必見!よくある宝石のトラブル例と気をつけたいこと
あってほしくないことですが、宝石を購入した後のトラブルは、実は少なくありません。
「思っていたものとイメージが違った」「サイズが合わない」「すぐにこわれてしまった」など。
高価なお買い物ですから、後悔はしたくないですよね。
ではどんなトラブルが起こりうるか、どういうことに気を付ければトラブルを避けられるか?ということについて、お伝えしていきます。
店頭でのトラブル
お店で宝石を購入した後のトラブルには、こんな例があります。
石が欠けた
「それ以上に硬いものはない、と言われるダイヤモンドなのに欠けてしまった」
ということは、意外とあることです。
どんな宝石でも割れることはあるので、取り扱いに気を付けましょう。
硬いと言われる石でも「劈開(へきかい)」と言って、ある方向からの衝撃に弱く、割れる性質を持っている宝石もあります。
石が割れてしまったときは、石を購入して留め直してもらうことができます。
※参考記事
▶︎世界で1番硬いのに割れるダイヤモンド、お手入れは何に気をつけるべき?
石が変色した
「買ったばかりの宝石が変色してしまった。偽物ではないか?」
というクレームも意外と多いです。
しかし宝石にもそれぞれ苦手なものがあり、身につけている時に汚してしまったり、保管状態が良くないことが原因で変色してしまうものもあります。
石の特性を知り、正しいお手入れをしてあげましょう。
※参考記事
▶︎そのジュエリークリーナー大丈夫? 宝石を壊しかねない危険なクリーナー
通販でのトラブル
実物がどんなものなのか、届いてみなければわからないのが通販です。
通販やテレビショッピングでは、どんなトラブルがあるでしょうか?
思っていたイメージと違う
実物を見ずに購入する通販やテレビショッピングでは、トラブルが多いものです。
届いてみたら
「テレビで見たものと色が違う」
「思っていたイメージと全然違う」
ということも少なくありません。
特に、宝石はひとつひとつが違った色味を持ち、個体差があります。
たいていの場合、そういった注意書きや説明があったとは思いますが、それがご自身にとって許容範囲かどうか?
どうしても納得がいかない場合は、残念ですが返品して、次に購入する時はなるべく実物を手に取って、ご自分の目で見て購入できるものを選んだ方が良いかもしれませんね。
サイズが合わない
これも通販ならでは、ではないでしょうか。
実際に身に着けてみたら大きすぎた、または小さすぎた、イメージしていたサイズと違う。
通販では、細かくサイズが表示されていますが、実物が届いてみたら思っていたサイズと違ったということもよくありますね。
ジュエリーを身につけるモデルさんをよく観察して、購入するようにしましょうね。
まずはここを確認!
あとでイヤな思いをしないために、事前に注意しておいた方がいいことはあるのでしょうか?
それはどんなことでしょうか?
この宝石は本物?相場を調べる
宝石が本物である証は、鑑定書・鑑別書があるかどうかが一つの判断基準になります。
しかし、コストがかかるので、鑑定書・鑑別書をつけていない宝石もあります。
ダイヤモンドは品質により階級付けられていますが、ほかの宝石には値段の基準がありません。
おおよそのルース(裸石)の相場を色々調べて知っておくと安心です。
サイズをチェックする
指輪などのサイズが合っているかどうか、購入する前に確かめておきましょう。
サイズ直しが必要な場合は、無料でできるのか、実費がかかるのかも聞いておいた方がいいですね。
石や素材の確認
実物を手に取ることができるなら、刻印の確認をしましょう。
ジュエリーには大体、地金が何でできているかを表示する刻印(K18、Pt950など)と、何カラットの石を使っているかの刻印があります。
傷がないか、石留めが緩んでいないかということも、気を付けて見ておいた方がトラブルが少ないでしょう。
石留めは、先の細いもので軽く石をつついてみて、揺れがなければ大丈夫です。
通販の場合は、届いた時にすぐ確認しましょう。
まとめ
宝石を購入する際に大事にしたいことは、宝石についてのきちんとした商品説明がされているかどうか、と修理などのアフターサービスの体制が整っているかどうかということです。
それに加え、消費者側に、宝石についての基礎知識があると、なおいいでしょう。
さまざまな準備や確認をしても完璧ということはありませんが、知っておくことで、避けられるトラブルは避けたいですね。
カラッツ編集部 監修