こんにちは、ライターのgirigiriです。
宝石が好き過ぎていつもお財布がgirigiriなワタクシですが、最近ハマっているのがこの
「インクォーツ」です!
中でも今一番のお気に入りは「デュモルチェライトインクォーツ」♪
この水晶の中に浮かぶブルーの美しさときたら!お財布が軽くなるのも気になりません!
今回は、他の宝石とはちょっと違う、インクォーツの魅力をたっぷりご紹介します。
他の宝石にはないインクォーツの魅力とは
宝石の魅力、
それはやはり
「美しい!」
ことが1番ですよね。
透明でインクルージョン(内包物)の無い、まさに「傷一つ無い」ことが宝石の「トップクオリティ」の証です。
しかしインクォーツの場合は違います。
「インクルージョン(内包物)があること」
これこそが美の基準。
インクルージョンの色や大きさ、形が個性的で、見栄えがすればするほど、「おぉ~!」という称賛の声が高くなります。
そう、インクォーツは「インクルージョンがあるほど喜ばれる宝石」。
「インクルージョンが魅力の決め手となる」と言っても過言ではないのです。
クォーツには2種類ある
ワタクシの大好きなインクォーツ、デュモルチェちゃんのインクルージョンはめっちゃキレイなブルー。
この鉱物はアルミニウム珪酸塩鉱物ですが、結晶中に取り込まれる鉄とチタンの比率でこの美しいブルーが生まれるそうです。
そもそもクォーツは2つのタイプに分かれます。
「単結晶」と、微小な単結晶の集合体である「多結晶質」。
単結晶で有名なクォーツは、ロック・クリスタルやアメシスト、シトリンなど。
そして多結晶質の代表といえば、アゲート、オニキス、タイガー・アイなど。
アゲート、いわゆる瑪瑙(メノウ)もクォーツの一種だなんて、意外と知らない人も多いのでは?(実はそういうワタシも知りませんでした。。。)
それぞれのインクォーツの特徴とは
一口にインクォーツといっても特徴はそれぞれ違います。
代表的なものを幾つか順番に紹介していきますね。
単結晶のインクォーツ
●ストロベリークォーツ
まるで中で紅葉が舞っているような、針で刺したような不思議でユニークな形。
そんなインクルージョンが特徴のロック・クリスタルがストロベリークォーツです。
このインクルージョンの正体は鉄。
そのためイチゴのようにルース全体が赤みを帯びているのです。
●ルチルクォーツ
針のような金色のインクルージョンを含んだロック・クリスタルを「ルチルレイテッド・クォーツ」もしくは「ルチル入りクォーツ」と呼びます。
この金色のインクルージョンが平行に存在するとキャッツアイ効果が見られることもあります。
多結晶質のインクォーツ
●デンドリティッククォーツ(デンドライト)
成長中のクォーツや瑪瑙(メノウ)の中に、鉄や二酸化マンガンなどが染み込むと、内部で樹や枝のような模様を見せることがあります。
このようなインクォーツはギリシャ語で「木」を意味する「dendorn」からデンドリティッククォーツと呼ばれています。
樹状の模様のほとんどが暗褐色かグレーですが、まれに鉄分の影響を受けてオレンジや赤く染まった模様もあり、珍しく珍重されます。
●プルーム・アゲート
「プルーム」とは鳥の羽毛のこと。
内部に羽毛のような、または草花のような形のインクルージョンがある瑪瑙をプルーム・アゲートと呼びます。
瑪瑙には比較的大きな石も多く、プルーム・アゲートは勢いよく吹き上げるような模様もあります。
インクォーツの中でもダイナミックな形状が多いという特徴を持っています。
●モス・アゲート
瑪瑙の中で苔のような水草のようなインクルージョンがあるものをモス・アゲートと呼びます。
日本では「草入り瑪瑙」と呼ばれ、昔は青森県などで採掘が盛んでした。
本物の植物が岩の中に閉じ込められているようで、インクォーツの中でも人気があります。
その他に、細い針状の金属の結晶が放射線状で入っている瑪瑙をセージナイト・アゲートと呼びます。
また、いわゆる虫食い瑪瑙と呼ばれる同心円状の縞模様がいくつもできる瑪瑙はチューブ・アゲートと呼ばれています。
最後に
不思議で美しいインクォーツ。
こちらはガーデンクォーツと呼ばれています。その名の通り庭園のように見えることから名付けられています。
石の中に浮かび上がる庭園や木立、水草は、まるで画家が描いた風景のようです。
これは地球という名前の芸術家が作り出した美術品。あなたもぜひ、「自分だけの庭園」をコレクションに加えてみて下さいね!
カラッツ編集部 監修