1つ持っているとかなり重宝するのが、ダイヤモンドのネックレス。特にシンプルなカラーレスのダイヤモンドであれば、多くのシーンで活躍してくれます。
とはいえ、そんなに手軽な値段とはいえないダイヤモンドネックレス。だからこそ、こだわって長く使えるものを買いたいですよね。
そこで、今回は2020年度版おすすめのダイヤモンドネックレス、そして永久保存版の「選ぶ上での全知識」についてまとめてみました!
目次
2020年のダイヤモンドネックレスの流行
2020年のトレンドネックレスのキーワードは、チェーンネックレス、エアルームジュエリー、ステートメントネックレス。
ボリュームのあるチェーンネックレスや装飾の激しい存在感のあるステートメントネックレスが注目されているといいます。
エアルームジュエリーとは、代々受け継がれる宝という意味。
代々受け継がれる家宝のように、伝統的なデザインは2020年のキートレンドとなっていますので、上質で長年愛されてきたベーシックデザインがより一層気になる年になりそうです。
中でも王道のダイヤモンドのネックレスは、装いやトレンドに左右されることが少ないアイテムといえます。長く愛用することが出来る上、今年のトレンドでもあるので今手にしておきたいところではないでしょうか。
それでは、おすすめのダイヤモンドネックレスを5つご紹介します。
おすすめダイヤモンドネックレス5選

ハイブランドの場合、高品質が保証されるだけでなく、セッテイングの丁寧さや高級感、高いデザイン性などが魅力。
お手頃ブランドの場合、日常的に楽しむことのできるデザインや手に入れやすい価格帯が多いことも嬉しいですよね。
とはいえ、買ったは良いけど何かあった時にメンテナンスが受けられないというのはちょっと不安。
購入後のアフターケアがきちんとしており、品質やデザインにもこだわりをもったブランドを中心に、おすすめの商品を価格帯ごとに計5つご紹介します。
ハイブランドのダイヤモンドネックレス
せっかくのダイヤモンドネックレス、少し高くても高品質なものを・・・となると、やはり安心感のあるハイブランドが良いですよね。
ハイブランドの商品から選ぶなら、こちらの3点がおすすめです!
ティファニー
180年以上もの歴史ある老舗のジュエラー。
ダイヤモンドに定評があるブランドで、ダイヤモンドのカッティング工房を自社で持っています。
そんなティファニーで人気が高いのは、エルサ・ペレッティがデザインした “バイ ザ ヤード”。
シンプルであること、そしてカラット数が豊富で予算に合わせて購入出来ることから、親子2代など、幅広い年代から愛されています。
0.05ctから0.17ctまで5種類のカラット数から、素材はシルバー、イエローゴールド、ホワイトゴールド、ピンクゴールド、プラチナから選べます。
価格は素材によって変わりますが、イエローゴールドの場合、0.05ctで¥84,700、0.17ctで¥171,600です。

出典元:ティファニー公式サイト
エルサ・ペレッティ™ ダイヤモンド バイ ザ ヤード™ ペンダント
K18YG
ダイヤモンド 0.05ct~0.17ct
¥101,200~¥192,500(税込)
カルティエ
世界五大ジュエラーのひとつであるカルティエも、100年以上続く老舗です。
直線的で近代的なデザイン、アールデコ・スタイルの先駆けといわれるブランドで、上品でスタイリッシュなデザインが特徴。
伝統を継承しつつも新しいデザイン性は、数あるメゾンの中でも卓越しています。
世界各国で展覧会が開かれるなど、芸術作品としても認められている感がありますよね。
そんなカルティエのアイテムの一つであるディアマン レジェ は、カラット数と素材が豊富に揃えられ、価格帯も選べるので広い年代層から支持されています。
ダイヤモンドのカラット数は商品名のXS、SM、LMに分けられ、それぞれ0.04、0.09、0.18ctとなっています。
素材はイエローゴールド、ホワイトゴールド、ピンクゴールド。
シンプルで装いも選ばないので、プレゼントにもぴったりです。

出典:カルティエ公式サイト
ディアマン レジェ ネックレス、SM
K18ホワイトゴールド
