どこよりも早いマレーシア国際宝飾展2018レポート

近年、日本以上に盛り上がるアジアの宝石マーケット。

マレーシア国際宝飾展【MIJF Malaysia Int’l Jewelry Fair】は、アジア最大級の宝石展示会の1つです。

コンテンツが山盛りなのでさっそく行ってみましょう!

はじめに

これまでも香港の国際ジュエリーショーや、東京で行われたミネラルフェアのレポートをお届けしてきましたが、

今回の記事ではこれまでご質問が多かった

  • どうやって行くの?どうやって予約するの?一般の人でも行って大丈夫なの??
  • 英語が話せないんですけど大丈夫・・・??
  • 事前準備や服装などの注意ポイント

にも触れながら、レポートしたいと思っています。

他にも気になることがある方がいれば、公式ツイッターにぜひDMくださいね。

マレーシア国際宝飾展【Malaysia Int’l Jewelry Fair】とは

マレーシア国際宝石宝飾展は、アジア最大級の宝石展の1つです。

東京や香港の展示会に比べれば少し規模は小さめですが、

Malaysia International Jewellery Fair (MIJF) is well-recognized as one of the most significant and vital jewellery trading hub within the Southeast Asia region. This excellent platform for unlimited business opportunities is consistently granted with support and acknowledgement from the global jewellery associations, delegates and professional buyers.

MIJFの公式HPにはこんな風に書いています。

  • 東南アジアの宝石の商売の「ハブ」だよ
  • アジアだけでなく国際的にも認められてるよ
  • 取り敢えずスゴイんだよ!

とってもキラキラしています。

日程

今年2018年は8月の3日〜6日で行われていますが、毎年8月の前半に行われているようです。

マレーシア国際宝飾展(MIJF)にはもう1つ「Spring Edition(スプリング・エディション)」という方もあって、そっちは1月の12日〜15日に行われていました。

「春」といっても日本でいう「立春」とかの春の方で、だいたい1月とか2月とかの旧正月の頃に行われています。

規模的にはちょっとだけ8月の方が大きいけど大体同じくらいだよと、現地の人は教えてくれました。

場所

場所はクアラルンプールの「コンベンションセンター」

いわゆる都心のオフィス街にあって、周囲にはカフェも多いです。

KLCCパークという、クアラルンプールの中では一番大きい公園(イメージ的には新宿の中央公園みたいに近い?)に隣接しているとても大きい展示会場です。

有名な「ペトロナス・ツインタワー」も近くです。

事前予約の申込み方法

ホームページの「VISITOR」という中にPre Registration(事前予約)というページがあるのでこちらが便利です。

会場でも入り口に「VISITOR」というコーナーがあるので、こちらで身分証明書や名刺を出せば問題ありません。

マレーシア国際宝飾展(MIJF)は業者の方だけではなく、一般の方への販売も目的としているので、けっこう優しくしてくれます。

逆にいえば「身分証明書か名刺出して〜」くらいしか聞かれないので、英語が苦手な方も安心してください。

あとちなみに入場は無料なので心配しないでください。

当日の様子

すごい展示品!勝手にTop5

どちらかというと日本よりも「派手め」を好むマレーシアの国民性。

それを反映してか、全体的にインパクト強めです。

5位:国際ゴールド・ウェディングジュエリー・グランプリ作品

まずはこちら。入り口にドンと鎮座する金の作品。

国際ゴールド・ウェディングジュエリーの、グランプリ作品なのだそうです。

4位:39カラットのトルマリン

続けてこちら。

カザフスタンから来た約40カラットのトルマリン。

でかい!

宝石を持つ女性の方の顔もどこか誇らしげでした。

3位:インドの孔雀

インドの職人さんが仕上げた、孔雀をモチーフにしたジュエリーセット。

エナメル、エメラルド、サファイア、ゴールド、ルビー、などが使われています。

全部でいくらくらい?と聞いたら5,000万円くらいね!と笑顔で言われました。

そ・・・そうですよね・・・。

2位:250カラットのブルートパーズ

本日見た中では最大級の大きさを誇るこちらのブルートパーズ。

大きさは250カラット。

グラムで言っても50グラム。

首が疲れちゃいそうです。

1位:ダイヤモンド・サファイア・ルビー・エメラルドで彩られた蝶々

ため息しか出ませんでした。

ダイヤモンド、エメラルド、ルビー、サファイアで彩られた蝶々。

お値段は・・・もはや野暮なので控えておきます。

とっても高かったです笑。

私の一押し!素敵すぎるおばあちゃん

番外編の1位はこの方! 素敵過ぎるおばあさまです。

見てください、この「絵」になる感じ。

「宝石の一緒のお写真を撮らせてください!」とお願いしたら、

笑顔で「じゃつけるわよ!」と装着してくれ、撮らせてくださいました。

とっっってもお似合いです!

