紀元前より産出され、世界中で愛されてきたガーネット。
ガーネットと言うと、茶色みを帯びた濃い赤色の宝石を思い浮かべる方も多いと思いますが、実はガーネットは一つの宝石に対して与えられた名前ではなく、いわゆるグループ名のようなものです。多くの種類が存在し、色合いも様々です。

最も流通量が多い、茶色みを帯びた濃い赤色のものは「アルマンディンガーネット」と呼ばれる種類です。

宝石として扱われることが多い種類は、アルマンディンガーネット、パイロープガーネット、スペサルティンガーネット、グロッシュラーガーネット、アンドラダイト、ウバロバイトの主に6種類といわれ、加えて、複数の種類の成分が混ざり合ってできる固溶体もあります。

中でも、ジュエリーやルースの状態で出回ることが多いのは、アルマンディンガーネット、スペサルティンガーネット（マンダリンガーネット）、ロードライトガーネット、マラヤガーネット、カラーチェンジガーネット、ツァボライト、デマントイドガーネットなどです。