ブリリアントカットダイヤモンド 0.09ct
¥139,700 (税込)
※イエローゴールド、ピンクゴールドもあります。
※ダイヤモンドはカラット違いのものもあります。
ハリーウィンストン
世界最高峰といわれるニューヨークの老舗ジュエラー。
キング・オブ・ダイヤモンドと名高い、セレブ御用達といわれるブランドですね。ブランド名を聞くだけで胸が躍るという人もいるかもしれませんね。
一流の品質でダイヤモンドネックレスを求めているなら、ハリーウィンストンをお勧めします。
何といっても輝きにこだわり抜いたカット、ダイヤモンドの魅力を最大限に引き出すデザインは秀逸。
そしてハリーウィンストンでオススメしたいのは、ダイヤモンドの魅力が存分に味わえるシンプルなひと粒タイプの “ラウンド・ソリティア・ペンダント” 。
流行に左右されないデザインですから、一生モノのジュエリーとしてお付き合い出来ます。

出典元:ハリーウィンストン公式サイト
ラウンド・ソリティア・ペンダント
プラチナ
ダイヤモンド 0.5ct~
※価格はお問い合わせください。
お手頃ブランドのダイヤモンドネックレス
ハイブランドよりも身近な価格帯で手に入れたいという場合でも、長く使うものであれば、きちんとしたジュエリー感があるものを選んだ方が後悔する確率が低い気がします。
ご予算10万円以下でオススメのネックレスはこちらの2点です。
ポンテヴェキオ
1981年に創立された、イタリアンジュエリーのデザインと、日本の繊細な職人気質を併せ持つ、国内ブランドです。
中でも「毎日をカラフルに」をテーマにした、さまざまな色合いの色石をパヴェセッティングした、華やかなアイテムが人気を博しています。
オススメしたいのは、太陽をモチーフにしたという、“K18WGダイヤモンドネックレス” 。イエローゴールドのものはドラマでも使われたことがあるみたいですね。
中央のダイヤモンドの周囲をメレダイヤが取り巻く、上品なデザインです。

出典元:ポンテヴェキオ公式サイト
K18WGダイヤモンドネックレス
K18ホワイトゴールド
ダイヤモンド 0.08ct
¥57,200(税込)
※K18イエローゴールドもあります。
フォーエバーマーク
130年以上の歴史あるダイヤモンドブランド、デビアスが提案するジュエリーブランド。
ダイヤモンドは永遠の輝きというキャッチフレーズで有名な、それがデビアスです。
かつては市場に出回る全てのダイヤモンドをコントロールしていたといわれる、デビアス社が作るダイヤモンドジュエリーですから、品質は間違いないといえるでしょう。
上質なジュエリーが10万円以下で手に入るのはとても魅力的なブランドです。
My First Forevermarkとは、名前の通り初めてフォーエバーマークのジュエリーを持つ方へというコンセプトが込められたコレクション。
その中のダイヤモンド ペンダント は、シンプルですが目を引くフォルムが特徴的。
ピンクゴールドの他に、プラチナ、イエローゴールドも用意されています。
価格帯は取り扱い店舗によって違いがあるそうですので、お近くの取り扱い店舗までお問い合わせください。

出典元:フォーエバーマーク公式サイト
[My First Forevermark]ダイヤモンド ペンダント
K18ピンクゴールド
¥100,000未満 ※店舗にお問い合わせください。
※プラチナ、K18イエローゴールドもあります。
ダイヤモンドにこだわって選ぶには?
ブランド品を買っておけば間違いなし!も確かなのですが、もう一歩踏み込んでダイヤモンドネックレスを選びたいという場合は、まずダイヤモンドの品質の見極め方を知っておくと良いでしょう。
ダイヤモンドの評価は4Cで決まる
ダイヤモンドの品質は目で見てすぐに分かるというものではありません。だったら、安いものでも良いという考え方もありますが、品質の良いものと並べてしまうと輝きの違いは一目瞭然。
ダイヤモンドには下記の4Cという明確な評価基準があります。
- Carat(重量)
- Color(色)
- Clarity(透明度)
- Cut(プロポーション)
この4つの基準さえ押さえておけば、ダイヤモンドの良し悪しが分かるようになります!