モデルさんや王族の方も

オープニングパーティではファッションショーと題して、モデルの方や王族の方もいらっしゃっていました。

きっと業界の人なんだろうなぁという佇まいの方も多かったです。

日本人は多分1人もいなかったかと思います。

より楽しむためのワンポイントアドバイス

来年行ってみようかなー、という方向けに、来てみてわかったワンポイントアドバイスです。

たぶんマレーシア国際宝飾展だけじゃなく、他の香港やシンガポールの宝飾展でも使える知恵だと思います。

服装

ドレスコードとかはありませんが、会場がものすごく寒いです。

冷房がガンガンに効いていて、きっと20度くらいだったんじゃないでしょうか・・・。

日本より赤道に近いし暑いだろうと思って半袖とハーフパンツで行ったら完全に風邪ひきそうになりました。

長ズボンと、カーディガンなど引っ掛けられるものを、バッグに入れていくと良いと思います。

写真が禁止されてるモノもある

展示会といっても実際に販売している商品も多いマレーシア国際宝飾展。

中には宝石のデザインを真似されるのを恐れてか、撮影が許されていないモノも多いです。

写真を撮るときは事前にひとこと、「撮っていいですか?」と聞いてから撮るように気をつけましょう。

よく使う英語

よく使う、というか結局この4つくらいしかしゃべらなかった気がしますw。

英語にお詳しい方で「違うよ」ということがあれば公式ツイッターにDMください。

Can I take a photo? 

まずは上の「撮っていいですか?」から。

フォトOK?」とかでも良いと思いますが、「Can I」から始めると丁寧だと聞きました。

「Can I ほげほげ?」は「XXしていいですか?」という便利な表現ですが、マレーシアだと「Yes」とか「Ok」とかでなく「Can!」と答えられます。新鮮。

What’s the material?

最後の「material」は「マテリアル」。

材料」の意味ですね。

「なにこれ?ダイヤモンド?」みたいに聞きたい時に、こう聞いたらだいたい答えてくれました。

What’s this?(ワッツ・ディス?)」でもきっとだいじょうぶだと思います。

How much is this?/ How many carats?

お値段を知りたいときは「How much is this?」。これは有名ですね。

重さを知りたいときは宝石の重さの単位である「carat(カラット)」を複数形で、「How many carats?」になります。

だいたいどちらも恐る恐る聞くと、お店の人がニヤニヤ自慢しながら答えてくれます笑。

ちなみにお値段の方は大きい数字を英語で、しかもドルやリンギットで言われると全く頭に入って来ません。

あらかじめiPhoneの電卓をONにしといて「これ?」と答え合わせして乗り切りました。

Natural?

最後に少し専門的な単語を。

Natural? は「天然石?」という意味で、「えええ!? この大きさで天然石??」みたいなニュアンスで聞きます。

対義語は「synthetic」。人工石や人造石のことです。「シンセティック」と読みます。

似た単語に「diffusion(ディフュージョン、拡散処理のこと」、「glass filled(グラス・フィルド、含浸処理のこと)」があります。詳しくはリンク先にて!

GRAB最高

GRAB(グラブ)というタクシーを呼べるアプリで、UBERみたいなものです。

当然日本語対応はしておらず英語のみですが、ものすごい使いやすいので全く不便を感じません。

一瞬でタクシーが来てくれ、お値段もすごい安いです(東京都心⇔成田空港間が2,000円くらいなイメージ)。

最高です。

ポケットWi-FiよりフリーSIM

https://iconicjob.jp/blog/malaysia/sim-card/ より引用

マレーシアはクアラルンプールの空港でフリーSIMがいっぱい売っています。取り付けもお店の人がパパパっとやってくれます。

日本と違ってあちらこちらにWi-Fiが飛んでいますが、それでも「町でGRABを拾って帰る」みたいな時に電波は必須です。

1週間で1000円くらいで、サクサクのネットにしてくれるので便利。

SIMロックがかかってる機種は残念ながらポケットWi-Fiになるんですが、3倍くらい高い上にこっちでは誰も使わないので、売り場探しが大変です。

さいごに

お昼は近くでだいたい300〜500円くらいで食べられます

いかがでしたでしょうか「どこよりも早い!マレーシア国際宝飾展2018レポート【MIJF Malaysia Int’l Jewelry Fair】」。

マレーシアは宝石好きな方がとても多い町です。

展示会のお客さんはだいたい「宝石が好きです!」というオーラをとてもオープンに発していて、活気があってとても気持ちの良い展示会でした。

今度来られる方はぜひ楽しんでくださいね!

最後にもう一回目次です。

ではでは!

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ABOUT US

ジュエリー業界に数年従事。その後別業種に転職しながら、ジュエリー好きが高じて、宝石に関する記事執筆やコンサルティング業務も行う。年に数回海外旅行に行った際には、現地のジュエリーショップや博物館をチェックするのが楽しみ。好きな宝石はカラーダイヤモンド。