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ジュエリーリフォームで思い出の婚約指輪を生まれ変わらせよう!

ジュエリーリフォーム

画像提供:エクミス

昔貰った婚約指輪今どうしていますか?

そういえば、最近つけていないな・・・なんて方、意外と多いのではないでしょうか。

大切な思いが込められた婚約指輪が人目の付かない場所保管されたままなんて、なんだか少し可哀想な気もしますよね。

今回は、そんな婚約指輪に新たな命を吹き込む、ジュエリーリフォーム(ジュエリーリモデル)についてのお話をさせて頂ければと思います。

婚約指輪、今どうしてる?

婚約指輪

婚約指輪は、プロポーズの際に贈られたものやご家族から引き継がれたものなど、きっと様々なストーリーがあることと思います。

貰った時は嬉しくて、ずっと付けていたい思った方も多いのではないでしょうか。

しかし、実際はどうでしょうか。

婚約指輪の定番である、ダイヤモンド高い位置で留めた立て爪デザインは、洋服バックなど小さなものに引っ掛かりやすかったり日常的には少し使いづらいところがあります。

また、婚約指輪の相場からして、普段使いの指輪としては少し高価だったりもします。

大切だからこそ、傷つけないように気を遣い家事育児の際は外すようになり、そういう日常生活の中で、いつしか付けなくなってしまったという方も多いことと思います。

実は私もその1人です。衝撃与えてしまっては大変、と思い、家事などの時に取り外していたのですが、徐々につける回数が減り、今ではケースの中長い眠りについています。

代々ご家族から引き継いだ婚約指輪などの場合はもしかしたらデザイン古くて付けづらいということもあるかもしれませんね。

しかし、色々な思いが詰まった大切な婚約指輪使われている宝石もきっと良いものが多いはずです。

このまま眠らせておくより、気軽付けられるものに生まれ変わらせてみてはいかがでしょうか。

婚約指輪をリフォームして使いやすく変身

リング 指輪

タンスの奥眠ったままの婚約指輪。分かってはいても、普段使いがしにくいデザインのままではなかなかまた付けようと思えないのではないかと思います。

だからと言って、売却することもできないですよね。

だったら、デザイン変えて、日常的に使いやすいものに変身させてみてはいかがでしょうか?

そんな時オススメなのが、ジュエリーリフォーム(ジュエリーリモデル)です。

ジュエリーリフォームとは、ジュエリーに配された宝石を外しデザインを変えたり、別のジュエリーアイテム、例えば指輪からペンダントなどに形を変えることです。

婚約指輪に詰まった思い出はそのままに、流行のデザインに変えたり、世界でたった一つのオリジナルデザインにすることも可能です。

婚約指輪のリフォームがオススメな理由

では、婚約指輪のリフォームにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

してみたいけれど、初めてだから心配・・・という方のために、ジュエリーリフォームがオススメな理由を幾つかご紹介しましょう。

1.思い出をそのまま残せる

ジュエリーリフォームの際には、今使われているダイヤモンド宝石を一旦外して、新しいデザインの中に入れ直します。

地金デザイン変わって宝石そのまま使われますので、大切な思い出全て失われてしまうことはありません

お母様などご家族から譲られた婚約指輪の場合も、宝石の中に親族との大切な思い出引き継ぐことができるでしょう。

2.買うよりコストを抑えられる場合も

ジュエリーリフォームは、元々使われている宝石を使うため、新品を買うよりもコストを安く抑えられる場合もあります。

脇石新たに加えたり地金を変えるなど、変更後のデザイン等によっては価格が上がる可能性もありますので、必ずしもとは言い切れませんが、工夫次第といったところもあるようです。

3.娘や息子に譲れる

ご自分の婚約指輪をリフォームして、これからご結婚される家族譲り渡すのも素敵なアイデアです。

リフォーム前に譲り、彼らの納得いくデザイン変更してもらうのも良いかもしれませんね。

ヨーロッパ伝統では、結婚式の時に花嫁サムシング・フォー(古い物、新しい物、借りた物、ブルーの物)を身につける縁起が良いとされています。

この中で「古い物」は家族から引き継いだジュエリーなどを付けることが多いようです。

婚約指輪のリフォームの価格

指輪 デザイン

婚約指輪のリフォームにかかる費用は、主に材料費作業費となります。

材料費とは新しくデザインするための地金パーツなどの価格です。中石を加えたい場合には、メレダイヤ宝石価格もプラスされます。

地金ダイヤモンドなどの価格は、日々変動していますので、リフォームする時相場によって異なります

また、大きさデザインなどによって地金の使用量変わります

指輪にリフォームする場合は、指輪のサイズに依っても変わりますし、中石増やしたり厚み幅のあるデザインにすればその分地金代必要となります。

作業費デザインによって上下します。地金に模様を掘ったりつや消しミル打ち中石を増やすなどの追加加工があれば、その分費用も上がります。

この他、オーダーメイドなどで新たなデザイン考案する場合には、デザイン料がプラスされることもあります。

但し、指輪の元枠下取りしてくれるお店であれば、リフォームの合計額から差し引いてもらえる場合もあります。

価格お店によって様々ですが、大体の相場としてはシンプルなものやセミオーダー枠使う場合で510万円前後が多く、それに上記で紹介したようなオプション加わると、内容によっては20万円以上になることもあるようです。

