ジュエリーの良し悪しはココを見よう!プロが教える宝石を買う時の3つのポイント
ジュエリーを買うとき、貰うとき。
私はついつい「値段」に目がいってしまいますが、ジュエリーのポイントはソコではないそうです。
「ジュエリーに値段は関係ありません。良い商品を買えば、価値は一生モノですからね。」
と語るのは有名百貨店のバイヤー、Mさん。
痒いところに手がとどく、きめ細やかな接客が評判の、まさにプロのセールスマンです。
今回は彼が教えてくれる、
「絶対損をしない、ジュエリーを買うときの3つのポイント」
をご紹介します。
今も将来も「資産」になる宝石を買おう
宝石=資産。
そう考える気持ちはわかりますが、そもそもそんなお高い宝石を買える人はなかなかいないのではないでしょうか。
M「いやいや、今後宝石はますます資産価値が上がります。
例えば、現在100万円ぐらいの値段がするダイヤモンドは、1900年(明治33年)にはたったの200円程度だったんですよ。
物価が上昇したこともありますが、それでも110年で5000倍の価格がつく商品はそうなかなかありません。
たとえば他の物価を調べてみると、金の値段は100年で3800倍程度。
公務員の給料が4000倍です。いかにダイヤモンドの価格が上がったのかが分かりますよね。
宝石を買うなら、将来も資産になるかどうかを考えることも大切です。
小さくても上質な宝石を買うのがコツ。
それを下取りにしてランクアップしていけばいいんですから。
ポイントは「欲しい宝石」のなかでも「良い品質の宝石」を選ぶことですね。」
作りの良い宝石は飽きない
でも宝石を買うときは、見た目が命。石の大きさ、綺麗さに目がいきますよね。
M「それももちろん大切ですが、それよりも、指輪なら裏側、ネックレスなら留め具(クラスプ)をチェックしてください。」
見た目よりもそんなところを?どうしてそこが大切なのでしょうか。
M「宝石は、「つけやすいものを選ぶ」のも重要なポイントです。
ブローチ以外、ジュエリーはほとんど肌に直接触れる商品。「つけ心地」はとても大切です。
指にはめたとき、リングの内側に丸くカーブがついているとスルッと入ります。
指輪は裏側の石の台座が空洞になっているものをよく見かけますが、ここをあえて内蓋をするように作ってあると、それだけでも見た目もつけ心地も良くなります。
ネックレスは留め具がはめやすいものを選ぶのもコツ。
自分が歳をとって指があまり動かなくなったときを想定してください。
はめにくい留め具はつけにくいので、その商品を身につけるのをやめてしまうかも。
若いうちは難なくできることが、歳をとるとできなくなります。
つけやすく、はめやすい商品は、職人の愛情が込められています。そういう商品は飽きがこないので長い間楽しめますよ。」
やはりブランドは強い
カルティエ、ヴァンクリーフ・アーペル、ティファニー。。。世界中の人が名前を知っているブランドの商品はやはり憧れます。プレゼントされたらやっぱり嬉しいですよね。
M「宝石を買うときは、いつかは誰かに譲ることを考えるといいですね。」
なるほど。
いわゆる「形見」として喜ばれるのは「時計」と「宝石」がマストなのだそうです。
M「宝石を買うとき、女性の場合、「いつかは娘にあげれば良いんだし」とか「息子の嫁が喜ぶから」という言い方をします。
指輪は絶対に捨てることがない商品。その人が死んだ後、必ず誰かが受け継いでいきます。
それを考えると、やはりブランドの商品は強い、と言えます。
ある程度の値段の商品を購入すれば、顧客リストに載ります。そして有名ブランドは店が潰れることもほぼありません。
何年経ってもその商品のサイズ直し、修理を請け負ってもらえます。
それにブランドの商品は、貰った人も喜びますし、だいたいは宝石の裏側にシリアルナンバーが刻印されていたり、ギャランティカードが添えられているので譲るときも本物という証明ができます。」
なるほど~。それにブランドの商品はいわゆる「定番」のデザインがあって、一目でブランドがわかる商品もあります。ティファニーのオープンハート、ヴァンクリーフのアルハンブラは、世代を超えていつの時代も人気がありますよね。。。
最後に
いかがですか。プロが教える宝石を買う時の3つのポイントとは、「資産価値」のある宝石で、「作り」の良いもの、そしてできれば「有名ブランド」の商品ということでした。参考になれば幸いです。
しかし私の場合、その前にプレゼントしてくれる人を探さなくちゃ。
いや、それより宝石が「似合う」女性になることが先決ですね。。。
カラッツ編集部 監修