片方なくしてしまったピアスやいつの間にか使わなくなってしまったアクセサリーって、皆さん1つや2つはお持ちではないでしょうか。
例えば私の場合、
・天然石が1石取れてしまったリング
・チェーンが絡んで元に戻せなくなってしまったネックレス
・一目惚れして買ったけど長すぎて結局あまり使っていないピアス
など。
箱の中で眠っているアクセサリーがいっぱいあります。
どれもこれも気に入って手に入れたものなのに使えていない、、、かと言って捨てる勇気もない。
「なんかもったいないなぁ・・。」
と目にするたびにため息が出てしまいます。
しかし諦めるにはまだ早い!
そんな使わなくなってしまったアクセサリーもリメイクすれば新しいアクセサリーとして復活させることができるのです!!
実際に作ってみましたので、良かったら参考にしてみて下さいね♪
目次
用意したもの
今回、リメイクするのはこちらのバロックパールのネックレス。
ヒモの部分が劣化したせいか、長さ調整の結び目が固まってしまったことで首にかけられなくなってしまいました。
しかしパールがとてもキレイなので捨てるには勿体ない!
という訳で、これを使ってリングを作ってみようと思います!
今回はワイヤーで作りたいと思いますので、必要な工具と材料はコチラです。
ヤットコは、ワイヤーの形を整えるのに、ニッパーはワイヤーを切るのに使用します。
ワイヤーはシルバー色の22Gで、30cmほどです。
制作開始!
手順①:素材を取り出す
ネックレス部分は紐なのでハサミで切ってパールを取り出しました。
手順②:素材をワイヤーに通す
まず、パールをワイヤーに通します。
パールの位置はワイヤーの中心にします。
手順③:位置を固定する
ワイヤーの左右を折り曲げてパールの位置を固定します。
パールを起点にワイヤーを90度に曲げます。
ヤットコを使って曲げるとキレイに直角に曲げられます。
手順④:ワイヤーを曲げる
パールを起点に、左右のワイヤーが丸くなるよう曲げていきます。
私はマニキュアを使用しましたが、円柱になっているものであれば何でも大丈夫だと思いますので、それらを利用すると便利です。
左右に1周ずつ巻いていきます。
それぞれ1周巻き切ったところでワイヤーを直角に曲げます。
ワイヤーが下側に巻きついているものは下側へ、上側に巻きついているものは上側になるよう曲げます。
直角に曲げたワイヤーを、パールの輪郭に沿って更に曲げます。
下側のワイヤーは上部へ曲げ、上側のワイヤーは下部へ曲げていきます。
(※曲げる際、力を入れすぎてしまうとワイヤーが直線的になってしまうので注意してくださいね。)
手順⑤:ワイヤーを巻きつける
ワイヤーをそれぞれパールの末端に巻き付けます。
これを3〜4回繰り返します。
手順⑥:形を整える
全体にゆるい感じなのでヤットコで整えていきたいと思います。
パールの近い部分のワイヤーから順番に、空間を埋めるように整えていきます。
最後は、余ったワイヤーをニッパーで切り、切り目が内側になるようヤットコで整えました。
出来上がり!
整ったら出来上がりです!
パールがかなり大きい分、リングのアーム部分はスリムにしたいと思っていたので上手く出来た気がします。
制作にかかった時間は、約1時間ほどでした。
今回初めてワイヤーでリング作りに挑戦しましたが、イメージ通りにワイヤーを曲げるのに少し苦戦した以外はとても楽しくできました♪
制作で注意したいこと
ワイヤーのサイズ
ワイヤーの太さによって強度やリングと天然石のバランスが変わってきます。
太さは0.2mm〜2.0mmまでさまざまです。
太くなるほど硬くなり、強度が高くなりますが、曲げるのが難しくなります。
太さの表記は「号」や「#」といった号数で表記されています。
今回、私は「#22」の0.6mmを使用しましたが、適度な硬さで曲げるのも問題ありませんでした。
太さによって硬さも変わってきますので、いろいろと試してみると良いかと思います。
迷いは捨てる
ワイヤーアクセサリー初心者の私にとって少し難しく感じたのが、一度曲げてしまったワイヤーの修正です。
一度曲げてしまうとその形が残ってしまいやすく、もう一度曲げ直すとワイヤーが波打ってしまい、ガタガタとした形になってしまいました。
なるべく一回で決め曲げ直しをしないようにすると、キレイにまとまりやすいかと感じました。
最後に
いかがでしたでしょうか?
初めてのワイヤーでのリング作りで戸惑う面もありましたが、それなりに納得のいくものができ個人的にはとても満足でした。
今回は、パールを取り出してワイヤーでリングを作りましたが、次回は片方だけになってしまったピアスを組み合わせてネックレスづくりにも挑戦してみたいなと密かに思っています。
タンスの肥やしになってしまったアクセサリーをもう一度使えるようにするのは、お財布や環境に優しいだけでなく、お気に入りの宝石と長いお付き合いをするための知恵でもある気がします。
気に入って手に入れたその宝石、形を変えてもう一度楽しんでみませんか!?
カラッツ編集部 監修