1.Carat(重量)
Carat(カラット)という言葉は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。センチメートルのような大きさを表す単位だと勘違いされがちですが、こちらは重さの単位です。
1カラットは「1ct」と表記し、200mg(0.2g)と同じ重さです。重さが多くなれば、自ずとサイズも大きくなるので、大きさの単位と考えても、それほど違和感はないかもしれませんね。
4Cの中で最初に決まるのは、このCaratではないでしょうか。身につけるものなので、自分に合う大きさを選びたいですよね。0.1~0.3ctほどのジュエリーが普段使いもできるので人気です。
また、コスパ重視でダイヤモンドを購入したい場合には、コチラの記事が参考になります。
Caratを基準に選ぶ場合には価格だけでなく、ダイヤモンド自体の価値とのバランスを考えることが大切になります。
2.Color(色)
カラーは名前だけでお分かりになると思いますが、ダイヤモンドの色です。ただし、販売されている際には記号で表記されていることが多いので、どの記号がどんな色なのか、知っておきましょう。
D | 無色 | 色がない、無色です。 |
E-F | ほぼ無色 | 色がほとんど見つかりません。 |
G-H | 無色に近い | 色を見つけるのが困難です。 |
I-J | 無色に近い | ほんのわずかな色合いが見えます。 |
K-M | わずかな黄色 | 非常に薄い黄色の色合いが見えます。 |
N-Z | 黄色の色調 | 薄目の黄色味があり、Zに近くなるほど濃くなります。 |
ファンシーカラーのダイヤモンドは高価になりますが、ほんの少し黄色味を帯びたダイヤモンドは価値が低くなります。カラーレスダイヤモンドでは、無色により近いほど評価が高くなります。
Dは無色透明で、そこからグレードが下がるごとに少しずつ黄色味が加わりますが、G~Hカラーあたりまでは、ほとんど無色透明に見えます。
黄色味が強いものでも、デザインと合っていてクラシカルな雰囲気があるなどであれば良いのですが、基本的にはG~H以上のグレードにしておくと後悔が少ないでしょう。
また、Colorを軸にコスパ重視でダイヤモンドを選ぶという方法もあります。
カラーは目に見える部分なので、好みの分かれるところ。自分の好みを把握して、その中でもっともコスパの良い1石を選ぶのがポイントです。
3.Clarity(透明度)
3つ目がClarity(クラリティ)。ダイヤモンドの透明度の基準です。つまり、インクルージョン(内包物)の有無ともいえます。
ダイヤモンドにはよく黒い点状のインクルージョンがあり、その量や大きさによっては、せっかくの輝きが阻害されてしまうのです。
Clarityは下記のような記号で表現されます。
FL(フローレス) | 10倍でブレミッシュやインクルージョンはない |
IF(インタナリーフローレス) | 10倍でインクルージョンがなく、重要でないブレミッシュのみ |
VVS1-VVS2(ベリーベリースライトリー) | 10倍で見えにくい微小なインクルージョン |
VS1-VS2(ベリースライトリー) | 10倍で見えにくいものから見えやすい範囲の軽度なインクルージョン |
SI1-SI2(スライトリー) | 10倍で見えやすいまたは非常に見えやすい明瞭なインクルージョン |
I1、I2およびI3(インパーフェクト) | フェースアップで肉眼で見えることがある顕著なインクルージョン |
一生モノのジュエリーとして購入するのであれば、VS2までの10倍ルーペでもインクルージョンがほとんど見えないクリーンなものがおすすめ。
予算的に難しいという場合には、SI2までのダイヤモンドを選んでおけば、間違いないでしょう。
Clarityについては、インクルージョンが実際にはっきりと見えるものは少ないので、少しピンとこない部分もあると思います。コチラの記事で詳しく説明しています。
一般的に多く出回っているのは、VSクラス。FLやIFといったものは、市場でお目にかかることは少ないです。
4.Cut(プロポーション)
最後は、Cut(カット)です。これまでは、ダイヤモンド自体の品質に関する評価でしたが、Cutに関しては、職人の技術力の評価となります。
Cutでは、下記の3つの項目を評価します。
- カット(プロポーション)
- ポリッシュ(研磨)
- シンメトリー(対称性)
評価は下記のように記載されます。
Excellent | 最高級 |
Very Good | 大変理想的 |
Good | 理想的 |
Fair | 少し劣る |
Poor | 劣る |
カット、ポリッシュ、シンメトリーの全てでExcellentと評価された場合、「トリプルエクセレント」「3Ex」といった表記をされます。これは、文字通り、Cutの面では最高品質ということです。
なお、カットでExcellentという評価をされるには、ポリッシュとシンメトリーの両方がVery Good以上の評価になる必要があります。
ちなみに、4Cの評価をされるのは、ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドのみですが、もちろん、それ以外のカットを施されたダイヤモンドもあります。
主なカットの種類についてコチラの記事で詳しく説明していますので良かったら参考にしてみて下さいね。
ハートシェイプのダイヤモンドネックレスなどもカワイイですよね。
鑑定書があれば、ダイヤモンドの評価がすぐ分かる
ご紹介した4Cについては、ダイヤモンドの鑑定書に全て記載されます。つまり、鑑定書があって、その見方さえ知っていれば、ダイヤモンドの品質が分かるということ。
ちなみに、宝石には鑑別書と鑑定書の2種類がありますが、鑑別書は宝石の種類や処理などについて書かれるもので、鑑定書はダイヤモンドの評価が書かれるもの。全く別のものとなります。
もし、購入後にダイヤモンドが不要になった場合にも、鑑定書があれば適正価格で手放すことができるので、ダイヤモンドはできるだけ鑑定書付きのものを選びましょう。
鑑定書のないダイヤモンドを売ろうとすると、買い叩かれることが多いようです。1/10以下の評価をされるケースもあるというから驚きです。
その点、鑑定書さえあれば、インターネットですぐに買い取り相場が調べられるので安心ですね。
ダイヤモンドネックレスの中古ってどう?
