宝石を売るには?宝石を高価買取してもらうコツ
おうちに、使わずに眠っている宝石はありませんか?
「デザインに飽きて身につけなくなってしまった」「譲り受けたけど使っていない」「プレゼントされたけど使う機会がない」など、理由はいろいろあると思います。
タンスの肥やしでいるより、誰かに身につけてもらった方が宝石にとってもきっと幸せですよね。
「売ってみたいけど、どうやって?」「どうせ売るなら高く売りたい」
そんな悩みをお持ちの方に。
宝石を高価買取してもらうコツについて、調べてみました。
宝石を売る前に自分でできることは?
少しでも高く買取してもらうために、自分でできることがあればしておきたいですよね。
お店について下調べしておくなど、できる準備はできるだけしてから売りに行くようにしましょう。
それでは具体的に、宝石を売りに出す前にできる3つのことについて、ご説明していきますね。
①宝石をクリーニングする
宝石の輝き、指輪や枠などの金属の輝きが見た目を左右することがあります。
金属部分については、汚れの有無が査定に大きく影響することはあってはいけないのですが、宝石部分は、特に鑑定書・鑑別書がない場合、汚れのせいでクラリティの評価が下がることもあり得ます。
いずれにせよ、できることはした方がベター、売りに出す前にクリーニングもした方が良いと言えるでしょう。
ただし、エメラルドなど水に弱い宝石もあるので、ホームクリーニングできる石かどうかは、必ず事前に調べてから行うようにして下さいね。
おうちにあるものでできるクリーニング方法は、次の通りです。
中性洗剤とぬるま湯を1:1の割合で混ぜ、宝石を浸し5分ほど待ちます。
しだいに汚れが浮いてきます。やわらかい布で水分を拭き取りましょう。
※参考
▶︎買取前にジュエリーをクリーニングすると高くなる?
②鑑定書・鑑別書を用意しておく
売りたい宝石に、鑑定書・鑑別書は付いていますか?
ダイヤモンドなら鑑定書、色石なら鑑別書があれば用意して、売りに出すときに必ず持っていきましょう。
鑑定書・鑑別書のあるなしで、買取価格も違ってくるのでご注意下さい。
※参考
▶︎ダイヤモンドの鑑定書が無いとこんなに買い叩かれますよという話
ただ、失くしてしまったり、もともと付いていない宝石など、鑑定書・鑑別書がないからと言って売ることが出来ない訳ではないので、その点は安心して下さいね。
③候補のお店をリサーチする
お店によって査定額が変わる場合がありますので、事前にリサーチしておくことはとても大切です。
ではなぜ査定額に差が出るのでしょう?
それはそのお店にどんなバイヤーがいるか?など様々な理由が考えられます。
例えば、ダイヤモンドには4Cというわかりやすい基準がありますが、色石の場合は判断基準が難しいため、バイヤーの知識によるところが大きいのです。
また、ダイヤモンドの買取に力を入れているお店、宝石よりも貴金属の買取に力を入れているお店など、お店の得意分野も異なります。
「ダイヤモンドの指輪を売りたいのに、貴金属の値段しか査定されなかった」ということになってしまわないためにも、お店選びは慎重にしましょう。
お店選びのポイント
しかし検索してみると、世の中にはたくさんの宝石買取店があることが分かります。
これだけ多くのお店から、どうやって選んだら良いのでしょうか?
お店選びのポイントと言える点を幾つかリストアップしてみましたので、良ければ参考にしてみて下さい。
・電話をしてみて対応を見る
気になるお店があったら、まずは電話をして見積もりを出してもらいましょう。
呼び込むために高めの査定額を言われることもあるので、それだけで決断してしまうのは危険ですが、スタッフの対応の仕方や感じが良いかどうかも判断基準の大事なポイントの一つだと思います。
※参考
▶︎金や宝石を売る前に|プロに教えてもらった【悪徳買取店】の1番カンタンな見分け方
・そのお店に鑑定士はいるか?
鑑定士がいるお店の方が、正確な査定額を出してくれる傾向にあるようです。特にGIAのGGなどの国際的な資格を持っている鑑定士がいるお店があればベターかもしれません。
しかしGIAでもたった数日で簡単に取れる資格もあり、そちらのみでGIA資格保持者がいると謳っているお店もあるようなのでご注意を。
※参考
▶︎宝石鑑定の資格「GIA」が5日で取れる裏ワザとそれを悪用する人々
・査定の内訳を説明してくれる
なぜその金額になったか?という理由をきちんと教えてくれるお店の方が信頼できる気がしますよね。
査定額を出してもらったら、その理由を説明してもらうようにしましょう。
少しでも疑問が残るような説明の仕方であれば、決める前に別のお店でも見てもらった方が良いかもしれません。
最後に
オンライン査定ができるところもありますので、お店に行く前に参考までに試してみるのも良いと思います。
実物を見ずに査定するため、ふさわしい査定額が付かない場合もありますが、金属部分や鑑定書付きのダイヤモンドなど、世界基準での相場があるものについては参考に出来ると思います。
手放した宝石は、いつか別の人の手に渡ることになります。
どうせなら、その宝石を次に手にする方が幸せな気持ちになってもらえたら嬉しいですよね。
次のオーナーさんへの橋渡し役として、皆さんの宝石がより良いお店と巡り会えますように。
カラッツ編集部 監修