オパールの価値は、遊色効果の有無、つまり「プレシャスオパール」と「コモンオパール」によって大きく異なります。

遊色効果を示さない「コモンオパール」の場合、サファイアなど他の色石同様、色（カラー）、透明度（クラリティ）、重さ（カラット）、カットの4つを基準に評価されます。
中でも「色（カラー）」が最も重要視され、色が濃く鮮やかな程価値が上がります。
その他、目立つ内包物（インクルージョン）がなく透明度が高いもの、カラットが大きいもの、カットが美しいものなども評価の対象となります。
不透明なものより、透明感がある方が評価が上がりやすく、透明度が高いほど価値も上がります。その他、種類によっても基準や価値が異なります。

遊色効果を示す「プレシャスオパール」の場合は、遊色の美しさ、出る色合い、出方（パターン）などが最も重要視されます。

その他、種類によっても価値基準が変わり、例えば、オレンジの地色が美しいファイアオパールの場合は、地色が濃く鮮やかな方が価値高く、カラーレスのウォーターオパールの場合は、透明度の高さも重要です。ブラックオパールの場合は、地色が黒く濃いほど良いとされ、母岩が付いたボルダーオパールの場合は、オパール層と母岩との模様の出方なども評価に影響を与えます。