョンやキズが目立たず、色が最も美しく現れる方向に計算してカットします。

スター効果や遊色などの光学効果や多色性を美しく見せることも大切です。

また、宝石によってモース硬度や劈開性の有無など性質が異なり、カットする際に注意が必要な宝石もありますのでそういった知識も必要です。

工房に弟子入りして直接学ぶほか、専門学校のコースで技術を磨くこともできます。

加工職人

宝石ルースをジュエリーに加工する職人です。

貴金属の彫金加工ジュエリーへのセッティングワックス型制作などを行います。

工房で機材を用いて作業を行うので、機械の使い方や素材の知識、技術を磨くことが必要となります。

工房に弟子入りして学ぶほか、専門学校で技術を取得することもできます。

ジュエリーデザイナー

ジュエリーのデザインをするお仕事です。

デザイン技術のほかに宝石や貴金属の知識、ジュエリーデザインの歴史や流行の知識も必要とされます。

デザイン画のデッサンを手書きするほか、CADを使った3Dのデザイン画も制作します。

デザイナーになるには専門学校などで学び、卒業後はジュエリーメーカーに就職するほか、フリーランスとして企業と契約したリ、独自のブランドを立ち上げることも可能です。

全くの独学からスタートしたり、ジュエリー会社に就職してから社内でデザインを学ぶというケースもあるようです。

ジュエリーデザイナーの仕事についてはコチラの記事も参考に

採掘業者

鉱山で宝石の原石を採掘するお仕事です。

鉱山会社が土地を購入し、重機や手作業などで採掘を行っています。

採取した原石は卸業者や提携ブランドに販売したり、総合商社として自社でカット・研磨からジュエリー加工・販売までを行う場合もあります。

鉱山会社は、現地での安全管理や労働者の管理、原石の販売やマーケティングなども行っています。

採掘がしたい場合には、鉱山会社の労働者として働くほか、現地で採掘している人と組むことなども可能です。

日本国内では難しいため海外での仕事になると思いますが、国によっては政府が全ての鉱山を管理していたり、制御していたりする場合も多いため、何処でもできる簡単になれるという訳ではないと思います。

まずは色々調べて、可能性を探るところから始めても良いと思います。

最後に

今回は、代表的な宝石関連のお仕事についてご紹介しました。

この他にも、ジュエリーリフォーム、宝石のカメラマン、商品コピーや宝石関連の記事を書くライター、宝石・ジュエリー専門学校の講師アンティークジュエリーのディーラー博物館のキュレーター宝石関連企業での企画・広報など、宝石の知識を活かせる仕事は色々あります。

販売員、職人、ビジネスなど、その人の適正やライフスタイルによって向いている職種も様々かと思われます。

今回の記事を参考にして頂いた方が、一生の仕事として誇りがもてる宝石関連の職業と出会えることを願っています☆

カラッツ編集部 監修