最近は、パールを使ったデイリーに使えるジュエリーが人気ですね。パールの老舗ブランドも、数年前から、昔のパールジュエリーのイメージから良い意味でかけ離れた、大胆なデザインの素敵なジュエリーを沢山発表していますね。私もパールが大好きで、カジュアルにもフォーマルにも合わせやすく、おすすめのジュエリーです。ここでは、パールネックレスの長さ別の種類と、お店でもご質問の多い、冠婚葬祭でのパールネックレス、パールジュエリーの選び方ついてご説明したいと思います。
目次
パールネックレスの長さ
チョーカータイプのパールネックレス
長さは38～40cm、体型にもよりますが、ぴったりと首周りに沿う長さのネックレスです。すっきりとした印象です。
プリンセスタイプのパールネックレス
長さは40～45cmで、チョーカーより少し長く、鎖骨あたりの長さです。冠婚葬祭でつけるパールネックレスは、この長さが一般的です。どんな方にも似合う長さで、自然な印象なので、つける機会の多いネックレスです。はじめてのパールネックレスには、この長さがおすすめです。
マチネタイプのパールネックレス
長さ50～55cmくらいのネックレスです。もともとマチネ（matinee）とは、フランス語で朝、午前中のことを指します。ここから、演劇や芝居の、日中の公演をマチネというようになりました。このマチネ＝昼の公演の際につけるのにふさわしい、お昼のドレスアップに使える華やかなパールネックレスの長さのことを、マチネと呼ぶようになったと考えられています。お昼のドレスアップだけでなく、夜のお出かけにももちろん使えます。タートルネックや、冬の分厚いニットと合わせても、窮屈に感じることがない長さです。
オペラタイプのネックレス
長さは70cmくらいのネックレスで、こちらは夜のオペラ鑑賞につけていけるようなネックレス、ということで、オペラと呼ばれるようになったと言われています。夜のドレスアップにふさわしく、二連にしても使える長さです。一連で使えば、長めのネックレスが縦のラインを強調してくれるため、スタイルアップの効果も期待できます。
ロープタイプのパールネックレス
長さは100cm～で、二連はもちろん、かるく結んでボリュームを持たせて使うことのできるネックレスです。一連で使うと、オペラよりもさらに縦のラインが強調され、長さがたっぷりあるので、ネックレスが揺れるさまもエレガントで美しく映ります。
冠婚葬祭の際の、パールネックレス、パールジュエリーアドバイス
結婚式やご葬儀に、パールネックレスが必須、とお思いの方もいらっしゃると思いますが、決してそのようなことはございません。もし、そのようなオケージョンでパールジュエリーをお召しになる際は、いくつかのことに気を付ければ大丈夫です。
結婚式、慶事のパールネックレス、パールジュエリー
結婚式や披露宴で、ワンピースなどの洋装に、パールネックレス、パールのジュエリーを合わせるのは最も失敗の少ないジュエリーの選び方かと思います。年配の方にも受け入れられやすく、結婚式といえばパール、というイメージを持たれている方も多いためです。そのような場でのパールジュエリーを選ぶことで、ＴＰＯに配慮しつつ、結婚式にふさわしい華やかさを演出することができます。ですが、絶対にパールをつけなければ、という決まりもなく、パール以外のジュエリーでも、式や披露宴の雰囲気に合っていて、花嫁様より目立たない程度の華やかさのジュエリーであれば、どんなものでも大丈夫です。
ご葬儀、弔事の際のパールネックレス、パールジュエリー
ご葬儀など弔事の際にパールをつける際には、いくつか決まりがございます。2連のネックレスは、不幸を繰り返す、という意味から避ける方がよく、金具には石が入っていないシンプルなもの、パールの色はホワイト系、クリーム色系、黒真珠を選ぶのが良いとされています。ピンクパールは可愛らしい色合いと華やかな雰囲気で人気ですが、弔事では避ける方がよいとされています。また、長さは、チョーカータイプかプリンセスタイプが無難です。パールネックレス以外の、パールのジュエリーをつける際は、ダイヤなどの入っていない、できるだけシンプルなものを選ぶようにいたしましょう。弔事の際も、パールジュエリーが必須、というわけではなく、あくまで何かジュエリーをつけるとしたら、婚約指輪もしくはパールのジュエリー、ということですので、ジュエリーを何もつけなくても問題ございません。
いろいろな長さのあるパールネックレス、その他パールのイヤリングやブレスレットなど、ぜひ毎日のコーディネートに取り入れてみてくださいね。
カラッツ編集部 監修