失敗しないためのポイント

ポイント

リフォームをしたものの、出来上がったジュエリーを見て「想像していたのと違う…」とガッカリしてしまっては悲しいことです。

失敗しにくいとされるポイントをご紹介しますね!

1.シンプルにし過ぎない

低価格にこだわり、シンプル過ぎるデザイン選んでしまうと、完成品物足りなさを感じることが少なくないそうです。

その結果、再度リフォーム依頼される方も多いとか。

予算をできる限り抑えたい気持ちは当然のことと思いますが、ある程度思い切って、初めから納得のいくデザイン作られることをおススメします。

2.クオリティの良いダイヤモンドは指輪に

婚約指輪に使用されているダイヤモンドは、鑑定書での評価(4C)が高い高品質のものも多いことと思います。

そのような良いダイヤモンドは、指輪リフォームされることをオススメします。

周囲メレダイヤ他の宝石を配し、華やかなデザインにリフォームしても美しさが際立ち素敵だと思います。

なんといっても、素晴らしいクォリティダイヤモンドをいつでもご自分で眺めることができるという、指輪ならではの醍醐味味わうことができるのが一番の魅力です。

3.価格を抑えたいならペンダントに

出来るだけ価格を抑えたい方は、元の形を生かしたままペンダントトップにリフォームするのがおススメです。

台座の部分を切り離してチェーンに繋げるだけなので、材料費作業費などが抑えられます。

お店によっては、余った地金下取りしてもらうことも可能です。

立て爪で留められたダイヤモンドペンダントにすると、大きな輝きを発してとても綺麗ですよ。

エクミス社長 山田悟氏

失敗しないジュエリーリフォームとは?基本やポイント、業界裏話など先駆者に聞いてきました!

リフォーム事例

実際にリフォームした婚約指輪ビフォーアフターを、ご紹介しましょう。

指輪にリフォーム

立て爪リングを、新しい指輪にリフォームした際の2つの実例です。

爪がないデザインに

ジュエリーリフォーム 指輪 リング
画像提供:エクミス

6本の爪で留められた定番立て爪リングが、爪のないデザインに変身しました。スリムなアームメレダイヤを配し、すっきりと洗練した印象が素敵ですね。

モダンなデザインに

ジュエリーリフォーム 指輪 リング2
画像提供:エクミス

しっかりとした立て爪厚みのあるリングが緩やかなカーブを描いたアームに変えられたことで、モダンな印象に。びっしりと並んだメレダイヤ華やかですね。

ネックレスにリフォーム

ネックレスにリフォームした時の実例も2つご紹介しましょう。

メレダイヤをプラスして華やかに

ジュエリーリフォーム ペンダント
画像提供:エクミス

リフォーム前は、ダイヤモンドを彫り留めした幅の広いリングでした。リフォーム後はダイヤモンドを6本爪で留め、メレダイヤを配したバチカンをプラス。流れ星のような印象があり、ダイヤモンドの煌めきがより一層引き立ちます。

ジュエリーリフォーム ペンダント2
画像提供:エクミス

元々は、6本の立て爪厚みのあるアーム特徴的なリングでした。リフォーム後は柔らかなカーブを描く地金の上に、ダイヤモンドセッティング揺れる度に、豪華な輝きを放ちます。

最後に

大切な思いが詰まった婚約指輪は、リフォームすることでより深い愛情を込めることができるのではないかと思います。

もしリフォームをお考えなら、まずはお店の人に色々相談して、納得のいくデザインを選ぶように心がけてくださいね。

今後の世代へもずっと引き継がれるような、素敵なジュエリー完成に繋がる参考になれば嬉しく思います。

【この記事の監修者】
エクミス山田悟氏
一般社団法人日本リ・ジュエリー協議会会長
株式会社エクミス 代表取締役 山田悟

1986年にエクミスを創業し、事業展開の一つとして、ジュエリーリフォーム(ジュエリーリモデル)を開始。2001年に日本文化振興会より社会文化功労章を授与。2009年に日本リ・ジュエリー協議会が発足すると、会長に就任。ジュエリー・リモデル・カウンセラーの資格制度を設立するなど後進の育成にも力を入れている。

カラッツ編集部