最近は、フリマアプリの利用者も増えて、中古のジュエリーも数多く流通しています。中には驚くほど安いものもありますが、中古品を買っても大丈夫なのでしょうか。
もちろん、中古は新品よりも価格が安く、掘り出し物がある場合もあります。
しかし、フリマアプリでは顔の見えない商売なのをいいことに、ニセモノを販売しているケースも少なくありません。
ダイヤモンドのニセモノとして売られているものの代表格は「キュービックジルコニア」。人造石です。本物との見分けがつかないほどの品質のキュービックジルコニアが出回っているので、画像だけでは区別が付きません。
あまりにも品質が高くて安いものや、「czダイヤ(キュービックジルコニアの略)」とわざと分かりにくく、小さく書かれているような商品には気をつけましょう。
その上、中には自覚なくニセモノを売っている人もいるので注意が必要です。安いからといって、すぐに飛びつくのではなく、鑑定書や保証書などが付いているかどうかをしっかりと確認しましょう。
ダイヤモンドネックレスをネット通販しても大丈夫?
フリマアプリだけでなく、ネット通販でジュエリーを購入する際にも注意が必要です。
ニセモノを売っているどころか、そもそもお金だけを騙し取られることさえあります。まずは販売店の情報がしっかりと掲載されているかを確認しましょう。
次に大切なのが商品の画像や説明文。1枚しか画像がない場合には、判断がつきにくい場合もありますし、イメージ違いが発生しやすくなります。
説明文についても、わざと分かりにくい書き方をしているケースも多く見られます。例えば、プラチナが10%しか含まれていないpt100という素材を、わざと100%プラチナであると勘違いされるように書くなどといったことです。
小さな文字で補足の説明や注意点などが書かれている場合は特に注意が必要。高品質なのに低価格な場合には疑ってかかった方が無難です。
また、返品や交換に対応しているかというのも大切なポイントになります。送られてきたジュエリーがすぐに壊れたり、そもそも説明と違い過ぎたりした場合に、泣き寝入りするのはイヤですよね。
商品説明を隅から隅までしっかりと見て、購入者の口コミなどの評価をしっかりとチェックして、万全の体制で購入しましょう。
安くダイヤモンドを買う方法ってある?
宝石やジュエリーは購入する場所によって価格が異なります。例えば、百貨店などでは卸業者の5倍以上の価格で販売しているケースも少なくありません。
もちろん、価格分のサービスは充実しているので、ちゃんとしたところで安心して買い物をしたいという人にはそちらをおすすめします。
でも、同じものであれば、より品質の高いものを、より安く買いたいと思うもの。そんなときには、一般人も購入できる卸売業者をあたってみましょう。
最も有名な東京の御徒町を中心に、山梨、大阪、福岡で一般人も入れるお店をまとめました。
加工の相談に乗ってくれるところもあると思いますので、ダイヤモンドから選んで、ネックレスにしてもらっても良いですね。
結局、ダイヤモンドネックレス選びで何を重要視する?
今回は後悔なくダイヤモンドネックレスを購入できるように、おすすめのブランドから、ダイヤモンドの品質の見極め方、購入場所に至るまで詳しくご紹介いたしました。
最後にポイントをまとめます!
どのポイントも、大切なジュエリーを購入するのであれば大切にしたいもの。でも全てのポイントを満たすには無限の予算が必要になってしまいます・・・。
どんなダイヤモンドネックレスがほしいのか、上のポイントを見ながら、自分の希望をもう一度見直してみてもよいかもしれませんね。
カラッツ編集部 監修